2024年ジャンプ15号感想(読切『空への標』掲載号) #WJ15
最近よく見ている動画。
『鈴木爆発』はタイトルは知っていたんですが、ゲーム内容が予想していたものとは全然違っていました。鈴木姓のハゲのおっさんが主人公で何かを爆発させるゲームで、ジャケットの女性は無関係かなと思っていました。本当に爆弾処理のゲームなんですねえ。
鵺の陰陽師
今週クッソぶ熱いじゃねえか!!!!先輩の不意打ち!学郎くんの怒り!そして鵺さん参戦!ここ数週はヒキがとても良いですが、今週は数段重ねでとことんサプライズをぶちかます熱量に大変興奮させられました。リアルタイムで本誌で読むべき漫画なのは間違いありません。
やー様にゼノブレ不発は計画通りだとして、やー様は仲間想いどころか20年以上の家族想いじゃねえか。やー様の涙目が不気味なのも相まって「知るかタコ!」としか思えないですが、逆に言えばつっちーが夜島兄妹の仇なのもそう言えるでしょうね。幻妖は分かり合えない奴なのか。
つっちーが20年以上生きてたのは意外。それだけの歳月をかけてレベル4になりたくてもなれないレベル3のままなのは残酷だな…無駄にバカデカくなったのも察しちゃう。本当にやー様に愛されたのかな?生まれたてのレベル4のメスガキ三銃士と比較すると人生の悲哀を感じますね。
レベル4は成人男性ほど成熟したのが稀な様子。やー様も20年以上生きてるの確定だからそらそうやろ。と言いつつも、キャシーちゃんは合法ロリっぽいしなあ。合法ロリだらけだと思うとエッチすぎんだろ案件ですね。こういう変なところでメスガキ三銃士の必然性出してきてんな…!
やー様は幻妖洗脳スキル持ちとか薄い本ネタ投下しやがって!催眠アプリじゃん!スケベなオス幻妖のカラスくんが洗脳対象だけど!やー様はあいにく人間嫌いのようなので凌辱は解釈違いでしょうね。嫌悪相手とはいえ、その気になれば狂骨さんも洗脳できそう。やー様攻、狂骨受か…
学郎くんが動けないまま、やー様のお前の仲間を一人ずつ殺す宣言はマジにそうなりそうでこわい。一番頼れる代葉ちゃんですら強気な表情を向けつつも足が震えているのが分かり易いバロメーターですね。狂骨さん退場も含めて歴戦の一旗であるこの子ですらこうなってもいいよねと。
動き縛られた学郎くんにそれを解除させる細工しかけたとか狂骨さんってばほんとジェバンニみたいやなあ!今回の細工は具体的に何やったんだよと疑問なので若干ご都合主義に見えなくはないですが、あの人ならそこまで入念に置土産遺していいよなと無理なく納得できる感じです。
やー様のメラゾーマを打ち払って自分たちを守ってくれた学郎くんに表情から驚愕を隠し切れないのは必然ながらも、代葉ちゃんが冷や汗かいてたのがすごぶる印象的でした。鬼かわ照れ隠し回でも見られたけど、今回相当ですよ。毎度学郎くんに脳を焼かれていますよねこの子。
学郎くんは今週もカッコイイな。顔に影が落ちるのはこの漫画でよくある描写ですが、おぞまし狂気が見られたやー様とは見事に対照的ですね。まあこんな状態でもまだ動いて守る気な学郎くんも狂気はなくはないけど、なんかこう、自ら犠牲になる覚悟にマジ感あってすごくいい。
先輩鬼かっけええええ!!まさかの背後からの奇襲というナイスアシスト!これは可愛いだけじゃない七咲先輩!先輩はヤムチャ化しそうな不安がありましたが、決闘回での告白がちゃんと布石になってのこれはぶ熱いじゃねえか!意外な展開に今週ここからハイテンション余裕!
先輩の脇腹が抉られたのはそこまで重傷じゃなさそうだけど、もうここでやー様のヘイトが各段に増しましたね…!イケメンとはいえ、女の子が傷つくとナチュラルに生理的嫌悪感を煽られるのだなあ。人間としてはアタリマエの本能ですけど、これはぼくも余裕でキレますよ。
学郎くんブチギレは読者の一体感が凄まじく、涙腺緩んだまでもあるほどのゲキアツ展開!ここで怒りを露わにして嬉しい…!学郎くんならこうなってくれるよなって信頼に応えますよねえと!あと前髪がサイヤ人よろしくぶわっと書き上がると主人公らしさとかっこよさ増しますね。
やー様ヘイトタンクなのに「面白い!力を見せてみろ!」と好戦的になっているとやっぱり嫌いになれないです。ボスキャラの格が下がらないし、この人なら学郎くんとは対照的に面白がる愉悦精神でしょうね。だが直接攻撃ではなくカラスくん奪取なのがやー様に良い気味…!
怒りパワーは基本的にゲキアツ展開ですが、敵の掌で踊らされる諸刃の剣でもあるんですよね。我を忘れるような暴走ではなく、先輩が作ってくれた好機を活かして一転攻勢の布石の為にカラスくん奪取、結界解除は非常にクレバーな対応でした。これは間違いなく隊長の風格です。
いよいよ兵一さんくるぞくるぞとテンションしていたら鵺さんでしたソッチィ!?兵一さんはいずこ!?!?つーか旧校舎外に出られないハズでは!?と聊か疑問は残るものの、これは完全に予想外な展開でぶ熱いじゃねえか!サイタマ先生が登場したような絶対的安心感すげえすごい!
鵺さんが何故ここにやってこれたのかは学郎くんパワーアップと起因なのか。そもそも鵺さん本人なのか。幻影の類だったりしないのか。まあ色々考えられますが、鵺さんは今回の遠征に相当心配していましたからね。だったらもう自分が乗り込もうと有言実行の化身なんでしょう。
鵺さんVSやー様はどう見ても鵺さん鬼つええだろうし、双斧さんとのバトルみたいに不利になるのは望んでいない。というかやー様退避&彼が復活させる鏖についての情報提示でしょうか。しかし兵一さんの見せ場はまだ引っ張るのか~…と思わせて次回登場あるか…?
呪術廻戦
もう、なあ…「予想は裏切らず、期待は裏切る」という捻りの無い展開をマジでやられるとガン萎えさせられますね。「うんまあ知ってた」よりも「今週これ見せられてどないせっちゅーねん」という本音でいっぱいいっぱいです。連載6周年という節目でやる回なんですかね。
真希さん敗北は結果的に何を残したんだろ…宿儺さんが呪力ゼロの人間にブチギレ饒舌化されてもなあ。小物臭さが増しただけでネタにし辛いです。せめて置土産を残して今までの戦いは無駄じゃなかった的なシチュを目指してほしかったです。今週は話の停滞感がすごい。
日下部さんってたぶん強いのでしょうが、そんなに戦績残していないし、やる気のないダウナーな言動も含めて「こいつならやってくれる!」的な期待値は正直高くないです。計画通り真希さん負けた!次はこの人だ!なヒキは微塵にも興味が持てなかったです。
うわーやりたくねーな態度の日下部さんが「実は俺、最強でした?」な結果を残されても嬉しくないんですよね。寧ろイラっとくるし、これまでの敗北者が踏み台に成りかねない。まあ日下部さんも負けるでしょうし、死の間際の葛藤(生々しそう)は見たくはあります。
冒頭の「最強の一級術師は誰?」で日下部さんが自他共に推されたのもコメントし辛い。「その通りでしたアアア!!」とテンションできてるのも想像できない。髙羽さんのようなダークホース枠でも全然良いんですが、あの人はメタ系ギャグ枠だから別ベクトルだしなあ。
アオのハコ
後輩の成長に嬉しがり喜ぶも自身のIHがかかっているジレンマどうすんだろねと気になってたら、針生先輩の「その嬉しさも打ち消すくらい俺が勝つ」の精神はスッキリしてて良かったです。単純解決とはいえ、「嬉しさを打ち消すくらい」はなかなか決心できることじゃないですよ。
好敵手(ライバル)じゃなくて「試合の場では敵だ」と敵判定したのも地味に良かったです。中途半端でも生温くもない。別にライバルであってもいいんですけどね、つーかぼくはそう見てるし。だけど後輩を敵視ってのもなかなかできることじゃない。それほど見てくれてて良い。
SAKAMOTO DAYS
ううむ、ガチの相撲展開を繰り広げると思ったら大間違いだぜ、これは騙し合いだとわからせられたとも言うべきか。いちおう土俵の外は死とか猫騙しといった相撲要素はあるんですけどね、ぼくは真摯に相撲やってるトコが見たかった本音がどうしてもありまくりですね…!
今週はハルマさんの鼓膜を破ったところがピークでした。こういう魔法じゃない限り元に戻せない分かり易い五感破壊は正しく殺し合いやってますね。このシリーズで死亡でしょうが、万一生存なら今後どうやって仲間と対話するんだろう。ふつうにLINEやるしかないのか?
夜桜さんちの大作戦
太陽くんは息子の風邪に凶一郎兄さんと一緒にギャン泣きして歴史的和解(?)&共同戦線(?)を見たくありますね…!「こんな運命は認めたくはないが…お互い愛する子を救おう」的なやつ。それはそれであるふぁくんは過保護っぷりに嫌になりそうなジレンマ。
ウィッチウォッチ
今週のテーマは刺さりますね。「日常に使える魔法」「クソ程使えねー魔法」は能力漫画で結構考えがちであるあるなやつ。冒頭の水魔法の黒魔女の人は「そうやっそれでええんやっ」と微笑ましくなれる光堕ちで、付与の魔女の死は今になって更に後悔してしまいますね…
ラブカちゃんの抜刀はこんなん呪いやろとしか思えなかったのに、車からの脱出に活かすのは有用性の誕生とラブカちゃん救済ですごぶる清涼感ありました。予想通りではなく期待通りだから読んでて気持ち良かったのかな。ちょっとした出来事ながらも没入感もあった。
真面目にラブカちゃんの抜刀の有用性を挙げると、伐木のアルバイト、警備員(侵入者への脅し)くらいかなあ。まず危険性を考慮して不採用確定でしょうけど!魔法の概念って最終回に至るまでどこまで認知されるかだなあ。これも多様性とかいうやつなんでしょうか。
僕のヒーローアカデミア
心配=信用していない。この上鳴くんの意見はすごいしっくりくる、まちがっていないですね。デクくんは五体満足で笑顔で帰ってこられるのか、勿論そう願いたいんですけどすぐにパッとそんなヴィジョンが思い浮かんでこないのが非常に歯痒いわけでして。
「俺はあいつを信じてる!」と言えるのはそう確信できるシチュとノリの完成、ケースバイケースでしょうね。まだ盛り上がってないのは否めないけど、そう言える未来が来てくれる前フリだと願いたい…!デクくんがんばえーの流れとかモロソレじゃん!
中継して全員デクくんの活躍眺めていると完全に応援上映そのものですね。ヒロアカTHE FINALがテレビではなく映画館(再編成っぽいやつ)でやる光景を先駆けてこうなりました的な。しーんとなるシーンでも僅かにがんばれって小声聴こえてくるんすかね?
あかね噺
個人的最高潮はやはり先週なのは否めないけども、立つ鳥跡を濁すことなく無事に円満を迎えられてほっとしました。誰かのくしゃみで朱音ちゃんの暴走を止めるとかいやそれはどうなんだと思ったらおっ父の援護射撃!?くそう余裕で肯定できんじゃん!力授かった感あんじゃん!
このまま朱音ちゃんの暴走継続√だったら一体どうなっていたんだろう?とすごく気になるんですが、敢えて描写せず読者の想像に委ねるのもアリかなと。ロケットでつきぬけたおれたたENDな噺ってあるんですかね?無理矢理退場させられるのも消化不良にせず笑いに昇華できるかも?
おっ父がひとり少し泣くのも納得の極みにして期待通り。本来ならめちゃくちゃ楽しいので大喝采を浴びさせる者に加わるべきでしょうが、特別枠として娘の成長に感慨極まり満足できるまで泣いてほしい。親からすれば誇れる娘にして、親を継ぐ者として完成されたまでもありますから。
Dear Anemone
タフって言葉は鉢植の為にある。クリーチャーが普通に日本語喋って暴力奮ってるとやっぱりコレジャナイ感ありますね。全然怖くないし人間殺したアッピルは「でしょうね」以外の感想が見つからない。今週もう死んだけど小物臭さがすごい。マジで思ってたんと違うまんがだ…
もう反省会ムードですが、やっぱりこの漫画は善生くんに全然興味が持てないのがネックです。「どうか死なないでくれ!」ってくらいの思い入れがなさすぎる。元より小太りアフロなキャラデの時点でアレだけどさ。彼の話題が作中で出る度に凄まじい温度差・他人事さを感じます。
グリーングリーングリーンズ
王賀さんへの勝手な勝利宣言にツッコみつつも「勝ちたい」という欲。やっぱりぼくは珀くんのこういう貪欲さが好きで好感持てちゃいます。友達から自分に勝機があると信頼してくれたら根拠はどうであれ活力湧いてくると思うんですよ。たとえ勝てなくてもさ。
森エリアを飛び越えたショートカット!ゴルフなら当たり前を超えた当たり前とはいえ、やっぱりゲーム脳を刺激されますねマリカみたいで。オリバーくんが正気を確信するのも納得というか、珀くんのポテンシャル発揮を見てみたいモチベは湧くよなあと腑に落ちます。
「ゴルフは理想を再現するスポーツ」これまた刺さるフレーズ!イメージを再現して実現は他のスポーツにも言えそうだけど、自分のペースで打てるゴルフが一番慎重にイメトレやりやすいでしょうね。そういうのに沼れる人は手を出してみるといいかもしれない。
珀くんがかつての上手くやれた自分の姿を回想内で俯瞰し、それが理想へと回帰する葛藤はやはり本作独特の読み味ありますね~。そして確実にこの子やれるぞと確信できる溜めとしても機能していました。気持ちの問題でもあるけど、外すなよと祈った瞬間でした。
「シャツが汗でベタベタだったんだ」はあのとき上手くいった瞬間こうだったと強く印象に残っても良いやつだ。わかりみある。かつての理想の自分を再起させるトリガーとしてしっくりきました。こういうのも学生ならではの伝わり易いフレーズじゃねえかな。
2話の壁破壊描写はそこまで刺さらなかったんですが、今週素直にかっこいい…!マリカのゴーストみたいなのが化身として宿ったり、壁破壊が地面を抉るほどのようなスゴ味に見えたからでしょうか。まだ派手さには欠けるけど、今の実力なら十分にいいやつです。
先週までマジで王賀さんに勝てるとは思わなかったのに、マジでゴールに入っちゃった!たぶん珀くん本人が一番びっくりでしょうね。次回そんな驚きを言語化するんだろうな~見たいな~。勿論百発百中こうならないだろうから、そこを目指すのが最終目標でしょうか。
今回ゴールに入ったのは想定通りですが、それでも素直に嬉しく感じたのはご都合主義の最低限の削減、丁寧な心理描写・過程、故に期待度を高めたからでしょうか。寧ろこの展開を外すと逆張りですから。個人的に珀くんの好感度高いので感情移入できたのもあるかな。
うーむ、なんだか感想上手くまとまらないな。今週すごく良かったんですけど、「ここがすげえのよ!!」と己のテンションを言語化し難い。独特の未開発の読み味があるんだと断言したいんですけどね…!うんでも良かった。アンケ三銃士入れます。ぼくは推すよ。
超巡!超条先輩
「カスの図鑑があったら表紙に載るだろコイツ…」今週のブッ刺さりカマトロPパワーワード。だが惜しいかな、先輩は現状だと左門くん&九頭竜くんというモストデンジャラカスコンビほどのカスではなくて…!もう3人で仲良く中指立てちまう日がやって来ると良いですね!
爆走王に真の恐怖を与えるには読者もコワ~…ってなれるものを要求されがちなわけですが、UFOキャッチャーへの変形は絵面はギャグなのに本人からすればマジで正体不明のおぞましさがありますね…あとローボくんのデフォルメツラがガンギマってて、よく見ると素直に怖い。
先輩はコロコロホビー勢なのでマシンロボにも刺さるクチでローボくんと仲良くなったのは素直に嬉しい誤算でした。今後ローボくんが酷い方向に魔改造されちまうお楽しみなわけですよ!カス同士仲良く作戦会議してると微笑ましくなれるのは左門くん&九頭竜くんもでしたね。
逃げ上手の若君
「実は攻撃防げたり空ぶってたりで生存でした」な理屈は流石に無理があるかな…この前の貞宗戦同様ですね。元よりファンタジー要素あるんだし、単純に頼重さんのおかげで十分な気がします。「織田信長は女の子なんだよ!!」と堂々と開き直る勢いで突き抜けていいんですよ。
結果的に吹雪くんに敗北だけど、くよくよタイムは5秒で十分と言わんばかりにポジティブシンキングに切り替えたのが良かったです。「逆さ凶は全て避け切ってやる」は時行くんならではの唯一無二のモチベ要素。楽しみを見出すのはこちらとしてもノレますからね。
中世日本の悪口についてのコラム。こんな質問を本郷先生に投げた奴誰だよ!「俺はお前の息子だ!」は意味が分かるとムカつく系の罵倒でしょうか。中国古典も「お前のお袋は淫売のクソ女!」みたいなキレッキレな罵倒あるんだなあ。是非猿先生にコミカライズしてほしいですね。
キルアオ
ヨシツネさんが先週ぼくが予想した通りのガチファンムーヴしてくれてちょううれしいです!完全に解釈一致!片手で弾丸キャッチするスゴ味アッピルと同時にこれは敵役ながらも素直に好きになっちゃうな~。色紙を紛失したり折り曲げたりせずに無事帰還を願いたくなるレベル。
三度目の正直としてノレンちゃんに発信機つけたのはメタ的事情として面白かったです。「またさらわれ展開かよー」な不満封じであり、効率の良いご都合主義でもあります。そう考えると普段からセコムか…本人は神経質にならなくていいけどちょっと気の毒になれますね。
車内戦闘はみんなに危害加えそうなのが不安ながらも、大分キャラが立ってきた獅童くんとの共闘は素直に嬉しいです。竜胆兄弟編での天馬くんみたいな一時PTinしてくれるスペシャルゲスト感あるんですよね。幻獣組はもうそんな運命に巻き込まれ要員がデフォなのかな。
僕とロボコ
もうこれ友達というより夫婦喧嘩じみた関係じゃん!ちょっとバカップルみたいなやつじゃん!野暮なツッコミですが、出生時の体重とか一昨日の夕方とか答えを何故か知っているベストバディ選手権の主催者のリサーチ力こわない?
カグラバチ
今週とても面白いです。外薗先生は過去の読切『まどぎわで編む』『ロクの盟約』や双城さんといった前例を見るに、異常愛者なイカれた悪役を描くのが得意なのでしょうね。今回のお兄ちゃんはまさに異常弟溺愛者としてドチャクソ惹かれました。こいつ全然ファッキチじゃないです。
お兄ちゃんはモノローグであっさりDV兄貴と明かされたときは最初微妙に感じられたんですが、ヒナオさんを伯理くんの恋人だと思い込みうわあ………うわあ…コワ~…マジに愛情表現じゃん…チョーS(サイコブラコン)だよな!良い感じに予想を裏切り、期待に応えてくれました。
ヒナオさんとは軽い知り合いなだけで恋人と思い込む奴って、こういうの一見いなそうで実際にいそう(大抵犯罪犯す)なリアルな生々しい怖さがありますよ。涙目なのも非常に度し難い。マジ怖い。今週バトル控えめですがお兄ちゃんだけで満足度高いです。やっぱキャラ大事ですわ。
緋雪さんはあまり推せる要素がなくて拍子抜けだったけど、お兄ちゃんは今週で語る要素が早速多くて嬉しい誤算です。伯理くんが一気に可哀想になってきた。確実に独占欲でしょお兄ちゃん。誰にもNTRさせねーぞってBSS思考なんじゃねえの?溺愛=ヤンホモなんじゃねえの?
アンデッドアンラック
UMAビースト戦はビーストさんのヘイトタンクっぷりも併せて途中までは良かったんですけど、解説多めで分かり辛い能力バトルになるとやっぱりテンポが落ちちゃうきらいがあります。アンデラはこのへんとっつきづらくて流し読みになっちゃいますね。
ツーオンアイス
たっくんまわりの話は毒気があるせいかやはり各段に面白いです。氷室さんとペアになっただけでも界隈騒然なのが嫌でも想像できてしまう。なにより一発キャラ臭かったゴミ女ちゃん再登場でたまげましたよ!反応が怖いもの見たさありすぎんですけど!アンチ活動しないよね!?
空への標
途中までどう読めば分からなくて走馬灯追体験漫画?と思ったら、最後でドチャクソ納得!アンドロイドかと思ったら飛行機の擬人化そう来たかあ~!ちょっと新しい!夢の舞台が何故学生時代なのか最初疑問でしたが、主人公がパイロットなのを秘匿させるためなのかもしれませんね。
累々戦記
「蒼葉の過去が今繙かれる――」今じゃないよ!今更すぎるよ!そういうわけでやっとこさ主人公の掘り下げ回がきましたよ!戸神ちゃんは暫く見れなくなるけど、内容次第では「短期集中連載として見る分ならいいかも」とポジティブシンキングになれることを祈りましょう。
魔々勇々
全然盛り上がれないラストバトルだ…エンドの分身をあっさり撃破、足チョンパされてもすぐに元通り、もうなんでもありで、めちゃくちゃ軽くてぬるいです。あとグリシャさんの調子こいた小物キャラが微妙すぎて「お前は絶対に許せない」と言うほどのヘイトキャラに見えないです。
ルリドラゴン
発電関連が面白くなってきましたよ。ネットで買った静電気除去バンドという日常用品で対策するギャップはちょっと面白い。これ外したら暴発して10万ボルト級のビリビリなんじゃねえのとか、ちょっとしたアクシデントも見てみたい…というか平和的解決だと物足りない感じです。
「雷かあ。フフすげーな」とちょっとウキウキ気味なルリちゃんが良かったです。実際ピカチュウの擬人化になったも同然ですからねー、ポジティブに捉えてくれたのが微笑ましくて嬉しい。かっこいい少年漫画要素として捉えて全然良し。つーかこの際自家発電に役立ててしまおうぜ。