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7日間のパンチャカルマ体験

さて、今リシケシのアーユルヴェーダトリートメントセンターにてパンチャカルマ簡易版を受けている私です。

パンチャカルマとは5つの浄化法のことで、
1. ヴァマナ (嘔吐療法)
2. ヴィレチャナ (下剤療法)
3. バスティ (浣腸療法)
4. ラクタモークシャ (瀉血療法)
5. ナスヤ (点鼻療法)

のことを意味します。
受ける期間や、その人の体質、病歴、病状などによって受けられるパンチャカルマは変わります。

今回は7日間というとても短い期間ということと、参加者みんながヴァータ・ピッタの乱れがあるということで、特にピッタの鎮静に効果的なヴィレチャナをピークとして過ごす7日間のパンチャカルマリトリートです。

私は今回通訳兼お世話係としてお仕事で参加させていただきましたが、ほとんどフルのリトリートを受けさせてもらっています。
自分の経験なしに、他の人におすすめすることは難しいのでね。

ケララの大学病院で治療を受けたり、治療ツアーの通訳をしていたので、大学病院との考え方や治療方針の違いに少し戸惑ったりすることも正直あったのですが、(ドクターとたっくさん話し合いました。)
ヴィレチャナを昨晩終えて佳境を超えた感があるので今感じていることを忘れないうちに書いておこうと思います。
ここに書くことはお仕事として参加している立場というよりは、1リトリートを受けた個人としての本当にパーソナルな感想です。
お仕事としてのレポートは違う形で書きますね。

1日目から本当にたくさんの種類の施術をしました。
1日目:午前:アビヤンガ 午後:ポディキディシロダーラ
2日目:午前:シロダーラ 午後:
3日目:午前: 午後:ピルチル
4日目:午前:フェイスパックとマッドバス(泥風呂)
5日目:午前:ナヴァラキディ 午後:アロエヴェラ、ターメリックのパックをした後ハーブ風呂に入る

大体何日間かは同じ治療をする大学病院に比べて、毎日毎日違う施術(しかもみたことないのもたまにある)のオンパレードでなんかとっても贅沢な気分。
でもアーユルヴェーダ学んでるものとしては、この施術を選んでいるロジックが見えなくて少し戸惑う。(人によって施術内容は違いました!)

しかしドクターと話していくうちにこのトリートメントセンターが特にデトックスに特化したセンターであり、とにかくそこを目指しているということがだんだんわかってくる。(もちろん根本の方針やロジック立てにはドーシャ理論やプラクリティ理論があります)

そしていよいよ、(というかあっという間に)
ヴィレチャナの夜。夜ご飯割と普通の量が出るし、その直前までお買い物に出かけていたし、(ドクター了承済)ゆうて緩い下剤なんでしょ?
と思いきや、出てきたのはヒマシ油と大量の粉薬。

ヒマシ油をスプーン2杯ほど飲み、粉薬をお湯で解いて飲み干す。(まずかったぁ)
ちょっとドキドキワクワクしながら寝て(22時過ぎごろ)夜中1時半くらいに、腸がギュイーーーーーーーーンって動いて目覚める。
キタァ!!!!!!


ヴィレチャナ説明書に腸が痙攣してもパニックを起こさないでください、って書いていたけど確かにこの動きはちょっとびっくり笑
そのままトイレに駆け込むけど出ず。
そしてもう一度寝転がる→ギュイーーーンと便意
で、しばらく座ってやっと出た。(緩い💩)
一旦山場を超えたので、トイレから出る。→水を飲む。
寝転ぶ。ギュイン→トイレ

っていうのを繰り返し(2回目からは水じゃなくてブラックソルトを溶かしたぬるま湯にレモンを絞ったものを飲みました)

シャンカプラクチャーランというヨガの浄化法(ぬるい塩水を大量に飲んでからアーサナを繰り返し、お尻から透明な水が出るまで💩し続ける)をしたことがあったので、あーこれ塩水飲んだら永遠に出続けるなぁというのはわかって、4回目くらいで十分クリーンな感じがしたので、そこでぬるま湯を飲むのはストップして暖かいハーブティー+蜂蜜を飲みました。(ヴィレチャナの説明に、ストップするにはハーブティーと蜂蜜を飲めと書いてあった。笑

そして、寝て、朝。
3時間弱トイレにこもってたので寝不足なんだけど、不思議と元気。
朝ヨガをして(他の下剤メンバーは朝まで眠れなかったらしく、ヨガお休みでした。私は通訳なのでいく。)、ちょっとゆっくり散歩して、朝ごはんはお粥を少量。
これくらいからどんどん元気になってきて、治療が始まってから(というか前回インドから帰ってからかも。今年の3月。)ずっとだるかった身体がスッキリして、ここ最近で一番元気!!って感じに。

この日までは朝ごはん食べた後はゆっくりして、だるくて、寝ちゃってたりしたんだけどもこの日は全然眠くない。(寝不足だし下痢だし疲れているはずなんだけど不思議)

ドクターとツアー参加者さんの通訳をしていて、みんなだるさとか頭痛が出たりする人と元気な人の違いはなんなの?
私、めちゃ元気なんだけど。って話をすると、

「あんたは身体と心が強いのよ。」と言われた。
「でも私からだそんなつよないで。アレルギーめっちゃあるし。」というと、
「じゃあ心が強いのよ。
あんたアーユルヴェーダのこと知ってるし、何をするかもわかってるし、ヴィレチャナしたら良くなるって信頼してる。でもそうじゃない人もいる。

心と身体の状態によって、反応の出方は様々なのよ、」と。

心も身体も、強いと思ったことはなかった。
身体は繊細で気管支も弱いし、心だって繊細子ちゃんだ。

だけど、アーユルヴェーダの勉強は楽しくて続けている。
ヨガの練習、ヨガを教えることも続けている。

その結果がなんとなく出ている気がして嬉しくなった。
去年のインドの時よりも数段と、身体も心も楽だから。

こんなふうに少しずつ強くなって行けたらいいなと思う。

そんな気持ちなう。


ーーーーーーここからは追記。約2ヶ月後の今思うことーーーーーーーー
この日記をすぐに公開しなかったのは、この後どうなるかわかんないから無責任に載せられないなぁって。

この後3−4日腹部を殴られたような鈍痛に襲われた。

ビレチャナした次の日は元気だったんだけどな。
2日後くらいから徐々に腹痛が。
4日後(治療終了の日)には多分発熱してた。
んで、次の目的地種の学校に行く途中にココナッツウォーター飲みまくって、治ったけれども。
(腹痛は、HING BATIというヒングを調合した錠剤と、ダヌワンタラムグリカを飲んでた。すごく効いたから私はHING BATIとダヌワンタラムグリカ買って帰ったよ!ダヌワンタラムグリカはVata鎮静にめっちゃ効果あるから万能錠剤。)

私のアーユルヴェーダの先生、MDのかおる先生が言うには、乱れたピッタが出きらなかったのかな?と。
あー、確かに。まだ出そうだったけど止めちゃったからかもなぁ、、と後から思う。それも含めて面白いなぁ身体の反応というのは。

ここからは私の考察。
ヴィレチャナが終わった後とっても元気だったのは乱れたピッタを出すことができたから。アーユルヴェーダを学び始めて、インドに来始めて、最近分かったことは私はピッタがかなり高いということ。(前までめっちゃヴァータだと思ってたけど最近、めっちゃピッタなんだと気づいた)アレルギーなどのいろんな不調もピッタ(血液)の乱れから来ていること。(鼻水出るからカファの乱れかと思ってたけど、甘い物食べる→炎症(ピッタ、カファの乱れ)って感じみたい。

その後腹痛がきた原因としては、
1. 乱れたピッタを出し切らなかったこと
2. 回復食がややハードだったかも
1. は眠くて、もうハーブティーとハチミツ飲んで止めちゃったから。でも、ほんとに乱れたピッタがあればそれでも出てたと思うから大体は出たんじゃないかなぁ、とも思う。
2. は、ヴィレチャナ後も結構普通に食べるのね?!という印象だったので、日本人には重湯→お粥などの回復食がいいのかも、と。(重湯のプロセスはあったんだけどね)でもこれはみんながお腹痛くなってたわけじゃないから、結局私の問題でもあるのだけど。でもこの経験を元に、ヴィレチャナ後のご飯はみんなに少し気をつけてもらおうと思う。

結果、7日間のパンチャカルマ体験をしてみて、いや、もう、本当に、すごかった。こんなに7日間でデトックスできるのは本当にすごい。
ヴィレチャナ後はめっちゃお腹は痛かったけど肌も今までないくらいに調子良かった😆

あと最近メタトロン診断をまた受けたけど、頭が熱くて下に熱が下りないの、よくなってるね!巡ってる感じ!と言ってもらえた。
(ちなみに最近急に熱くなった時はピッタ爆上がりして頭あっつくて痛くてオーバーヒートしたけど笑 ちょっと針で頭にプスプス穴開けたらよくなりました)

そうね。そんな感じかな。
ということで、パンチャカルマ体験は劇的デトックス体験でした。

体験したい人、私が通訳するヒマラヤンヨグシャラさんのパンチャカルマ体験プログラムは2024年末年始にも開催しますよん。
詳しくはWebからどうぞ。


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