蝉の貴方へ
本日の気温38度
蝉も鳴かない程の暑さ
蝉にとって人生最後の1週間
絶叫しながら空を飛び回る青春を
地中で何年も心待ちにしてたであろうに
いざ地上に出てみたら、灼熱の太陽に焼かれ
声も出せない。
「思ってたんとちゃう」
蝉は嫌いだけど同情してしまう
フランスの詩人が言っていた
「もし私が神だったら、
私は青春を人生の終わりにおいただろう」
東京に住む人間の私が思う
もし私が今日地上デビューした蝉だったら
神を恨むだろう。
創作大賞2024:恋愛小説部門
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