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"また"仕事辞めてました。

こんにちは。春野ウメコです。

私が住んでいる地域では、ちょうど梅の花が見頃です。
風が吹くとひらり、散り始めているくらい。

梅の花は、花の色が赤から白に渡り、木によって微妙に加減が異なり、それもまた美しく、私たちの目を楽しませてくれますね。

「桜梅桃李」(おうばいとうり)
それぞれ独自の花を咲かせ、それぞれの在り方が美しい

↑最近知った言葉を、皆さんにもお裾分けです。

私の近状。

「現在は3軒目の動物病院で、動物看護師として勤務しています。」
と、キャリアその13に綴って以降、特に近状については書いていませんでした。

が、
その動物病院を、半月前に退社しまして。

大きな理由はひとつ。
「自分で仕事を開業してみたい」

このように記載すると、開業が目的のようですが、目的はまた別にありまして。

「ストレスなく、楽しく仕事がしたい」
その目的のための手段として、開業を計画することにしました。

いやいや、“計画”という言葉には、まだまだ届かぬ現状で、“意欲”段階ですが。

学ばせていただきました。何を?

3軒目の動物病院を退職する際に、お世話になった先輩たちに伝えた言葉。
「この職場で働けたことで、非常に多くのことを学ばせていただきました。」

「その学んだことって何?」なんて聞いてくる、意地悪っぽい先輩は居ませんでしたが、
1日の多くの時間を費やしてきたこの仕事から、いったい私は何を学んだのか、書き出してみることにしました。

①成功体験の積み重ね

約1年間の勤務の中で、私は苦手だった(できれば避けたかった)業務、レジ(会計)・受付対応・電話対応・飼い主さんへの説明が、ストレスつまり負荷を感じずに行えるようになっていました。
他にも、最初は億劫だった業務も、進んで取り組めるようになったものが、いくつもあります。

ここで間違えないで欲しいのは、「レジが出来るようになって、新たなスキルが身に付いたよ!やった〜!」 という訳ではないということです。

AI時代の到来で、病院におけるこのような業務は今後、AIへ仕事の代替が加速するでしょう。

ここで大切だと思ったのは、
出来るようになった“業務の内容”ではなく、負荷を感じていた事柄から、その負荷の域から脱することができたという“成功体験”です。

この先、私はどんな壁に出会うのか、大きさも厚さも未知。

でも、壁に出会った時、ここで得た“小さな成功体験”が、“小さな勇気”となり、壁に挑む行動に導いてくれるはずです。

この“小さな勇気”は、どんな壁に出会うのか不安で恐れながらも、ワクワクしてしまう可能性を秘めていると思っています。

成功体験の積み重ねは、勇気の積み重ね。

私はこの職場で、“小さな勇気”をいくつも積み重ねることができました。

②行動には、それに至る見えない根っこがある

院長1人・私を含めて従業員5人・アルバイトさん1人(不定期)が、週5日・1日10時間前後、ずっと一緒にいる環境で、建物の面積も狭い。
「この人と私は合わない」
「この人の行動・やり方・言い方が理解できない」
だから、「この人が嫌いだ」
勤務を始めて、最初の方はよく思いました。

そんな中でも、相手の良いなと思う面にフューチャーしたり、業務以外の話をして相手の“想い”に少し触れさせて貰ったりしていたら、気づいたことがありました。

“この人”と私は合わないんじゃなくて、そもそも根本の考え方(思考)が違うんだ。
相手の行動や発言に至る「根っこ」の部分を私が勝手に想像をして、「理解できない」「間違っている」と否定していたんだ。
相手の見えない「根っこ」部分は、本当は私には何も分からないのに、それを知ったふりをして、勝手に嫌っていたんだ。

その見えない「根っこ」があると気づけたこと、私がこの職場で学んだことのひとつです。
そしてこの気づきは、認識技術を学んでいる友人が、根気強く私の悩みと向き合ってくれたおかげです。

これは、今後の人生、色々な人達ととコミュニケーションを取る中で、必ずや活きてくる学びだと思っています。

“また”仕事を辞める。

この記事のタイトル、当初は「仕事辞めてました。」にしていましたが、そこに「また」をわざと強調して付けたのです。

友人に近状を聞かれた際、これまでは転職を重ねる自分を駄目な者として扱い、自虐するように、「また仕事辞めて転職するよ。」と笑いながら話していましたが、、
今回は違う理由でこの「また」を使っています。

「また」仕事を辞めるけれど、今までの自虐のような「また」とは違う「また」なんだよと、線引きするような気持ちで使ってみました。
(こうやって説明しないと、なんのこっちゃですよね。笑)

今度こそ仕事を辞めなければ、今までの自分を変えられて苦しく無くなる、そう思っていた自分を手放して。

今回綴ってきた「この職場で学んだこと」を生かして、まずは自分の根本をしっかり整えることから始めてみようと思います。
加えて、小さな勇気の積み重ねを自信に、"これから"の努力も、重ねる覚悟です。

こんな春野ウメコの近状に興味を持っていただけたら、嬉しく思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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