「本当の空」
十二月、初めてのリアル句会出席からほぼ一年になります。知らないというのは怖い、向こう見ずにもその初めて出かけたのが、昨年の結社麒麟の十二月東京句会。
ここ、今でもホントはずっと思ってる、隅っこでもいちゃいけない気が、レベルがチガウ気がする・・・。
でも、その初めてのとき、麒麟先生はとても優しいので互選で唯一開いた句を、特選に選んでとても素敵な句評をしてくださいました。
「ほんたうの空ゆくシロナガスクジラ」
haruwo
『本当の空』は、シロナガスクジラがゆく海に映る空で、その中を鯨が悠々と泳いで行く、シロナガスクジラ、と長くしたところもその長さが見えて良いと。
なんて素敵な景!
とてもとても、うれしかったです。
そう、でも実はこれは先生のいう「ラッキー」でした。
実はこの『本当の空』は、高村光太郎の「智恵子抄」に出てくる智恵子の空のことだったの。
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小学生の時、学校の授業で読みました。
それからその空が、ずっと何処かにひろがっていて、忘れられない。
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一年して、自分の俳句はちっとも上手くならないけど、味噌っかすだけど、句会は楽しいです。この味噌っかすをあたたかく迎え入れてくださる先輩がた、参加の方々、スタッフの方々、そして何より先生へ、たくさんの感謝!