タンスと宅兄さんの+αの心がけ。そして私の小さな敗北
子どもが成長するにつれて、服の数もどんどん増えていく。気づけばタンスがパンパンで、引き出しを開けるたびに「もう限界だ・・・」と心の声が漏れるように。とうとう新しいタンスを買う決断をしたものの、ネットで価格を見た瞬間に思わず「こんなにするの?!」と叫びそうに。少し甘く見ていた💦結構悩んだけれど、必要なものだからと奥さんと話し合い、ついに購入を決意。
そして先日、そのタンスが我が家に到着した。宅配のお兄さんいや、ここでは「宅兄さん」と呼ぼう、彼が玄関先まで立派なタンスを運んできてくれた。受取サインを済ませ、いざ運ぼうとした瞬間、宅兄さんが「結構重いので気をつけてくださいね」と声をかけてくれた。「大丈夫です!」と言いたい気持ちはあったけれど、内心では「ちょっと舐めてもらっては困る」と思いつつ持ち上げてみた結果・・・びくともしない。え、何これ、重すぎる。思わず「本当に重いですね・・・」と敗北宣言。宅兄さん、すごすぎる。彼が一人でトラックから降ろしたと知り、尊敬のまなざしを送るしかなかった。
ただ、宅配業務は玄関まで。家の中までは自力でなんとかしないといけない。でもどうするか考えていると、宅兄さんが「窓からなら入れられますよ。少しお手伝いしましょうか」と提案してくれた。ありがたいけれど、ちょっと恥ずかしい気持ちもありながら「すみません、お願いします」とお願いすることに。
運びながら、宅兄さんが「横向きにした方が楽ですよ」とさらっと言ってくれて、なんとか部屋まで運び込むことができた。汗だくになりながら、「本当に助かりました」と頭を下げると、宅兄さんは笑顔で「いえいえ」と返して次のお宅へ。プロフェッショナルの凄さを見せつけられた瞬間だった。
その日の夜、ようやくタンスの設置を終え、奥さんが帰宅。「いいね~、二週間悩んだ甲斐があった」と言いながら、新しい収納に嬉しそうな表情を浮かべるのを見て、こちらも一安心。しかし、ふと宅兄さんの姿を思い出す。重い荷物を笑顔で運び、こちらの手助けまでしてくれた。そう簡単にできることではない。
私も仕事でこんな風に、ちょっとした+αの気遣いができているだろうか。考えてみると、できていなかったこともあった気がするけれど、これからは少しずつでも心がけてみたい。それと、たるみきった体もどうにかしないといけない、そういえばジムいってなかったな💦
次からは、言葉だけでなく、感謝を行動で示してみようと思う。
お茶やお菓子の差し入れを・・・嫌がられない程度にね。
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