漫画遍歴から振り返る自分
日本酒を買う時、成分表示を真剣に見ることでいかにもお酒に詳しそうな雰囲気を醸し出すことが得意です。
こんにちは、はるおです。
書評を書こうにもうまく考えがまとまらず、思い悩んでいたところ、
とても書きやすいお題を発見したので徒然なるままに書いてみます。
こうしてみると、どれも一癖も二癖もある漫画ばかりだ。思い返せば、周りの友達は「ワンピース」や「鋼の錬金術師」、「ブリーチ」などを読んでいたけど、同じ漫画を読むのがちょっと嫌で。おかげさまで同年代の友達との会話についていけない時がある。
今年の2月ぐらいに5人ぐらいで飲みに行った時のこと。
頼んだポテトフライがおっきめのホクホクする系のもので。
それをみた友達が「斬月やん」と一言。周りは大爆笑。自分は意味が分からなかったのでとりあえず笑っておいて、翌日ググるという事件がありました。
※斬月:漫画「ブリーチ」に登場するちょっと太めの刀。たしかにポテトフライ。
1、『GTO』 作者:藤沢とおる
自分が小学生の頃に何度も読み返していた漫画。
社会の常識に囚われず、自分の信念を貫き通す主人公・鬼塚英吉に小学生ながら感銘を受けた。
『てめーにとっちゃ400人の生徒のたかが一匹だったかもしんねーけど
生徒にとっちゃ担任教師はたった一人しかいねーんだよ!!』
自分の立場ばかりを気にする教頭に対しての一言。守ると決めたものを徹底的に守るスタンス、かっこいい。かっこよすぎる…。
「こんな教師になりたい」と思い、小学生のころの将来の夢は「教師」。
中学生になってから見事に価値観が変わり、叶わずじまいに。
2、『グラップラー刃牙』 作者:板垣恵介
大人気格闘漫画『グラップラー刃牙』。
一応、その後のシリーズ『バキ』、『範馬刃牙』も完読。
父親が地上で一番最強の生物らしく、主人公・範馬刃牙が様々な敵を倒しつつ、父に挑戦するという漫画。筋肉の描き方が美しく、突っ込みどころ満載の展開・能力・擬音で多くの読者を惹きつける。
個人的に好きなシーンは
・バキ VS 森に住む大きなお猿さん
・めっちゃ高い声で叫んで相手を気絶させるガイア
・技術なし、特殊能力なし、気合だけで試合を勝ち進むヤンキー・柴千春
の3本立て。
3、『DEATH NOTE』 作者:小畑 健
こちらは有名どころ。
アニメ化のみならず、映画化もされているためご存知の方は多いかと。
漫画というよりかは推理小説。吹き出しに対する文字数がもはやブログ並。
中学生のころにどハマりして休日はデスノートで潰れることもしばしば。
4、『頭文字D』 作者:しげの秀一
車が好きになった原点。
主人公・藤原拓海が86(実家の豆腐屋の配送車。)に乗って、峠で新型・ハイスペックな車と熱い戦いを繰り広げる。大抵の登場人物は当時旧世代だった86をまず馬鹿にしてくるが、藤原拓海のドライビングテクニックによってボコボコにされる。勧善懲悪。まるで水戸黄門のよう。
作中では峠のスタート・ゴールを封鎖してレースを行っているようだが、今では警察に取り締まられて一発アウトである。くれぐれも真似をしてはいけない。
5、『サンクチュアリ』 作者:池上遼一
日本の政治を改革するために主人公・北条彰を始めとする極道の男たちが立ち上がるという漫画。トップに立つ人間がどのようにして意思決定し、結束していくべきかを教えてくれる。
『オレが日本に帰ってきて。。初めて日本人を見た時。。。こいつら”生きる”って事をどう考えているんだろう。。。まずそう思った。』
主人公から見て、今の自分はどう写っているんだろうと問いただしてしまう。世の中に流されるままに生きていても仕方ないと思った。
以上が自分を構成する漫画でした。
これらの漫画が自分の性格(常識を疑う、他の人と違うことをしたいなど)の8割以上を構成していると思う。実家に帰省するたびに読み返して、理想の自分を思い出すことが多い。
出会う本によってその人の思考サイクルが変わるように漫画も大きな影響をもたらしてくれる。どの人にも小さい頃に読んだ本・漫画の主人公に憧れて振る舞ってしまうということがあるのではなかろうか。ふと自分の原点を見失いそうになったとき、今まで読んできた漫画を読み返すのはとても効果的だと思う。
どれも名作揃いで何回も繰り返し読むことで良さが何倍にも膨れ上がる良作ばかりなので、ぜひ読んでみてください。
(特におすすめは『サンクチュアリ』…)
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