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1人でも味方がいるだけで頑張れる
前回の投稿で秋に不登校が増える理由を紹介しました。
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子供だけでなくもちろん大人も受けている秋の影響。
もれなく私もその1人。そこに仕事のストレスが加わり、最近本当にしんどいなぁと思うこともしばしば。仕事に行こうとすると胸や背中が苦しくなり息がしにくくなったり、帰ってくるとぐったりして何もやる気が起きない、はたまたイライラしていると食欲が止まらない…薬膳でいう『気滞』の症状のオンパレード。
自分だけでは解決できないことが多いゆえ、モヤモヤが募っていくばかり。それでも、仕事の時はそんな思いを心の中にしまい込んで働いている…
つもりだった。
先日、以前まで一緒に働いていた上司(Aさん)にすれ違いざまに声をかけられた。
「最近どうしてる?元気してる?」と。
「しんどいこともめちゃくちゃ増えたけど、何とか頑張ってますよ」
と答えた私。
だけど答えを聞くなり、Aさんは
「本当に元気?本当は無理してるでしょう?みんなはわからないかもしれないけど、私にはわかるよ」と。
この占い師のようなAさん(笑)私にとってはお母さん的な存在。
仕事で頼りになるのはもちろん、息子の不登校の事などプライベートな相談までとにかく何でも話を聞いてもらっていた。
時には厳しいけれど愛情に溢れている。何よりもこちらの思いを必ず受け止めてくれる人で常に両手を開いて待っててくれているイメージ。自分ではどうしようもないことが起こる度にその胸に飛び込んでは私自身の気持ちを整理してもらってきた。
Aさんとは異動後も会えば話をしていたけれど、最近は特に私の様子が変だと感じていたらしい。
「うー泣いてしまいそう」と思いつつ、今思っていることやしんどいことを伝えてみた。
それを聞くなり、Aさんは「思っていることを溜めちゃいけないよ。爆発した時ほど人って何をしでかすかわからないものだから。前みたいにそばで話を聞くことは頻繁にできないけどいつでも話を聞くからね。絶対に溜めちゃいけないよ」と言ってくれた。
その言葉を聞いて、私は自分自身の気持ちを受け入れてもらえてありがたいなと感じた。それと同時に自分自身の今のモヤモヤの原因はそこにあるのだとも思った。
『思いを分かってほしい』
今の上司はわかってくれないかもしれない。でもAさんが味方でいてくれる。それだけで頑張ろうと思える自分がいた。
そういえば不登校の頃、息子も同じことを言っていた。
「教室には行きたくないけど、保健室なら行けそう。だって、保健室の先生は僕の話をしっかり聞いてくれるし、どんなことでも否定されることはないから」
私たちが感じたように、たった1人でも自分の気持ちを分かってくれる味方がいると思うだけで、少し頑張ってみようかなと前向きになれることもある。
色々な感情に振り回されてしまいがちだけど、そんなこともAさんと話すときのネタになるなと考えれば、「よしとりあえず仕事行くか」と出勤するための原動力となっている。