「☆ オハイオ・ガールズ ☆ 」Chapter 1 - 1、創作小説(日本語版)
☆ オハイオ・ガールズ ☆
あらすじ
アメリカ、オハイオ州の大学に通う、
3人の女子大生の友情・青春ストーリー☆
勉学も、もちろん大事だけど、
友情も恋愛も夢もファッションもみんな大事!
ヘアスタイル、
ネイル、
ヘアアクセサリー……etc.
それぞれのクリエイティヴィティと特技を生かして、ぶつかり合いながら、リスペクトし合いながら、コンテストだって乗り切っちゃえ!
活気ある市街と広がる青い自然に包まれたオハイオの風を吸い込んで、
愛車に乗って、
青春 in Ohio を駆けてゆこう!
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いつも、作品をご覧下さり、ありがとうございます!
励みにさせていただき、
これからも、楽しんでご覧いただけるよう、頑張ります! よろしくお願いいたします。 ^^
赤城 春輔
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注記、
国内外向けへの、英語の小説を練習に書いていきます。英語は練習中なので、本作品は英語の勉強にはなりません。ご了承下さい。
スローペースになります。すみません。(;_;)
☆ オハイオ・ガールズ ☆
オハイオの親愛なる友人へ捧ぐ。
赤城 春輔
Harusuke Akagi
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Chapter 1 - 1
ローズ・ホークは、こよなくストロベリーを愛する。
リリー・ウォルフは、こよなくコーンを愛する。
ウメ・カメヤマは、こよなくブドウを愛する。
なぜなら、
ローズはその赤に魅せられているからだ。
リリーはその黄に魅せられているからだ。
ウメはその紫に魅せられているからだ。
もちろん、そのテイストにもゾッコンである。
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「とっても、オイシイ! 」
6月の爽やかな青空の下で、「ストロベリー・フェスティバル in トロイ」が盛大に開催された。
「とっても、タノシイ! ねえっ、そう思うでしょ? こんな素敵、広大な農場に囲まれるオハイオ、最高じゃない! 」
「モチロンよ、ローズ。また来るときは、私達、きっと大物ね! 」
「ハイ、ローズ、ウメ! お待たせ、着いたわよ。さあ乗って! 」
「リリー ☆ 」
一斉に飛び乗ったそのイエロー・オープンカーで、活気を率いネクスト・ステージを目指した。
リリーがハンドルを握りながら「ビューティフル・オハイオ・ソング」をロック調でハミングすると、隣に座るウメと後ろで風と遊んでいるローズもロック調でハモってくる。
初夏の青い風が、彼女たちの上空を吹き流れていく。
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彼女たちの出会いは、昨夏の、オハイオにある大学であった。
亀山 梅は、日本の大学からの留学生である。ひどく消極的で、シャイで、新しい物事にぶつかると、いつもおびえていた。
「変わりたいけど、変われない……。」
「ハイ! どうしたの? 」
「わっ!? 」
「あっ、驚かせて、ごめんね! 私はここの学生のリリーよ、よろしく! 」
「あっ……、すみません。私は、日本からの留学生の、梅です。よろしくお願いします……。」
「ウメね、よろしく! 」
それは運命と呼べるべき、美しい建築の大学の、美しい植物に囲まれた庭の、美しい昼下がりであった。
その美しいガーデンのベンチに一人座る彼女のパープルのフーディーにも興味を持った。なんて素敵なデザイン!
すとんと彼女の隣に座った。
「そうね、ウメは何をしているときが一番楽しい? 一番誇りにしているものは何?
その答えを心に持っているなら、きっとウメは変われるわ、間違いないわ! 」
「私が……、私は、
子どもの頃から、オリジナルのヘアアクセサリーを作るのがとても好きだわ。」
「本当!? 嬉しい!! 」
「えっ!? 」
すると、リリーが興奮して、とても喜んで、ウメの両手を思わず掴んだ。」
「ねえ、ウメ! 私たちと一緒に『ガーリープリンセス・ファッションコンテスト in オハイオ』に出てみない!?
あなたを探してたわ! 」
・・・・・・
「んもう! オレンジのメタルカラーのマニキュアが要るのよ! ゴールドじゃなくて、ブロンズじゃなくて、オレンジなのよ! んもう! 」
「ハイ、ローズ。レッドじゃないのね?」
「あらっ、ハイ、リリー! っと、はじめまして! 私は、ローズ・ホークよ。よろしく! 」
「はっ、はじめまして。私は、ウメ・カメヤマです。……このネイルチップ、とても素敵なデザインだね。」
コーラルレッドのワークデスクに並べられている、ローズのハイセンス・デザインのネイルチップから目が離せない。
オハイオのこのアートカレッジから、ローズ・オリジナルスタイルを築き上げて、ネイルアート界へ飛び込んでいきたいのだ。
ローズより。
「私は、ネイル・アートがとても大好き⭐ 」
リリーより。
「私は、ドレス・アートがとても大好き⭐ 」
ウメより。
「私は、ヘアアクセサリー・アートがとても大好き ⭐ 」
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続きます。
赤城 春輔
Harusuke Akagi
Twitter : @kamewoaisuru
Instagram : harusukeakagi