死にたい人に「死なないで」と言えないのは、僕もそうだったから。
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
晴です。
今の空は月も星もなく
雲に覆われた灰色の夜空です。
今回は僕が
死にたいと思う人に「死なないで」と言えなくなった
過去の僕の経験を書こうと思います。
精神が壊れはじめた頃はとても単純で
自分が嫌いで、居場所がないと感じて、
辛いとか死にたいとか消えたいとか
そう考えられていたんです。
でもいつか自分が知らないうちに限界が来てしまいました。
中学三年生の時、ちょうど寒くなってマフラーを出し始めた頃でした。
その頃の僕はもう辛いを通り越して、
何も感じなくなっていて、
視界が涙で滲むようなことはありませんでした。
いつも通り2時間だけ学校に登校して、何の授業も出席せずに下校している時です。
バスに乗って、電車に乗って、歩道橋を歩いている時にふと
「ここから飛び降りれば死ねる」「楽になれる」
そう思ったんです。
そこからは特に何も考えず、何かに導かれているような、
やられたことはないけれど洗脳されているような感覚でした。
歩道橋の柵に手を掛け、身を乗り出し
体はもう、下の道路に落ちる寸前までいっていたと思います。
その時、下校途中の大声で話している小学生たちがやってきて
洗脳されていた脳が一気に解けたような
そんな感覚で我に帰りました。
そこからは
死ぬ寸前までいったことによる自分の行動力に対する驚きと
死ねなかったことに対する後悔で、
頭の中が混乱しすぎた後無気力になり
いつもだったら10分で歩ける道のりを
40分かけて歩いたことを覚えています。
僕が自殺したい人に「死なないで」と言えなくなったのは
自分が過去に辛い思いをして自殺未遂をしたから。
今の自分が過去の自分に「死なないで」と言えないから。
過去を思い出してとても辛いから。
だってさ、自殺することって
現実の世界から抜け出したいって思うくらい
辛い経験をしたからだと思うんだよね。
「死にたい」って思う人に「死なないで」と言うことは
その人を余計に傷付ける言葉だと思ってしまう。
(自殺を失敗してその後、とある人が支えてくれて
一時期は「死にたくないかも」って思えた時があります。
その話はまた今度)
僕は死ねなくて今も生きているけど
正直、未来が怖くて
将来が怖くて
明日が来るのが怖くて
一度は死にたくないかもって思ったのに、
今は死にたいと思う日を過ごしています。
いつかは笑顔になりたい。
明日に怯えることなく眠りにつきたい。
今日もどうすればいいのかわからない恐怖に怯えながら
眠りにつこうと思います。
おやすみなさい。
#2
追記:人によって対応は違いますが、もし周りに死にたいと悩む人がいるならば、
可能ならばその人のことを抱きしめたり(これは僕がしてもらって安心できたこと)
その人とのことを守ってあげる言葉をかけることが良いと思います。
そうすることが死にたいと思う人にとって、一番安心できることだと思います。