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2024年ジャンプ43号感想(『白卓 HAKUTAKU』新連載号) #WJ43

最近よく見ている動画。
一番好きなシーンはPart7/8での寿司レーサーおま環解説のくだりで裏で垂れ流していたクッキー☆ほんへとのシンクロ具合です。5:44の「え!?」はタイミングが神がかっててたまげたなぁ


鵺の陰陽師

鏖の復活を早められた理由はレベル4集団のスチームパンク系ジジイ・蜃が祭祀刀をコピーしたからでした。はい計画通り予想あったり~!!天才~!!私は最強ー!!まあね、察しの通りぼくはこのどでけえ宇宙で1,2を争うくらい読み込んでますからね!こんぐれーちょれーもんよ

蜃は『ダンジョン飯』で知った方は多いのではないでしょうか。蜃気楼から由来した妖怪で、日本と中国どちらでも伝承されています。龍だったりハマグリだったりします。蜃気楼を起こすことから由来してコピー能力になったのでしょう。今回まさに「夢は現」となったわけですね。

触れたものをコピーできる「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」みたいな仕様ですが、祭祀刀はやべー代物なのでその分も負担はやべー様子。これってなんでもコピーできるんですかね?依子先生は「物体(もの)」と言ってるから無機物限定?盡器もコピペるのかな。

仮にですけど、鏖もコピー可能だったらやべーっすね。オリジナルと同スペックになるかも知らんけど、陛下にモシャスしたロイド・ロイドよろしく影武者としても活かせそうじゃないですか。その場合蜃は死にそうだけど理解し難いレベル4だから躊躇ず犠牲になりそうですよ。

「いや待ていつの間に祭祀刀見つけられたとかガバ警備かよ」というツッコミは蜃と儡脊さんが開発(スキル?アイテム?)した気配遮断で封殺やね。一見後出しジャンケンのようですが、美執村への侵入でも気配遮断を使ったのでしょう。流石、容易く重箱の隅を突かせない漫画です。

つーかコピーも気配遮断もやべーけど、蜃のジジイが輪入道さんの死体からニョキっとやってきた謎ワープスキルもやばないすか?ワープ条件というか縛りは死体のみに乗り移ることなんだろうけど。万一輪入道さんが祭祀刀を奪えなかったプランBとして。マジずりーわこのジジイ。

ところでレベル4の残滓の検出をしておいたのは地味にえらいっ!この残滓は後々利用できると嬉しいですね!今回のは明らか輪入道さんだから将来爆発属性付与アイテムとして使われるのではないかと勝手に予想。喰種殺害後に開発したクインケみたいな人の心がないケースです。

祭祀刀には使用者の能力を拡張する力があるって、それもうLv上限解放アイテムみたいじゃないすかー!川江先生ズェッテーソシャゲ化を想定して考えたっしょ!前々から聖杯みたいなアイテムと思っていたらドンピシャですよ!まあこっちは封印能力解禁だけど誤差だよ誤差!

火車さまの能力は次元への超干渉。これはぼくが前回蜃のジジイが使う能力と予想した奴ですね。まあラスボスの一角だから時空系能力を持たせるべきですよねーと。これで他の鏖も復活を早められる…といっても、あの火車さまが素直に従うんですかね?そも鏖同士の関係は良好なの?

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第46話の陰陽寮会議室に先行登場した、陰陽寮第82代寮主・菅繊核(86さい)が登場しました。す、す、ガースー!!?まさか菅隊長のおばあちゃん!?うせやろ!?まだ明らかになってないけど、まさか二大旧家の片割れが菅家なの!?ガースー黒光り陰陽寮なの?!

二大旧家の片割れっぽいおえらい方だろうなあとは思っていましたけど、菅家とはびっくりです。菅隊長の印象大分変わるじゃん。墓参り回でちょこんと墓石が映っていたけどほんの一部だったんですかね。片割れの藤乃家はブラック案件なんですがタイキックの準備はしてますよね?

寮主様が全然86さいに見えないのはやはり幻妖パワーによるものでしょうか。後継者が控えているかは分からないけど、幻妖パワーはなんだか積極的に軍事的に利用していません?藤乃家は幻妖吸収しているし。鵺さんには感謝しているし、やっぱり幻妖共存ENDがゴールなんですかね。

しかし寮主様って以前はおきびしそうな印象だったのに、おみやげ持ってきてくれたし早速饅頭化してるし鵺さんを信頼しているし、思いの外親しみやすい方で意外です。鵺さんも今回真摯に敬語を使うのも何気に初めてで珍しいといいますか。年齢尋ねてくるのはマジ鵺さんだけど!

学郎くんに鏖討伐の辞令を与えれば初登場時と同じ口調に戻る寮主様。けど直々に辞令とはそれほど信頼を寄せてくれたも同然でしょう。まだ学郎くんを認めてなさそうな洋七くんはポカーンな一方、皇隊長のこの嬉しそうなニヤリ!このおじいちゃんまーた好感度上げてくれてら!

第1支部と何故か共同戦になったのは皇隊長直々のお願いですかね?鵺さんのファンボーイっぽいし。あの皇隊長にスポットを当てられるのはワクテカ案件でスゲー楽しみで嬉しいっすよ!やはり『鬼滅の刃』の柱同様、各シリーズごとに各隊長が引率してくれるスタイルなのでしょう。

学郎くん主人公にしては最近あまり目立っていない気がしましたが、寮主様にシャキっとお礼の言葉を申し上げるとこれは主人公!そりゃ兵一さんも後方先輩面ですわ!一方で洋七くんがむすっとしてるのがスゲー分かりやすい。でもギスギスからのデレ反動が激しくなるでしょうね。

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皇隊長と決め事勝負してたっぽい第1支部副隊長。なんかここめっちゃ不穏じゃないすか?左手の血管が浮き出るとかホラーフォントとか、なんかいよいよ幻妖の力に頼らざるを得ない様子っぽいんですがそれは…「肉体のみの戦いならもうすぐ勝てなくなるかも」ってそういうことじゃね?

あ、「肉体のみの戦いならもうすぐ勝てなくなるかも」は最初変に曲解しちったな…これは敵幻妖ではなく皇隊長が副隊長に勝てなくなるってことですかね。今回自分が勝ったけど副隊長が強くなったのを認めているし。老いを痛感せざるを得ない老兵の哀愁漂うよくある台詞です。

いよいよ鵺さん自ら修業相手!双斧さんときはムリゲー感すごかったのにそれ以上にはいむり!コンマ1秒でおわりやね!まあまだ勝つのが条件じゃないとはいえ黒焦げにされそうなんですけど!ところで鵺さんの長いマントみたいなスカートみたいなやつって簡単に脱げるんですね。

第1支部副隊長・吏童大和。イケメンだー!顔が良い!謎アザ持ち!だがいきなり「恋人は居るか?」と尋ねてくるとやはりトンチキワールドの住人!彼女とか、いらっしゃらないんですか?えっそんなん関係ないっしょ(正論)お前もしかしてあいつのことが好きなのか?(青春)

大和さんはホモだと決めつけるのはスゴイシツレイなのは承知ですが、いきなり肩ポンして「彼女とかいる?今」ってたぶん変態だと思うんですけど(名推理)この漫画は最終的にデレるヒロインが多いので、大和さんもどこぞの警視よろしく激重ヒロイン化してけつあな確定だな!

真面目に健全な予想をしてみると「鏖の討伐で一人も犠牲を出さないそうだが、もし恋人がいるなら自分が死ぬかもしれないんだぞ。悲しませるなことはするなよ」的なお言葉ですかね。でもそれは初対面でまず言うことじゃないですよ大和さん!この時点であたおかの領域ですよ!

ところで何気に副隊長が全員揃いました。先輩に「青春しろよ!」と声をかけた副隊長は消去法で第2支部と確定。よって晴くんと先輩は元第2支部、風巻さんは晴くんの後任隊長だと明らかになりました。こういう空白を埋めるパズルを人となりが想像させられてとても楽しいですね。

白卓 HAKUTAKU

うーん…思っていたよりも良かったのですがやっぱりダメなところもあって、トータルで「面白い」とはならなかったです。致命的なのは半世紀前からタイムカプセルに入れ忘れたような絵柄の古臭さで、人気を取るのはきびしそうですね…この時代で貴重なアナログ塗りは好感です。

日隈くんがぼっちのゲーム脳でイジりパシりに全然屈しない強メンタルなのが良かったです。つーか気に入った。なぜならぼくもゲーム脳なぼっちちゃんだから。いちおう後半能登さんにようやくパシリを指摘されたし悔しがったけども、謎のポジ寄り主人公なのが好印象です。

日隈くんは全体的に見ると負の要素が多いし、実際本編1ページ目でも人差し指に蟻んこ乗せてて若干近寄りがたいやべーやつ感あるんですけど、ナレーション通り充実してるなら全然オッケーなんですね。サッカーのルール追加は共感できるゲーム脳だし楽しそうだしええやん。

佐野くんを単純なイヤミな敵役ではなく「見ていて面白い道化役」にさせたのが良かったです。確かにちょっと嫌な奴っぽいけど、腹パンしたくなるような嫌悪感はなかったですね。一時的だけどゲームを作ったのが彼だと思わされてちょっと戸惑い気味だったのが愉悦でした。

なんというか、佐野くんもワンチャン仲間化できそうな許容性があるんですかね。日隈くんを見てるとイライラする本心は分からなくないです。寧ろそんな正直な本音で人間味出たので。まあ「オレらが上手く使ってやんないと」はウエメセでハリセンぶっ叩きたいですけどね!

最後の脳汁ドバーッ見開き連発もはっちゃけてて良かったです。自分の作ったゲームが学校のみんなに絶賛されるとバズったように承認欲求が満たされて脳汁どぴゅどぴゅは共感できます。オーバーリアクションだけど、初回これくらい吹っ切れてるとインパクトありますね。

だめだったのは最初から懸念していたけど肝心のゲーム制作要素がなあなあな点です。別にディープなものを描いても逆についてこれなさそうだし、いちおうダイジェスト気味な制作過程はありますが、ゲームが大絶賛されていたシーンは作中との温度差が凄まじくてきつかったです。

作ったゲームが全然面白そうに見えないのもですが、クラスのほぼ9割がひとつのPCに釘付けになる説得力・リアリティが全然ないんですよね…一気に盛り上げたいシーンなのは分かるけどあまりにも大袈裟すぎて読んでるこっちは「ねーよ…」って逆に冷めちゃいました。

仮にクソゲー完成だとしても「でもここは良いなあ」と褒めてくれる人だったらまだ印象は変わるのですが、それだと盛り上がりに欠けるし佐野くんのお手柄だと一時的に思わせる展開はできないし…うーん。今回は単純に「面白そうなゲームに魅せられなかった」力不足ですかね。

そも「ゲームの登場人物を学校の知ってるやつにする」企画性の時点で面白そうに見えないというか、個人的にそういうの恥ずかしくてムリです。『FF3』の主人公四人の名前を知人から拝借するのもムリ。そこは入力速度を考慮して「ほも、れず、のんけ、ほよ」にします。

今回作った「横井先生がタバコ吸いながら部活を見て回る」ゲームは読者からすれば横井先生にまだ思い入れないからどう反応すればいいか分からない、つーか先生を変にいじってるみたいで良い印象がない…ガイナ立ちしてる本人は無問題っぽいので別にいいんですけど。

能登さんが実際「内輪ネタは外から見るとサムいが、内側にいると1が10くらいに面白ぇ」と言ってましたけど、ぼくからすればまさに前者にしか見えないわけで。作中のやつらが面白いと感じているとしても、見ている読者も微笑ましくなれるのが好例なのかな。むつかしいっすね。

「高校生が3週間で作ったゲーム」だから「インディーゲーム」という『パルワールド』の制作会社が代表ヅラしていたジャンルに該当すると思うのですが、今回のは特筆する面白要素が無くてリアクションに困りますね。そこは飛びぬけてやべーウリが欲しかったといいますか。

総括すると「やりたいことはとても共感できるけど肝心の結果(ゲーム発表というアウトプット)がイマイチ」って1話でした。ゲームよりも人物模様に重きを置くのは全然構わないですが、せっかくだからゲームの必然性も求めたくなっちゃうんです。貴重なゲーム制作漫画だし。

「ゲーム制作」という題材自体は刺さるので頑張って欲しいです。この手のジャンルは『東京トイボックス』『冴えない彼女の育てかた』『ステラのまほう』『エロゲの太陽』『NEW GAME!』『ディーふらぐ!』と結構掘り出し物が多いですからね~。

SAKAMOTO DAYS

1ページ目でシャワー浴びてるセクシーなシンくんを見て思わず黄色い歓声を上げたのはそう、私です!なんか最近シンくん媚びを売るシーン多いですねえ!アニメの放送を控えているから全然良いんですけどねえ!少女漫画特有の「モテる男は水を被ってる」は本作にも通用しました。

枷さんのおかげで読んでて楽しいです。今回「シンくんたちかわいそう」と思えるストレス要素が多く見られたのに、枷さんは不快マンではなくおもしれー男寄りでいつかわからせてやりてえモチベがメキメキ上がってくれます。謎構文を変に擦っているのも憎めない面白要素です。

やーでも枷さんはリアルでエンカしたくない奴ですね…!応援しろとか謎構文とか、マジで常識が通じないやべーやつでこえー。急にキレ出す要素も併せて普段何を考えているのか像つかない。そう考えるとこの人は外へ放したらやべーのでは?マナー警察みたいになりそうですよ。

シンくんのピタゴラスイッチ戦法を喰らった枷さんがクソガキ呼ばわりしたのも『JOJO』っぽいです。ほら最初はお上品な喋り方の敵が一転攻勢されて「このビチグソがァァーッ」とプッツンして途端に口が悪くなるのあるあるじゃあないですか。ああいうの余裕なくなった証拠ですね。

ワンピース

今週ものすごくなつかしいノリでした。謎のダンジョンで謎のクリーチャーに襲われる(スリラーバーク以来?)もだけど、それ以上になつかしさを感じ取れた理由が現在ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジの5人。初期メンだこれ!!なんか同窓会みたいな空気だ!

手塚賞・赤塚賞募集ページ

尾田先生「一番よくないのは「今こんなキャラ流行ってるから受けるハズ」で何の魅力もわからず登場させる事です」

尾田先生は挑戦をやめるくらいなら死んだ方がマシな覚悟で妹萌えに挑戦し、ブリュレというクッソ可愛い妹キャラを生み出しましたからね~。説得力鬼すげえわ。

しのびごと

不良にカネ要求されて「分割でもいいですか?」は笑ったけど、それもうTDNコミュ症じゃない饒舌さだと思います!フツーそんな台詞出てこないっすよ!2話は不良相手に本気出したらマズいとはいえアクションはあんまりオッとならなかったです。カタルシスも特になかった。

アオのハコ

ホラーは苦手なので『貞子』の本編は見たことがないのですが、なんかいつの間にか萌えキャラみたいな扱いにされているんですよね。メカクレとか仕草のせい?『銀魂』のエリザベスよろしくプラカードにわっせわっせ文字を書いてふらついてるのも案外かわいいかもしれませんね。

呪術廻戦

見所さん満載の後日談でした。まさにこういうのがもっと見たかった…!単行本描き下ろしやアニオリでの追加エピをやれる余地はあるかもしれませんが、先週反省会の代わりとして今回描けなかったアレコレもあったのかなと思うと本当に惜しいです。と書くのはまだ早計か。

家入さんはあの世を信じていなかったりタバコをやめちゃったりなのは、いつしか正しい死を迎えた後…もとい空港送りに向けた前フリっぽいですね!「ゲッあの世あんのかよ」的な。そんでそこで一本吸う流れ。でもタバコ捨てたのはケジメっぽいしなあ。解釈がなやましい。

天元様の結界は正直ぼくの中でいまいちよく分かっていない…というかあんまりスッキリしていないんですが(天元様救われてなくてかわいそう)、まあそれよりも楽巌寺学長がかっこよかったです。焦らず若者に希望と信頼を託していたのが頼れるジジイ感あった。

死滅回游サ終。でも東京に呪霊あるよ(笑)そも呪霊の発生源を絶たなければずっとこうですけどね!つーか結局それってどうにも解決できないんですかね真の最終回な劇場版とかで。大道鋼さんはこれから都内でブンブン刀を振る姿を想像すると完全に浮浪者のジジイだな…

髙羽さんは…明らか死後の世界(空港内の喫茶店?)でもお笑い続けてます。と思わせて「実はギャグ補正で僕は死にましぇぇん!!」かもしれないし、露骨に顔が隠れている羂索のそっくりさんと相方組んだかもしれません。これも解釈し放題で面白いですね!

Q.髙羽さんはどうなったの??
A1.あの世でもお笑いがんばるぞい
A2.実は生きてたよ、相方は羂索のそっくりさんだよ
A3.実は羂索も魂が生きてて芸人に矯正してやったよ
A4.存在しない記憶案件だよ
A5.赤の他人、羂索共々コロッケみたいなモノマネ芸人に継がれたよ

日車さん術師酷使ルートは…なるべくしてなった結果といいますか。こんなどでけえ魚を逃すわけにはいかないので正しい判断ですが、まあ自分に合った職に付けられた救いとして捉えたくなります。これがホントの「やってよかった死滅回游!!」ではなかろうか。

伏黒くんの大胆なプロポーズは流石のぼくでも黄色い声を出さざるを得なかったです…!こんなん来栖さん惚れてまうやろ~!こういうので一部界隈が荒れちゃうんだろうなあ…と良からぬ察しもついちゃいますが、このふたりには幸せになっていただいてどうぞどうぞ。

迷惑呪詛師による被害者はピーナッツくんみたいでスゴイシツレイながら爆笑してしまった申し訳ない…!小規模な事件として解決、大事にはならないでしょう。序盤のトラブルバスター路線への原点回帰はアリじゃないでしょうか。徐々に平和を取り戻す示唆でもあるから。

呪霊は絶え間なく存在し続ける実質おれたたENDになるかもしれませんが、それを祓い続けるのが虎杖くんたちの生き様としてしっくりくるのではないでしょうか。実質次世代は彼らに託す終わり方でも十分綺麗になりそうです。あとは、変なやらかしさえ、なければ。

僕とロボコ

昨日周平先生の10年前のホラーギャグ読切を読んで「ウワッビビッコワッ!!」と素で怖がっていたので変にタイムリーでした。今回のも怖かったです…実際のところ夢オチとはいえ、ガチに悪夢の世界観と雰囲気を描けていて周平先生こういう技術面ガチで秀逸っすね…

ロボコというその気になればギャグで中和できるイレギュラーの存在は今回もガチの清涼剤でしたが、寿命を奪われるくだりは「あのロボコでさえも!?」という危機感がありましたね。結局ギャグで元通りというか、ロボコのペースにさせるのって強みなんだなと。

魔男のイチ

やっべえすっげえ面白い…!めっちゃ面白い…!2話からその予兆があったけども、この3話で見事に沼りましたねマジで。コント感覚な会話劇がものすごく面白いだけで満足感と安定感がパネェ。『魔入りました!入間くん』もこんな感じの作劇なのかなと急激に気になってきましたよ。

雷狐の魔法のモノローグの時点でこれから翻弄されるコントらしい前フリにニヤニヤでした。野鳥を焼き殺すヘイト要素を早速開示するもしょうもないヤツだと確信、でもしっぽフリフリしてるのかわいいな!結局のところ野鳥を焼き殺したからブッ殺すけどね!の気持ちになれます。

約束された「こいつ絶対狩られるな」なわからせの波動。だがデスカラスさんがノリノリで人質役を担ったのが想定外すぎて今週一番面白いと思えた瞬間でした!すげーナルシスト!おもしれー女!だのに協力してくれたのが更に好感度が面白可笑しく上がる!なんだこのオイシイキャラ!

つーかデスカラスさん第二のマスコットキャラめいてません?デフォルメ形態になるたびに「でた…」「ほー」「あー」と語彙力デバフかかってんですけど!そのぶん癒しバフかかってるけど!なんかどんどんかわいいなこの人。西修先生の作画だとどうなるか気になる今日この頃です。

メイン三人全員頭おかしいけど、今回一番マトモなのがツッコミに徹していたウロロさんなのはバグ案件っすよ!「一回整理させろ」は読者の代弁でしたよ!でも魔法石のくだりで「俺様は存在が宝石?みたいな?」とボケてるのが会話劇を飽きさせない工夫です。こいつならこーするわ。

今週ギャグ8割ですが、野鳥を焼き殺した雷狐さんの罪を無視せずイチくんが「好き勝手をした分好き勝手にされるのは当然だろうが」と持論をぶつけたのはちゃんとしていますね。明らかヘイトムーヴをやらかしたのだからインガオホーな報いはさせてやる。共感できる考え方です。

個人的に雷狐さんはそこまでヘイトヤバくはないので、殺すのではなくて魔法習得&魔法石ゲッツは程良い平和的解決です。なるべくしてなった、文字通り血を流さない結果です。魔法石ってポケモン感覚で呼び出せたりできないんですかね?良デザインだし使い捨てるの勿体なさそう。

展開の早さは遅すぎず早すぎずではないけど全然許容できる範囲です。魔女協会へ向かうのも一気にここから風呂敷を広げそうなヒキとしてアリです。とにかく今週のコント作劇で確実にぼくに刺さる漫画になりましたよマジで。今後が楽しみな漫画がひとつ増えてすげー嬉しいっす。

逃げ上手の若君

結城さん「殺しをせねば我慢できぬ」って完全に禁断症状じみているんですけど、わざわざ許可を申し上げるのがまだ変に理性が残ってるというか矛盾してるみたいというか。そこが面白いですね。更に我慢できなくなったら堪忍袋の緒が切れて完全殺人鬼で笑えなくなるだろうしな…

カグラバチ

頼れる仲間にして契約者がまたひとり増えてくれました。その、座村さんもお父さんの厄介ファンなんですが妖刀契約者全員こうなんですかね!?六平国重全受け目指すつもりなんですかね!?いや全員お父さんに感謝すべきだし反転アンチになるやつは死ねばいいと思いますけどね!

座村さんの六平国重ファン特有の厄介スキル「六平のかほりがわかる」はホンマキショいな!座六本が冬に出るなら確実にチン嗅ぎして「六平の"香り"が濃い…ッ!!」ってなりそうだし、他の奴の匂いから「あいつ六平と寝た…!?」なNTR疑惑展開もやれそうなくらいキャラ濃いすか?

ハクリくんに付着したチヒロくんの香り(ポケルスかよ)も嗅ぎ分けられるのは後々面白可笑しく活かせそうです。匂いでマーキングとか。視覚以外の器官が優れているのも『トリコ』の四天王+小松の特性を悪魔合体させたみたいな、ゲーム脳をくすぐらせる面白要素です。

今章に入ってからの本作はハズレ回がなくて本当に面白いです。今週は実質バトルパートなしだけど、座村さんの掘り下げだけで満足です。頼れる仲間が増えたのは心強いです。外薗先生は読切時代(『ロクの盟約』)からバトルパートよりこういう人情劇が得意な印象を受けます。

ひまてん!

KNN姉貴…ではなくカンナちゃんが登場すれば「ああこの子が例の後輩ね」という予想とベタを全く外してこない、この予定調和を超えた予定調和!本当に令和最新版のラブコメなのかあやしくなってきましたが、まあそんなことよりおっぱいは…うーん業務的なおっぱいですね。

ウィッチウォッチ

「私は食事をしませんが精密な動きが出来ますので」そういうところがスタプラと同じタイプのスタンドなんですよスランプさん!この後の本番撮影で再びオラオラ営業してきましたけど、この発言をさらっと流されてなんのツッコミもなかったのがめっちゃ笑いました。

ドストレートなカオスキッチン番組ですが、構成的にはメスガキ時代に一度は見たことがあるNHK教育テレビのソレをちゃんと守ってて感心しました。ハラペコ大魔王が要求するメシのくだりで反射的に「めっちゃあるあるー!」ってなって、そこに謎の安心感がありました。

あかね噺

ラクゴクエストはRPGパロへの落とし込みがだいたいあっててわかりやすくて巧くて感心しましたが、それよかですよ!からしさんのエミュうまかないすかね朱音ちゃん!?「からしならこんなこと言う」の解像度が高いせいでますます「あかからキテる…」と弄りたくなるわけですよ!

お流しおソーメンをおいしくいただく際、兄さんたちからいただいた二ツ目昇進時エピ(無茶を言われた)を知ってほっとしたのはぶっちゃけ気持ちの問題なんですが、もうそれが真理ですね。みなさんも今回の朱音ちゃん同様「先輩はこういわれたぞ」的なシチュがあったのでしょうね。

ぐりこ兄さんだけザザッとノイズがかかっているのはもう明らか「今は言わせねーよ!」な重要案件なんですかね…?なんかそれ勝手にハードル上げられたみたいですけどね!とはいえそろそろぐりこ兄さん大阪編再開してもいいし、スランプに陥るなどの切り札に使うのでしょう。

夜桜さんちの大作戦

なんだか危険らしい作戦は気になるヤツ。ヒントが明確になっていないのでなんとも言い難いですが、ここまで5年続いた本作にビタエンはしっくりこないし、何らかの障害を残して勝利なのもモヤるでしょうからね。でも権平先生はたまにうせやろ!?案件を出すからなあ。

願いのアストロ

実質ムーディーブルースな能力って弁護士のレリさんからすればURクラスの当たり能力じゃないでしょうか。…と思ったけど再生された現場って撮影できるんですかね?そもアストロ能力による証拠品(現場映像)を裁判で提示しても客観的事実となる証拠になるかアヤシイか。

キルアオ

先週から引っかかっていた「馬兵二人はこのまま棒立ちなの…??」がどうしても気になり、タイマン戦の集中力を削がれてしまいました。おしゃぶりで風穴を空けたトンデモムーヴは好きなんですが、せっかくのタッグマッチなんだからもうちっとなんとかならなかったのかな。

悪祓士のキヨシくん

戸坂さんメンタル鬼強じゃないすかね!?だって10年前の試験はサカキさんらしい人と自分以外死亡で、翌年以降は(試験内容が緩和されたかもしれんけど)10回連続受講&生存とかある種の才能あると思うんですがそれは…喩えるなら素直に応援できるきれいなトンパさんです。

超巡!超条先輩

結論:一本木直>>>>>>>>>>>ゴリラ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>宮沢鬼龍

アンデッドアンラック

えぇ…(困惑)なにこの…なに…?ないわー。だって前回「3ヶ月経過したけどオッシャRTA感覚で絶対理8体とバトルだぜ!」というヒキが、一ヶ月経過&ラグナロク発動&絶対理全吸収ってまじないわー。確かにRTAでバグらせて戦闘スキップさせたようだけどさ…!

3週連続ドベだし勝手な大人の都合でこんな雑展開にさせられたとはいえ、まさか梅澤春人先生の『SWORD BREAKER』よろしく幹部キャラが雑にラスボスに吸収される展開をやるとは思わなんだ。ソレみたいに感動の最終回を迎えればいいんスけどね。

絶対理はこんなに多くて収束つくのか?と最初否定的だったけども、UMAランゲージ戦は面白かったし当たりバトルに期待していたんですけどね。せめてジュイスさんが覚醒して絶対理全滅させるソードマスターヤマト展開ならまだ吹っ切れてて良かったのになあ。

明らか編集部のクソ采配だけど、『シャーマンキング』が打ち切られた丁度20年前より全然優しいですよ今は。本作で喩えるなら絶対理数名撃破して寝て最後プリンセス・サン登場でぶん投げオチですからねあれは!どちらかといえば本作は『トリコ』のほうが近いか。

妖怪バスター村上

同じくお菓子の家に住んでるトリコさんの悪口はやめろォ!…と思ったけど、あの家って夢があるとはいえなんか虫が湧いてきそうだよなあと気になっちゃうんですよね。トリコさんなら気にせずお寿司のガリ感覚で食うかもしれんけど。

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