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これはおもしろい!大奥づとめ-よろずおつとめ申し候
永井 紗耶子さんの書かれた、大奥づとめ-よろずおつとめ申し候 読みました。
永井 紗耶子さんは、新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍されている方です。
2010(平成22)年、『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビューしました。
他の著書に、2020(令和2)年、細谷正充賞と、本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞した『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』をはじめ、『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『帝都東京華族少女』『横濱王』『広岡浅子という生き方』などがあります。
今回読ませていただいた、大奥づとめ、とても面白かったです。
大奥について何の知識もなく読み始めました。
女性同士の争いなどがメインなのかと思いましたが、笑いあり、前向きで楽しく、また時には感動して、読むことができました。
やり取り一つ一つ洒落が効いていて、感心させられました。
また、当時の時代背景なども詳しく描かれていて、勉強になったような気がします。
大奥に勤めるとはどういうことか?
当時の女性の立場がどういったものか?
もちろん、大奥がどのようなところかも、ほとんど知らなかったので、「へぇ!」、「そうなのか!」と好奇心をそそられました。
上様の寵愛こそすべて、とは考えなかった女性たちがいた。御手つきとは違い、昼間の仕事に励んだ「お清」の女中たち。努力と才覚で働く彼女たちにも、人知れず悩みはあって……。里に帰れぬ事情がある文書係の女、お洒落が苦手なのに衣装係になった女、大柄というだけで生き辛い女、負けるわけにはいかぬが口癖の女。涙も口惜しさも強さに変えて、潑剌と自分らしく生きた女たちを描く傑作。
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