
「様子を見ましょう」に悩んだ私が見つけた、食事で変わる親子の未来
息子が不登校の時、相談すると必ず言われた言葉がある。
『様子を見ましょう』
当時の私にとって1番辛かった言葉。
様子はとっくに見ている。
見てても変化がないから相談に来ているのに。
いつまで見ていればいいの?
親が出来ることは何もないんだなと無力感でいっぱいに。
もちろん、相手もこちらの思いを汲んでくれているということはわかる。
だけど、だけどねとモヤモヤ…
当時私が欲しかったものは共感や励ましの言葉ではなく、
『具体的な方法』
私が出来ることはないかと自分なりに本を読んで調べたり、人から聞いてみていいなと思うものは試してみたけど、息子に変化が表れない。
その理由が今ならわかる。
焦っていたのは私自身。
このまま学校に行かなくなってしまうのではないか、元気にならないのではないかと不安や焦りから、よかれと思って息子に色々とやってしまっていた。
そんな時出会ったのが『こども薬膳』
薬膳とはその人の体質や体調に合わせたオーダーメイドの食事のこと。
毎日の食事で出来て難しい料理を作る必要もない。
仕事をしている私にとって受診のように自分の休みを削らなくていい。
息子の様子を見ながらそれに合わせた食材を使うだけ。
もちろん、他の家族が食べても問題なし。むしろ、元気になれる!?
息子の体質や体調を知った上で、毎日の様子を観察し、いざ実践!
朝からイライラしているなと思えばジャスミンティーにしてみたり、
前の日お菓子やジャンキーな物を食べすぎていたら翌朝は大根のお味噌汁に、体質的に胃に熱がこもりやすく胃腸も弱いので白米にハトムギを混ぜてみたり。
様子を見ながら分析して実践していく。
実験さながらのこの作業がものすごく私にとって楽しい時間だった。
あーこれはあまり好きじゃないんだなとか普段嫌いなのに体が必要としている時は食べるんだなとか。
そして少しずつ息子の体調にも変化が見えてきて…
息子が元気になったことはもちろん嬉しかったけど、何より私自身の気持ちが楽に。息子自身に努力してもらう必要はない。ただ、毎日のご飯を食べてもらえればそれでいい。だけど、私はこっそり体調をみながら食材を使っている。
その感じが自己満足ではあるが、子どものためにやってあげられることがあったのだと思えた。あの時ただ様子を見続けていなくて良かったと。
様子を見続けていたら私は段々息子に腹を立てていたでしょう。
いつまでこの状態を続けているのだと。
何かしてあげたいけど具体的な方法が分からないと悩んでいるお母さんも多いのではないでしょうか。
そんな時オススメなのが薬膳。
難しい食材を使う必要がありません。必ずしも手作りである必要もありません。大切なのはその子に合わせた・必要な食材を使うこと。お子さんはそれを食べてくれればOK!そうすると体が元気になり、心も元気になっていくかもしれません。
薬膳を実践してお子さんの心と体を整えてみませんか。