写し鏡のふたり
写し鏡のふたり
八方美人の彼は
ほんとうは
ひとりぼっちの寂しがり
器用そうにみえるだけで
ほんとうは
不器用
みんなにすごく好かれてるように
見えるけど
ほんとは普通に好かれてるだけ
誰のことも信用してなくて
だけど
人一倍騙されるのが嫌い
人に囲まれて賑やかな所が好き
だけど
いつのまにか何処か
ひとりきりの場所を探す
そんな彼の
唯一無二の友が
わたし
性別は違うけど
友だち
親友
男女間の友情はないとか言う人には
多分、理解出来ない関係
ふたりでいても
ふたりで居ない感じ
喋らなくても
苦痛にならないふたり
なぜか
笑うツボが同じだったり
なぜか
ひとりが怒り出すと
もうひとりも起こり出す
笑うと笑い
泣くと泣く
まるで
鏡の内と外
今日も
ふたりで涙を流しながら大笑いした
それは、他愛もないことで
たぶん、人に言うと?がつく
そんな事で泣いたり、笑ったり
私たちにも
いつか
パートナーが現れるのだろう
その時
私たちの関係は
どう変わるのだろう
そんな事を思いながら
今日もふたりでいる
写し鏡の
あいつとわたし
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