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2021年6月の記事一覧
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【劇評231】岡田利規『未練の幽霊と怪物 —「座波」「敦賀」—』は、舞と音と謡がねじれ、からみあう。瓦解する巨人としての日本。十二枚。
「構想」という身体 複雑かつ堅牢であったはずのシステムが、崩壊していく。 岡田利規作・演出、内橋和久音楽監督の『未練の幽霊と怪物 —「座波」「敦賀」—』は、能楽の形式を借りて、死者を呼び出す。ここでは、死者とは必ずしも、人間を意味しない。 『座波』の後シテは、国立競技場の設計者に内定していたザハ・ハディドであるが、『敦賀』では、核燃料サイクル政策の亡霊とされている。岡田の独創は、過去に生きた人物が、怨念を持って舞台上に呼び出されるばかりではない。核燃料サイクル政策のよ
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