初心者しかいない道場の指導
今回は指導方法について。
私が大学に赴き、コーチとして指導するのは3回目。そこで師範も恐らく抱かれていたであろう悩みにぶつかりました。
それは、『教える相手が多く、教える時間には限りがある』という問題です。
うちの部活動では、バラツキはありますが週に3~7回の稽古をして、大体2~3年で初段になるケースが多いです。
しかし、師範が指導をするために部活を訪れるのは週に1回きり。
それ以外の稽古は白帯の学生たちだけで行わなければなりません。
人間は忘れてしまう生き物。指導できる者のいない道場では、1週間も経てばすっぽり内容が抜けてしまうこともあります。
次の稽古も同じところからやり直しということも。。
ましてや部員は複数いるわけで、技の習熟度も参加頻度も異なるとそれぞれに合わせた指導を行う必要があります。
とても週に一度の指導では足りません。
それでも指導者は入門した部員全体の技術を一定の期間で初段まで上げていくことが求められます。
いったいどのように指導していけば良いのでしょうか?
参考までに、うちの部の現状をまとめるとこのような感じです。
部の現状
・週に一度の指導、残りは学生同士の稽古
・部員は初心者(白帯)のみ
・2〜3年で初段を取ってもらいたい
とても難しそうですが、、
この問題をいくつかの指導法を元に考えてみたいと思います。
大学合気道部のコーチをやっております。頂いたサポートはコーチの活動経費(交通費)や大学合気道部の寄付に充てています。