これ以上自滅したくないのでタロットを習い始めた話
今年やってよかったこと Advent Calendar 2019 8日目
タロットを習い始めました。楽しいです。
思いのほか長くなりましたのでご注意ください。タロットの話だけでいいわ、という方は記事の後半からお読みください。
自滅パターン
自分は幼少期から、原因不明のモヤモヤを抱えることが多く、そのせいで大なり小なり各方面の活動ができなくなる(生活や学業、仕事が滞る)無気力状態に陥ることがありました。「なんもやる気しねえ」状態です。無気力状態になると、あらゆることがやりたくなくなり、そんな自分自身を嫌いになります。
偶然にも今年は「ひとりで考える時間」が膨大にありました。過去の自分の様子を振り返るに、あるパターンを繰り返していることが分かってきました。簡単に書くと次のようになります。
①興味がある or 仕事や将来の自分に役に立ちそうなもの(主に書籍)を収集
例)英語、数学、IT技術、資格 などに関するもの
②実際にはほぼ活用できない
③定期的に、「自分は何もできていない」と思いはじめる
④現実逃避のためにソシャゲ等にハマって時間を溶かす
⑤体調悪化、落ち込み
このパターンは、まあまあしんどい問題を抱えています。
第一に、ものが増える。第二に、①、④でけっこうな金額を使う(貯金できない)。
②の時点でなんでやらねえの、という指摘があると思います。自分でも、なぜやれないのかが全く分かっていませんでした。全く分からなかったので、ひとまず、「ものが増える」「金を使いすぎる(=貯金もできない)」問題をそれぞれ解決することにしました。
徐々にわかってきたこと
自分は、何かをはじめる時には数冊の書籍を参考にします。ここで、「貯金」「断捨離」に関する本を、それぞれ10冊程度読みました。読みながら、本に書かれていることをいくつか素直に試していくようにしました。(これ以上、考えなしに本を増やすのはマズイという思いはあったため、できる限りKindle版で購入)
やってみないと現実に何も変化が現れずどうしようもないので、やらない理由を探しがちな自分の考えをなるべく捨てて、ただただ本に書かれている通りに実行していきました。
徐々に分かってきたのは、どうやら自分は、「購入したものを使いこなしている未来の自分像」を求めて、ものを買っているらしいということです。英語やら数学やら、今の自分に不足している(と思われる)ことへの憧れです。ものを買った時点では、とても満足しています。しかし、買ったものをそのまま放置するので、それらが視界に入り続けることで、後から自分を追い詰めてしまいます。
こういった状態というのは世の中には事例が溢れているようで、貯金本にも、断捨離本にも、共通する内容が散見されました。
大きく影響を受けたのは「わたなべ ぽん」さん、「こんまり」さん、「森 秋子」さん、「なぎまゆ」さん、「横山光昭」さんです。
できたこと
それぞれ結果が出るまで失敗や検討を繰り返していますが、超長くなりそうなのでやめておきます。
断捨離
<衣類>
服の総量が把握できない。着ていない服を持っている。いろんな部屋に置いてある
↓
クローゼット1つに服が収まるようになった
<書籍>
本棚に入りきっていない。2列分ぎっちり(後列の本が見えない)
↓
1列だけになり、若干の隙間を確保
貯金
やろうとしてできない の繰り返し
↓
月●万円の定額貯金
本当に好きなこと、やってみたいことは何か
断捨離を決行していると、「自分が過去、何に憧れていたか」が分かってきます。そして、意外と憧れは、「仕事に役立ちそうか」とか、「人に良く見られそうか」とか、自分がそれを好きかどうかを置き去りにしたまま発揮されていたようでした。
タロットを始める
断捨離をきっかけに、「自分がただただ興味があって好きなことをやろう」と思い立ちました。子供の頃から妖怪やオカルト系が好きなこともあり、漫画の付録で、Dr.リンにきいてみて!のタロットが付いてきたときに、ものすごく気に入って遊んでいたことを思い出しました。
何をやりたいか決まると、そのあとはすんなり具体的にやりたいことが決まりました。まずは情報収集です。
主にこちらのサイトを参考にして、タロットの入門書を購入しました。
大久保占い研究室
詳しくは上記のサイトに掲載されているため、興味があるかたはそちらをご覧ください。
<主に読んだ書籍>
・タロット教科書 (第1巻、第2巻) (魔女の家books)
・タロット解釈実践事典―大宇宙(マクロコスモス)の神秘と小宇宙(ミクロコスモス)の密儀
入門書を読んでみて、「これ、自分が頑張って覚えるよりカードの意味をデータベースとかに保存して検索できるようにしたほうが早いのでは?」と感じました。(たいてい、タロットカード1枚ごとに、カードの意味とキーワードが記載されている)
はじめこそ、「本があるなら覚えれば自分でもできるかも」というポジティブなイメージを持っていたのですが…。タロットカード一枚一枚のキーワードをきっちり覚えればなんとかなりそうではありますが、そのキーワードにそぐわない内容を占おうとしたときに、結果の読み解きがやりにくすぎるのです。(仕事のことを占おうとして、恋愛っぽいキーワードのカードばかり引いてしまった時など)
せっかくはじめたので簡単に諦めるのも癪です。調べてみると、どうやらマンツーマンでタロットを教えている占い師のかたがいるようでした。何人かの占い師のかたのブログ読みまくり、もっとも考え方に賛同できそうなかたを探しました。
今回幸運だったのは、「カードの意味を一生懸命覚えたところで、いざ占おうとすると結果の解釈がうまくできない」という、自分が困っていたところにドンピシャの考えをもつ先生を見つけることができたことです。
現在
月1回、マンツーマンでタロットの講義を受けています。分からないことを質問しても丁寧に答えていただき、ありがたい限りです。
習いはじめて分かったのは、(これはもともと自分も半信半疑だったところですが)ことタロットに関しては、吉凶判断に使おうとするとイマイチなんだなということです。タロットカード自体に「良い悪い」があるわけではないというのが、先生の考えであり、自分も共鳴するところです。
また、思いがけずよかったのは、腹が立った時などに自分でタロットカードを1枚引いてみると、気持ちがカードのほうに向いてけっこう冷静になれることです。(たぶん)アンガーマネジメント的な効果がありました。
最後に
自分は、ちゃんと自分が好きなことをやっていると精神が安定することがわかりました。