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上司は、わたしを1度コロシタ。


昨年、新しく配属となった場所で、
上司と出会った。

今までに関わったことのないタイプ。
ちょっとしたことじゃ笑わなくて、笑っても目が笑ってない。そんな印象。
同性で歳の差も5歳くらい。


期待と不安で迎えた最初の3か月、
わたしにとって地獄だった。


わからないこと、できないこと、やるべきこと、ききに行けば不愉快な顔をされて自分で考えてと笑ってない笑顔で一蹴される。
提案をすればそこは今やるべきではない。今まで何してたの?もっとやることあるよね?と詰められる。
まるで薔薇の中に閉じ込められたような、動いたらトゲがささる、そんな感覚。


もちろん、わたしもかなり要領が悪かったし、仕事もできなかった。頑張れば頑張るほど空回りした。

1番辛かったのは、全てが正論であること。
自分の考えや気持ちを聞かれて伝えると、
全てを否定され、正論で返される。
そうすると、上司の言っていることは最もだ。わたしが全て間違っていて、無能な人間だ、
と思うようになる。

毎日毎日そんな出来事をくりかえしていると、わたしは何もできないクズで役立たずの人間だと思うようになった。
2人で働いていたことが、その気持ちを更に強くしたのだと思う。


胃腸炎を繰り返し、湿疹やらカンジダやら体はぼろぼろ。

前職場のメンバーには別人のようにネガティブになり、やつれていると心配された。

そして自分でも驚いたのは話し方だ。
もともと人と話すのは嫌いでないし、
スピーチなども好きなタイプだ。
それが上司を前にすると、言葉が出てこなくなった。そして終始どもるようになった。これがまた上司を苛立たせたのだと思う。本当に自分なのか?と毎日お風呂で泣いた。

けれどそれを周囲に話したところで解決するとは思えなかった。誰かはもっと世の中にひどい人はたくさんいると、だから大したことないと、そう言った。


いま、上司との関係は悪くない。お互いの癖を知り、わたしは要領を知り、嘘も平気でつけるようになった。上司は都合のいいわたしになり、満足そうだ。自分を守るのは自分しかいないと、そう学習した。

学んだこと、

悲しみや苦しみを他者と比較しないこと
誰よりも苦しいとか、そんなこと比較して考えるべきではない。自分が苦しいなら、それを認めて自分を慰め励ましてあげること。

自分自身を傷つけないこと
世の中にはナイフを差し出してくる人もいる。それを自身の胸に刺すのではなく、ひらりとかわしたり、無視したり、もらって自分の装備にする。
他者に酷いことを言われたら自己防衛をすること。間違ってもその言葉を受け止めて、自らを責めて自身を傷つけてはいけない。
自分で自分を守ろう。


いまどんなに優しくされようが、八つ当たりされたこと、馬鹿にされたこと、尊重されなかったこと、深く深く傷つけられた自尊心、2度と、2度と忘れることはないだろう。


未来の自分に向けたメモ。
共感してくれるひとがいたら
とても嬉しい。


ハルパサ

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