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【戸惑う右手】
故郷で迎える新たな年のはじまりは、雪とともにあった。年の暮れに降り積もった結晶が、世界を白に染める。頬を切る風は氷のように冷たく、呼吸をすると肺が凍えた。あの街で越す冬は、あらゆる意味で厳しかった。
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海のことば、空のいろ
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