徒然2〜自由律俳句編〜
人によるとは思うけれど、人生で最初に出会う俳句って、ちびまる子ちゃんの「友蔵 心の一句」だと思います。人によるとは思います。まるちゃんのおじいちゃん、何で日常生活で俳句を詠むんだろう?と、子どもながらに私は思っていたのでしょうが、今なら友蔵の気持ちがわかります。なぜなら今は詠むから。
そう、私が最近密かにハマっているのが「自由律俳句」です。
俳句自体を客観的に鑑賞するようになったのは、おそらく中高の国語の授業なのでしょうが、自ら進んで俳句について考えるようになったのは、多分「プレバト」の夏井先生の辛口添削がきっかけだと思います。五・七・五の中でいかに情景を読むか、という夏井先生の添削をへ〜ふ〜んと聞いているうちに、俳句ってこんなに緻密に考えられたものなのか、と思うようになりました。
話は変わりますが、NHKラジオで「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間」(通称:あと寝る)という、私が最近熱心に聞いているラジオがあります。ピースの又吉さん、サルゴリラの児玉さん、パンサーの向井さんの三人がやってらっしゃるラジオ番組です。以前お便りを送ったら、(確か)初めて送ったお便りが採用され、嬉しくなってちょこちょこお便りを送るようになりました。この「あと寝る」のコーナーの中で、テーマに沿って自由律俳句をリスナーが詠むというコーナーがあります。一回お便りが読まれて嬉しくなっている私は、「私も自由律俳句を詠んで送ろう!」と思ったのですが…、ンンン詠めない。あれ、自由なんだよね、種田山頭火の自由律俳句を国語の授業で聞いて「これは果たして俳句なのか?」と思ったあれが自由律俳句だよね、季語いらないんだよね、17字じゃなくてもいいんだよね…。リスナーのみなさんセンス良すぎ。
自由って言葉が難しいことが身にしみてわかりました。放り出されると人は自由に縛られるようです。自由律俳句って難しい。この前の放送に向けて詠んではみたし送ってもみたけど、自分でもしっくりきてないから、初めて「あと寝る」に送った自由律俳句は放送で読まれませんでした。いつか読まれるように頑張りたい。又吉さん、児玉さん、向井さんを唸らせたい。自由という言葉から自由になりたい。
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