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レポ#65 九十九島水族館「海きらら」

今年一番の満足度だった訪問。「水族館っていいな!」を心から感じた。
長崎ペンギン水族館のあと、特急に乗って佐世保に移動して1泊し、翌日は九十九島水族館「海きらら」へ。

基本情報
場所:長崎県 佐世保市
入館料:1470円(大人、2024.07.28時点)
飼育点数:370種16,000点(公式ホームページ

訪問は2回目。と言っても、1回目が2012年12月だったので、もう12年も前…。高校の修学旅行先が長崎で、いくつか観光先が選べたのですが、私は海きららを選んだ。当時はガラケーだったので画質が粗々ですが、いつか写真も残っていた。

何の展示だろう…。今回の訪問では見当たらなかった。
イルカプールは変わらずですね。


チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

紙のチケット。購入日中であれば、こちらで何度も再入館できた。

パンフレットはこちら☟

海きららのある施設「パールシーリゾート」のもの。水族館だけのもあったのかな?
見開きで施設の紹介。修学旅行のときは遊覧船にも乗ったなぁ。


水族館まで

佐世保駅前のホテルに1泊して、朝一番で向かいました。

パールシーリゾート行きのバス、貸し切りでした。
バスで約30分、着きました!この入口は覚えてる!
ロッカー発見。返却式でした!遠征先で長居する日にはとてもありがたい存在。これだけでもうテンションが上がります。


エントランスホール・九十九島の海へ

館内は10のエリアに分かれていました。

チケット売り場は、ガラス張りの壁から光が差し込んでいて心地よい空間。
朱印船の模型。朱印船貿易って歴史で習ったな。
チケットを買っていざ入館。
10のエリアの紹介。縦が階になっていて視覚的な工夫もあります。
ひとつながりになっているのも素敵なデザイン。
ノーベル賞を受賞した下村博士が名誉館長。幼少期を佐世保で過ごしたそう。
さかなクンさんの絵。水族館訪問すると必ずと言っていいほど飾ってある。
まずは開けた空間。
プロローグの展示です。
水槽がぽつんと現れる。
この水槽は、時期によって変わるらしく、訪問したときはマガキとアコヤガイがいました。


九十九島の外洋

外洋エリアはたくさんの水槽が並びます。
真ん中と右の水槽は繋がっていました。
ヒゲツノザメ。
飼育員さんのイラストかわいい。
これがヤギかな?
岩のような壁の間を進んでいきます。
明るい水槽。「浅い岩場」を表現しているらしく、解説も丁寧。
砂地、色は地味ですが、いろんな生き物が潜っています。
ときどきざぶーんと波が起こる水槽。見るときで様子が変わる水槽は面白い。
「五島の海」この水槽が唯一前回訪問したときの記憶としてありました!
なんと表現したらよいのか迷うのですが、不思議な形をしている。上からみるとたぶんT字。
ウミガメが元気に泳いでいた。
やっぱり飼育員さんのイラストが良い。
ゆったり見られるベンチが設置してある。
天井からはアオザメとイタチザメ。
タマカイの実寸大パネル。
昨年亡くなってしまったタマカイ。献花台も設けられていたそうで、とても愛されていた存在でした。
大水槽の反対側にも浮いそうが。こちらも面白い形。
上にはガラスはなく、手を伸ばせば触れてしまう。でもタッチプールではありません。
青いイセエビ。とても珍しいそう。
いろんなフグ。ハコフグを食材にした郷土料理も紹介されていた。
アオリイカの赤ちゃん。びっくりさせてしまったようでスミを吐かせてしまった…。
一度外に出るとごはんをあげられる水槽。その名も「お食事かんさつ水槽」
100円で1カップ買えます。あとで買おうと思って忘れてしまった。


イルカプール・九十九島湾大水槽

再び建物の中に入ります。
コンクリート造りの廊下を進む。奥に光が見えてワクワク。
まずはイルカプールを下から覗けます。
とてもよく晴れていて、光の中を泳ぐイルカが見られた。
スーッと目の前を通るのでいつまでも水槽の前にいてしまいました。
壁のイラストもかわいい。
いろんな鳴き声が聞けるボタンがありました。
紹介される「オモチャ」
SNSでよく見かける隙間だ!
展示パネルの中央から、奥の大水槽を覗けるんです。もちろん挟まりました。
進むと大水槽!こちらも自然光が入ってとてもキラキラ。
平日の朝、誰もいなくて貸し切り。
大水槽の前にはベンチと椅子が並んでいてゆったり観覧できます。
床に敷けるマットも置いてあり、大水槽の前でくつろげる夢の空間。
いやぁ、最高でした。1日の中でこの大水槽の前が一番時間を費やしたかもしれません。
先ほどのパネルの間に挟まって撮った1枚。
おすすめの撮り方が貼ってあった。写真好きがいるな?
エイの違いが書かれた解説。学べる展示が豊富でとても良い。
シマフグの絵、うますぎ!
こちらがしま模様主張堂々たるNo.1のシマフグ。
光が入ってほんとに良い日に訪問できました。
床に映る水面が素晴らしくきれいな水槽。
先ほどの大水槽にせり出しています。
廊下が続きます。
この窓、とてもお気に入りでした。大水槽を別の角度から覗いている感じがクセになります。
群れで泳ぐイワシが口を開けながら泳いでいる様子が見られた。ポニョみたい。
お気に入りの水槽を見つける瞬間、嬉しいですね。
さらに進むとアマモ場。
こちらも自然光が入る水槽で、光でキラキラしていました。


イルカのプログラム

1日3回行われる「イルカのプログラム」

屋外にプールがあります。
海きららのデザインが書いているポールとイルカ。
始まりました!ジャンプがとても高い。
観客席の目の前でジャンプ!
陸でくるくる回るところを撮っていたら目が合った。
ダンス!
この日は近くの動物園の「森きらら」にも行く予定だったのですが、1回目を見て「これは3回見なきゃな」と思うぐらいのクオリティでした。1日を海きららに費やすことを決意。
2回目です。先ほどより青空。観客席の横に立ってみられるエリアがあったのでそこで動きながら見ました。
夏らしい一枚。
輪っかをくぐってジャンプ!
ここでしか見られないイルカ同士のキャッチボール。1回のプログラムにつき一度しかやらない演目なのですが、練習をやっていてなんとこの日は4回見られました!ラッキー!
奥のイルカがボールを投げて手前の子が空中でキャッチします。まさに神業。
3回目です。角度を変えて緑をバックに。
2頭の息はぴったり。
夏らしくスイカのボールにタッチ!
輪っかをくるくる、器用な一面。
やっぱりラストはキャッチボール。これだけを見にまた行きたいです。


昼ご飯

館内にはレストランはないので、一度水族館を後にします。

パールシーリゾートにはたくさん飲食店があったのですが、名物をいただきました。
佐世保バーガー!注文してから作ってくれるのでアツアツです。
食べている間、ずっとハトに見られていました。落とさなくてゴメンよ・・・。


淡水・展示ロビー

イルカプールは、建物の上からも見られるようになっているので暑い夏でも安心。
ショーもばっちり見られます。
建物の屋上に上れたのですが、ちょっと裏側も見られてテンション上がりました。
イルカプールの奥に進むと淡水の水槽がちょこっと。
真珠コーナー。なぜ真珠が有名なのかなど学べる展示でした。
愛媛は知らなかったなぁ。


クラゲシンフォニードーム

おそらくこちらも海きららの目玉でしょう。
階段をおりていくとクラゲエリア。
プラネタリウムのような空間。
円柱水槽。
ハナガサクラゲ、伸びていました。
鏡があることで幻想的な水槽。
暗い空間ですがこういう明かりも凝っています。
ベンチがあるので、天井に映るクラゲの映像を見ながらぼーっとできます。
美しいユウレイクラゲ。
底にくっつくボタンのようなヤワラクラゲ。
海草にくっつくカギノテクラゲ。
さらに下におりていきます。
下村博士のサイン。
研究所の名にふさわしくバックヤードのような空間が見られます。
先ほどのドームにもあったけど小さい傘かわいい。
水換えタイムがあるらしい。私がいるときには飼育員さんを見かけることはなかった。
ホシヤスジクラゲ。珍しい種類だそう。
傘の線が「星」のように、「八」本の「筋」に見えることから名が付いたそう。
こちらも珍しいキヨヒメクラゲ。
写真をいろいろ撮りすぎてわからなくなってしまったんだけど、たぶんこちら。
下村博士がノーベル賞を受賞したオワンクラゲ。
下村博士の展示。
飼育員さんの素敵な展示をまとめたファイルがありました。
クラゲのQ&Aとても興味深かった。
ときどきクスッと笑える面白質問も。


九十九島のカブトクラゲ・生きもの

階段を上がるとカブトガニコーナー。カブトガニに力を入れているのは初めて知りました。
折り紙でカブトガニ作れるんだ!?
卵の展示は初めて見た。
つがいかな?メスの方が大きいそう。
最後のコーナーは魚メインです。
小さな水槽が並ぶ。
いろんな島の生き物が展示されていた。
生き物探しのイラストと、長文の調査結果が並んでいて、温度差がすごい。
タッチングプール。広々した空間。
壁にある水槽。こちらもなかなか見ない工夫がありました。
もしもし水槽、受話器を取ると魚からのお話が聞ける素敵な仕掛け。
器に入る魚かな。
カメの形をした提灯。
海で拾われたプラスチックごみ。環境問題にも触れています。
中庭にはでっかい椅子がありました。美術品なんだろうか・・・。


グッズ

オリジナルグッズが多すぎて私史上一番の散財をしました。なんと、合計10697円のお買い物。

何にそんなに使ってしまったかというと、こちらの素敵な布製品たち。
地元の障がい者施設とコラボしている商品らしく、地域との連携が見える園館へのリスペクトが強く、福祉の分野に関心がある私にとっては感動しっぱなし。
家族へのお土産で買ったトートバッグ。色使いが素敵すぎる。
自分用に買ったトートバッグとポーチ。クラゲの柄は見ているだけで癒されるので観賞用。カブトクラゲ・イルカのポーチも大変お気に入り。
にぼしアートのNAMIKOさんのクリアファイル。プラスチックごみから作られたジェットストリームとペン立て。
クリアファイル付きのポストカードセット。イルカのキャッチボールのグッズが欲しくて買いました。

あと、赤ちゃん用のスタイ。きょうだいにお子が生まれることになったので、これから訪問した園館に赤ちゃんグッズがあったら買うことを決めました。


まとめ

冒頭でも書いた通り、とても満足度の高い訪問でした。
まず、館内がとても空いていたこと。最近は平日でも海外からのお客さんが多いので、空いている水族館を満喫できたのは久しぶりでした。本当はその水族館がどうかだけでジャッジできれば良いのだけど、どうしてもそのときの混雑状況も満足度に影響してしまう。でも、あの大水槽やクラゲエリアを心ゆくまで楽しめたのは本当に良かった。
次に、とても良い天気だったこと。海きららの水槽は、自然光が入るものもあったので、太陽光が入るか入らないかでだいぶ見え方が違う気がします。キラキラの水槽を見られたのは運が良かった!
そして、グッズが良かったこと。私は園館のオリジナルグッズが好きで、数が多いだけでもテンションが上がるのですが、地元の施設とのコラボは今まで見たことがなく大変心に刺さりました。
気軽に行けるアクセスではありませんが、絶対にまた行きたいと思います!

おやつで食べたカステラアイス。美味でした。

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