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2022、寅。
あけましておめでとうございます。
皆さまこんにちは!お正月いかがお過ごしでしょうか。
私、今年は東京にて。家族や友人たちとゆーっくり過ごしました。サムネイルの青空は元日にランニングした時のもの。ぴっかぴかのお天気でした。
お正月ってやっぱりお寿司だよね。
旧年中は大変大変、お世話になりました。
訪問看護2年目、引越し、NPO活動の事業拡大、クラウドファンディングの挑戦。色んなことさせて頂きました。
そして今年もきっとお世話になります。
今年もなにとぞ、よろしくお願い申し上げます。
先日のこと。
性格が真逆で価値観もかなり違う、だけどとても尊敬しているある人に、私がやりたいことは『最期を納得感を持って迎えられること』だと話をしてみた。
そしたらその人は、「あなたは納得できる最期を、なんて言うけど、死ぬことに納得なんて、本当にできる?」と私に訊きました。
シンプルだけど、これはきっと大事な問い。
たしかに。って思ったのです。
日日是好日
それで考えてみたんです。しっくりくる表現はないかなぁと。
私は個人的に、日日是好日という言葉が好きで。
禅語のひとつで、毎日がよい日、というニュアンスの言葉です。
ここで言う"よい日"は、単にいいことが起きるとか、順調に物事が進むことを指すわけではありません。
禅では、過ぎたことに執着したり、未来に期待したりしません。
目前の現実が喜びであれ悲しみであれ、ただ今の一瞬を、精一杯生きる。その一瞬一瞬の積み重ねが一日となれば、それは今までにない、素晴らしい一日となるはず。
最期を想い、今を活かす
この日日是好日という言葉から道標をもらい、いろんなことを考えながら辿りついたのは
【最期を想い、今を活かす】という言葉でした。
人生っていろんなことが起こる。そして、必ずいつか終わってしまう。どうしてもさみしくて切ないけれど、終わってしまう。
終わってしまうという人生のルールは変わらない。生きてきた過去も変わらない。
けれど、今を精一杯生きることはできるし、今を変えれば未来も変えられる。
今の一瞬一瞬の積み重ねが一日となり、その日々の積み重ねは一生となる。
終わってしまうことに、納得は出来ないかもしれない。
けれど、最期を想い気持ちを馳せることで、今の過ごし方が変われば、きっと今が変わる。今が変われば明日も明後日も最期も、変わってくる。
最期を想うことを、タブー視して避けないこと。
そうすることで、今を活かすこと、つまり最期のその日までを大切に過ごすことが出来るのではないかな。
もうすぐ30歳。
もう30歳、なんて思うけど、人生100年時代の現代、まだまだ私は子生意気な小娘なんでしょう。
今綴った言葉も、人生や最期を語るなんてとお咎めされてもおかしくないでしょう。
分不相応というやつですね。
【最期を想い、今を活かす】という言葉。
いつになったら、これを胸を張って言えるようになるのかなぁ。
きっと、ずっと先なんだろうなぁ。
まだまだ人間的にも社会的にも未熟者な自分。
卑下するわけではなく、粛々と、振る舞いも使う言葉も、研ぎ澄ませていきたいものです。
寅年には「始まり」「新たに生まれる」という意味合いがあるそうな。
2022年、30歳になることだし、新しい自分に生まれ変わる気持ちで、身も心も引き締めてゆこう。そんな年にするぞ。