山は、子供たちのサイコーの遊び場
農閑期になって、保育士の仕事を始めた。
運よく働けることになった、地元の保育園。その保育園は、すぐ近くに裏山があり、ほとんど毎日、山の中で子供たちは遊んでいる。
長野県の「やまほいく」という認定も受けている。
おもちゃがなくても、子供たちはずっと遊んでいる。
木のツルにぶらさがってブランコ
倒れてる木にまたがって電車ごっこ
急な斜面は滑り台
木の枝を拾って鉄砲に見立てて
「バンバンバン!」と闘いごっこ
枯れ木の根っこを、宝物のように、
大事に抱えて持って帰る子供たちがいる。
「そっちのほうがいい!」
と他の子のが欲しくなって、取り合いのケンカ。子供たちは、本気で、その木の根っこが欲しくて、大泣き。もう命がけかって思えるくらい。「かわいいなぁ」と心の中でクスッとほほえみながら、保育士の私も、どうしたら平和に木の根っこを持って帰れるかを、子供と一緒に、本気で考える。
自然は、無限の遊び場だ。
どろんこになっても大丈夫。
走り回っても大丈夫。
大声出しても大丈夫。
子供たちが、のびのび遊べるから、保育士の大人達も、のびのびしている。
「やまほいく」は、子供にとっても、大人にとってもいい。
そんな高遠第二第三保育園。
公立の保育園で、こんなに恵まれてる保育園は、他にないと思う。