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自律した子を育てる会話のヒント

7年ぶりくらいに雪が積もった神戸。

私が住むマンションの中庭は
高低差1階分くらいの傾斜があり

きのう積もった雪が
踏み固められ、一部は解けていたのが
昨晩また凍って

今朝は氷のスロープ状態だった。


毎朝そこを通って登校する娘と一緒に
状態を確かめたくて、外へ出る。

誰も中庭を通る気配がない。

「今日は中庭が凍ってそうだから
 こっちの道から見てみよう」
と誘って、別のルートへ。


凍った地面を確かめ、
凍っているとは知らずに
中庭を通っている友達を
ハラハラしながら見守り

友だちと合流して
一安心で登校した。


その後、中庭の写真を撮って
まだ家にいる長男に見せる。

「中庭、こんなに凍ってたよ」
「いつもより通る人が少なかった」
「お友達は手すりを伝って歩いてた」

と、私は事実を話すんだけど

パパが横から
「中庭通ったらあかんで!」と
口を挟んでくる・・・


こんなとき、いつも
夫の言葉は余計だと感じてしまう。


「中庭がこんな状態だったよ」
事実を話す。

「ママは通らない方がいいと思う」
自分の気持ちや考えを話す。


これだけで
子どもは自分の頭で考えるもの。


それでも、ちょっと試してみよう!
慎重に歩くから大丈夫!
すべりにくい靴を履いていこう!


子どものこんな選択肢を
最初から排除しようとするのは

“親の都合”だと思う。


心配だから、というのはもちろん、

万一怪我をして病院に行ったら
仕事に行けなくなってしまうから
という都合も、正直なところ。


でも“親の都合”で
子どもの発想や選択肢を狭め、

「通ったらあかん!」
と答えを一択にしてしまったら、

いつもそんな関わりをしていたら

“自分で考えて行動し
行動の結果を受け入れられる子”

には、ならないんじゃないかな。


心配なら
「心配だから付き添わせて」

怪我して困るなら、
転びにくい歩きかたや
手すりを持つことなどを提案する。

「危ないと思ったらやめてほしい」
と、こちらの想いを伝える。

それでも行って、転んで怪我をするなら
仕方ない。
「帰っておいで」と受け入れる覚悟も必要。

「あなたのためだから
こうしなさい!!」ではなく

「私がこう思うから
○○するのはどうかな?」などと

常にIメッセージで伝え、
それに相手がどう答えるかは
相手の自由だと割り切る。


親子の間にも
「私と相手は別の人格である」
という意識をしっかり持つのがいい。


一人の人格として尊重され
自分で考えて行動する、自律した子に。

行動した結果を受け入れて
失敗しても仲間と立ち上がれる子に。

そんな子でいっぱいの未来を
親の声掛けひとつからでも
創っていけると思うから。


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