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カウンセリング後期の問題 〜クライエントとカウンセラーの依存〜


メンタル心理カウンセラーのアウトプットです。

カウンセリングが終結に向かう段階は、クライエントとカウンセラーの両者にとって不安や寂しさを抱きやすい時期です。

終結はクライエントとカウンセラーの別れでもあります。

カウンセリングでは最後まで心の問題を取り扱うため、別れに向けた心の準備も必要になります。

今回は、終結に向けたカウンセリング後期について紹介いたします。


カウンセリングの終結を間近に控えた後期では、クライエントとカウンセラーの両者の依存が大きな問題となります。それぞれの問題の意味を理解しましょう。

カウンセリング後期

カウンセリング後期は、終結に向けた時期に辺ります。クライエントとカウンセラーの別れに向けての気持ちの問題を丁寧に取り扱うことが、円満な終結のカギになります。

カウンセリングを始めるのも終えるのもクライエントの自由ですが、クライエントが一人でもやっていけるようになれば、終結に向けての話し合いが必要になります。

クライエントの気持ち

クライエントはカウンセラーから離れることの寂しいや不安などから依存を生じます。

カウンセラーとさまざまな気持ちの問題を共有してきたクライエントは、カウンセラーと離れることに寂しさを感じます。

また、これまではカウンセリングを通じて問題を共同作業で解決してきましたが、カウンセラーと離れて一人でやっていけるかどうか不安になります。

カウンセラーの気持ち

カウンセラーも同じように、クライエントと離れる寂しさやクライエントの巣立ちへの不安を抱えます。

さらに、カウンセラーの場合はクライエントが離れることで経済的基盤が揺らぐことなどから生じる依存があります。

終結に向けた対応

クライエントが終結の際に感じる寂しさや不安な思いを率直にカウンセラーに話せる場合は良いのですが、この思いを自覚していない、なんとなく言い辛くて言えないことがあります。

素直に心情を語れない状況だと、言えない思いは、症状の再発、遅刻やキャンセルという形で表れることがあります。

終結を先延ばしにするメリットがあり、クライエントの依存を助長させる要因にもなります。

依存したい気持ちを話し合い、整理していくことは、終結の準備をするのに非常に重要です。

クライエントの依存を扱う

寂しさや不安など、終結に関する様々な気持ちをクライエントが話せるように促し、その気持ちを話し合っていきます。

カウンセラーの依存と向き合う

カウンセラー自身が自分の気持ちに気づきます。

クライエントを引き止めたくなる気持ちが生じた時、なぜそう思うのかを振り返り、引き止めることが本当にクライエントのためになるか考えましょう。

これらの気持ちに気づいたら、クライエントの力を信じたら、他の方法で収入を安定させたりするなどの方法を考え、無駄に引き止めることのないように気をつけましょう。

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今回の記事は以上になります。

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