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天才と名人 中村勘三郎と坂東三津五郎

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今もあふれる悲しみ。『天才と名人 中村勘三郎と坂東三津五郎』(文春新書)を書くことになったのも、私にとっては宿命だったような気がしています。いつまでも忘れられず、記憶のなかで生き…
ふたりの天才と名人のことが今でも、こころから離れません。『天才と名人 中村勘三郎と坂東三津五郎』(…
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#松本白鸚

【劇評288】彌十郎が、故・勘三郎を彷彿とさせた。『人間万事金世中』。

 強欲な家族に徹している。  新春の歌舞伎座第二部『人間万事金世中』(今井豊茂演出)は、…

長谷部浩
1年前
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【劇評232】歌舞伎座第二部、七月は白鸚の『身替座禅』の内省。菊之助の『鈴ヶ森』の…

一年のうち、もう半分が過ぎたのか。  終息の気配が見えないコロナウィルスの脅威のなか、懸…

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長谷部浩
3年前
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歌舞伎に未来はあるか、断崖にいる私たちについて考えたこと。

 大阪では、医療が緊迫している。東京も明日はどうなるか、わからない。  ロンドンやニュー…

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長谷部浩
3年前
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【劇評203】幸四郎家三代の『車引』に酔い、勘三郎を受け継ぐ『らくだ』に笑う。

 新春の観劇予定を立てたのは、十二月の半ばで、緊急事態宣言が迫っているとは思っていたが、…

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長谷部浩
3年前
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【劇評180】白鸚と勘九郎ががっぷり四ッに組んだ角力場の値打ち。

 松本白鸚と伝承について、短く書くのは難しい。  けれども、こうしたテーマですぐに思い出…

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長谷部浩
4年前
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勘九郎と七之助は、大きな壁をよく意識していた。☆☆★★★

 新春大歌舞伎夜の部、ここでも白鸚がすばらしい芝居を見せています。 『義経腰越状 五斗三…

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長谷部浩
5年前
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