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優秀人材の退職相談が増加

仕事上マネジメント相談やキャリア相談に乗ることも多くありますが、最近様々な方から優秀人材の退職についての話題が増えてきた感覚です。そういったニュース記事も多数見られるようになりました。しかもだいたいが「まさか」という退職。

せっかく採用した優秀人材。将来的にはポジションを担う期待もしていた中での退職。売り手市場で採用難の現在、優秀人材が抜けた穴を早期に埋めることは難しい状況。なおかつ、急な退職となるとそのダメージは甚大です。

また、優秀層は世代のリーダー的なポジションにいることも多く、その人材の退職によって次々に周囲が辞めていく 「連鎖退職」 が起きる可能性もあります。

優秀な人材はいわゆるインフルエンサーになりがちで、発言が周りに影響を与えやすい。周りから一目置かれているだけに、火種になりやすく、会社としてはこの優秀層の退職を真剣に考えなければなりません。

しかし会社側では「まさか」の状況も、若手からすると「まさかではなくずっとサインを出していた」というケースもあります。

個人的に相談に乗ったケースではまさかの退職理由は

  1. 会社の成長性(がない)

  2. 自身のキャリア成長性(が見えない)

  3. 刺激的な人間関係(がない)

あたりがありそうです。各社様々な手は打てども、リテンション・マネジメントはこの施策を行えば絶対大丈夫というものはありません。特に『若手優秀人材』は引く手あまたの現状。難易度が高いです。最終的には各社が一人ひとりの声に耳を傾けながら、試行錯誤をしていくことが最適解だと思います。

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