営業を再開する店舗に、Googleマイビジネスを絶対に取り組んでほしい理由と活用法[3/20更新]
緊急事態宣言の解除を受け、これから営業再開する店舗の方向けの内容です。
再開の直前・直後に、Googleマイビジネス(Googleマップなどの施設情報)に取り組むことで「不安を解消し、機会損失を減らせる」「刹那の応援パワーを、持続する集客力(口コミ)に変える」ことが期待できそうです。
なぜ取り組んでみてほしいのか、どうすれば活用できるのか、具体的な手順とともにまとめてみました。
こちらのnoteを、SNSや店舗をやられているご友人・お知り合いの方などにもシェアいただけると嬉しいです。
■Googleマイビジネスとは
Googleマイビジネスは、主にお店の方が使うための「Google検索やマップで出てくる施設情報を管理するための無料サービス」です。
お店を探すような「ローカル検索(地域や位置情報が影響する検索行動)」で表示される情報は「オーナー・ユーザー・Googleの三者間」で作り上げられています。
Googleマイビジネスは、このうちのオーナー情報を優先的に管理でき、営業情報・写真・投稿・口コミ返信などを登録する機能があります。
マップユーザーが増え、お店を探すような検索ワードだと通常の検索結果より上に表示され、新しい集客方法として注目されています。
■営業再開の直前・直後にGoogleマイビジネスに取り組むことの効果
1:不安を解消し、機会損失を減らせる
Googleマイビジネスを使い、マップなどに表示される営業情報を修正したり、投稿機能を再開を告知したりして、不安を解消し、来店につなげることができます。
「店は開いているだろうか?」「対策はやっているだろうか?」「好きだったあの商品は残っているだろうか?」
いま、こんな不安を感じているお客さんが多いと思われます。
多くのお店がイレギュラーの営業をしています。外出する人にとって「お店が開いている確実性」は、来店する上で重要なポイントです。
私の管理していたアカウントでも「ちゃんとお店を開けている・期待している商品がある」ことを保証することが、来店意欲につながっているようでした。
2:刹那の応援パワーを、持続する集客力(口コミ)に変えられる
応援してくれる人の口コミ投稿が増えると「ポジティブな口コミを見て、お店にいきたくなる」「検索結果の表示順が改善される」こんな効果が期待できます。
Googleマイビジネスの管理画面から、口コミ投稿用の短縮URLを発行し、QRコードをPOP・チラシに載せ、口コミの投稿を依頼しましょう。
応援の気持ち、ポジティブな気持ちで、来店される方が多いと思います。消費するだけでなく、なにかプラスになることをしたいという方も。
その特需の来店を短い期間で「刹那的に消費」するだけでなく、その好意を「持続する集客力(口コミ)」に変えてもらい、持続する力に変えましょう。
ローカル検索(ローカルSEO)の世界で「口コミの量と質」は、重要視されています。
こうした施策は、もともとファンが多いお店や老舗やファンが多い店ほど有効です。来店数が6倍になった店舗もあるそうです。
■なぜ真っ先に取り組むべきなのか?Googleマップ・マイビジネスの特性とは?
その特性上、オーナーが設定しなくても、Google マップなどに営業情報や口コミが勝手に掲載されていることがあるからです。
Googleに掲載される施設情報は「Google・ユーザー・オーナー」の3者間で作られます。
Googleマイビジネスは、その施設情報に対して「オーナーが、ローカル検索で表示される施設・店舗情報を優先的に加筆編集でき、利用者にアピールできる無料サービス」です。
そのため、オーナーが登録していない店舗でもマップ上に掲載されていることがあります。
また「開いているはずが臨時休業になっていた」ことがあります(逆も多い)。それが、まっさきにGoogleマイビジネスに取り組むことをおすすめしている理由です。
■再開後、Googleマイビジネスでやるべき5つのことをまとめてみました
「不安を解消し、機会損失を減らせる」
「応援パワーを、持続集客力(口コミ)に変える」
この2つを実現するには、なにをしたらいいのか?それを5つにまとめたのが、こちらです。
1:オーナー登録の確認
2:再開後の営業情報のチェックと修正
3:不安を解消する投稿
4:口コミ投稿の施策(短縮URL・POP・声がけ)
5:口コミが来ていないか確認
すべきこと1:オーナー登録の確認
基本的にGoogleマイビジネスの管理には、Googleアカウントによるオーナー登録が必要です。
自分が管理アカウントを持っているか、確認してください。
無い場合は、申請と承認がで2週間以上かかることもあります。
意外と多いのは「店舗は登録されているが、オーナー未登録」「連携しているポータルサイトが権限を持っているが、お店側では管理権限を持っていない」ケースです。
オーナー登録の状態を確認する代表的な方法
A:表示されている店舗情報に「オーナーですか?」などの確認するメッセージが出ている(ただし、登録されていても表示されるバグも結構ある)
B:心当たりのあるGoogleアカウントにログインした状態で、Googleマイビジネスの管理画面に入ってみる
オーナー登録を申請する手順はこちらです。
すべきこと2:再開後の営業情報のチェックと修正
「店を確実に開いているよ!」ということのアピールは重要です。
「再開後の営業時間や曜日が正しく表示されているか」
当たり前に思えるかもしれませんが「Google・ユーザー・オーナー」の3者間で作り上げていくシステムの関係上、異なる営業情報が掲載されることはかなりあるようです。
・開いているのに、休業していることになっている
・休業しているのに、開いていることになっている
これは機会損失だけでなく、信用損失にもつながります。念のため、最初に、確認してください。
また、オーナー登録が間に合わなかった場合、ユーザーによる修正提案で営業日・時間を変えることもできます(却下されたり、遅かったりすることもあります)。
すべきこと3:不安を解消する投稿
変わらなくても「変わってません」と、念を押す位、告知が必要です。投稿機能で、営業時間や土日の営業も、改めて告知することをお勧めします。
そして、まだ不安がなくなったわけではありません。対策は再来店につながりますし、安心して来店するきっかけにもなります。
例:「大変お待たせいたしました。3月22日(月)より営業再開します!営業時間は、通常と同じ11:00〜22:00となっております。当面は、消毒・清掃の徹底、スタッフのアルコール消毒、手洗いの徹底、入り口での手指消毒薬での消毒などの対策を心がけた上での営業となります。みなさんのご来店お待ちしております」
すべきこと4:口コミ投稿の施策(短縮URL・POP・声がけ)
ワンクリックで投稿ページにいけるURLをQRコードにして、POPやメニューに載せましょう。スタッフさんによる直接の声掛けも有効です。
せっかく、同情や応援する気持ちを持ったお客さんが来店されるタイミング。ぜひ口コミの投稿を、率直にお願いしてみることをおすすめします!
■口コミ投稿画面の短縮URL発行手順
1:Googleマイビジネスにログイン
2:左サイドメニューの「情報」
3:中段の「略称を追加」
4:全角 16(半角 32)文字で、好きな略称を設定
5:ホーム中段の「クチコミを増やす」の「プロフィールを共有」
6:レビュー投稿ページの直接リンクURLが表示
すべきこと5:クチコミの確認
休業中に「営業中と書いてあったのに、店が閉まっていた」「外出自粛でも店をやっていた」などのネガティブな投稿がされている可能性もあります。
そして、そんなネガティブな口コミを放置するリスクは「それが事実だと受け止められてしまうこと」です。その口コミ及び口コミの返信は「お店を選ぶ人」の多くの目に触れることになります。
ネガティヴな口コミの内容が「事実でない」や「対策」を設けていたなら、そのことを返信で明記しておくことは、調べているひとに有効なPRにつながります。
▼ネガティブな口コミへの返信ガイドライン
実施可能であれば、導入を検討してみて欲しいサービス
もし実施可能であれば、他のSNSやECサービスも、この機会に検討してみてはどうでしょうか?
なぜなら、再開メッセージやお客様からの応援メッセージは「賛同」そして「拡散」されやすいからです。応援のメッセージを見た方が「外出するきっかけ」になります。
▼店舗ビジネスで注目しているアカウント
note
EC(BASE)
まとめ
■営業再開の直前・直後は、最初にGoogleマイビジネスに取り組むべき
■Googleマイビジネスに取り組むことの集客効果は「不安を解消し、機会損失を減らせる」「刹那の応援パワーを、持続する集客力(口コミ)に変えられる」の2つ
■Googleマイビジネスですべきこと
1: オーナー登録の確認
2:基本情報をチェック。再開の営業情報の明記
3:不安を解消する投稿
4:口コミ投稿の施策(短縮URL・POP・声がけ)
5:口コミが来ていないか確認
あとがき
今回紹介した施策は、今日から簡単に無料で行うことができます。
こちらのnoteをSNS上や、店舗をやられているご友人・お知り合いの方などにシェアいただけると嬉しいです。
もしわからないことや相談があれば、こちらをおすすめします。
↓Google マイビジネス のヘルプコミュニティ
↓これまでGoogleマイビジネスの活用を取り上げてきたマガジン
いつもサポートありがとうございます!サウナの後のフルーツ牛乳代か、プロテイン代にします。「まあ頑張れよ」という気持ちで奢ってもらえたら嬉しいです。感謝。