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いろんな雇用を経験して感じたこと。【派遣編】
こんにちは。
春野太陽です。
派遣は、とにかくいそいで働き先を見つけるためにと思って登録しました。
すぐに紹介を貰って、簡単な面接をして、すぐに派遣されました。
わたしが派遣されたのは健康食品販売の購入電話を受け付けるコールセンターです。
仕事内容はとてもシンプル。まじで文字のタイピングさえできれば誰でもできます。
問題は、出勤時間や勤務システムにありました。
そこのコールセンターは8時には電話受付開始。
自分座席についてパソコンとマイク接続等の設定を完了させること、駅から職場まで歩いていく時間、電車に乗っている時間、自宅から最寄り駅までの時間、などを逆算すると、
毎朝5時半起床で続けていました。
睡眠にも課題がある精神疾患の私。
そんな私が無理難題な起床時間で過ごすのは、すぐに身体のガタがきはじめました。
ある日着信が入って目が覚めると「春野さんですか?もう8時すぎたんですけどどうしましたか?」
もうパニックです。
「すいません、アラームに気づかなかったみたいで。。。」
「無断欠勤になりますので気をつけてください。このあとどうしますか?このままお休みされますか?」
「急いで準備して向かいます!失礼しました!」
と、この日はその場しのぎで1日を耐えましたが、
結局体が壊れてきていることに変わりはない。
どんどん起きれない日が増えてきて、
どんどん気持ち悪さやだるさの日が増えてきて、
「今日も身体が動かなくて、お休みさせてください。。本当にすいません。。。」
となってしまう日々が続いてしまいました。
となると、個室に呼び出しをされ面談をされたのですが、
「今のこの状態っていうのは変わらないですか?」
「シフトを減らせば解決できますか?」
などと問われ
正直に、
「身体がしんどいことは努力でどうにもできないです。」
「その日その日の朝を迎えたときに身体が動くか動かないかやっとわかるものなので、シフトを減らせば解決するってものでもないです。」
なんとか派遣先には甘えではなく病理的な理由であることは伝わったようですが、
それでもやっぱり順応できない自分の身体はどうしようもなく、それに対して個室呼び出しをくらうはめになったのは屈辱的でした。
まぁ話をちゃんと聞いてくれただけありがたいか。
派遣を決めた時、私は派遣で働きながら別の資格を取ってそれで再就職しよう!と当初息を巻いていたのですが、
こういうことが度重なり、
「なんのために働いているんだろう」
「なんどもリスタートをきってるのにどれもこれもなんでうまくいかないんだろう」
「こんなに今まで死ぬほど頑張ってきたのに毒親の呪縛から何も変わらないんだから、資格取ったって無駄だろうな。」
「頑張ることが馬鹿みたい。働くことが馬鹿みたい。」
「生きるために働くんじゃなくて、働くために生きる時間削ってるんじゃん。もう私の体は限界だよ。そんな世界に私はいたくない。」
そう思ったら涙が止まらなくて、
職場のビルのトイレの窓から下を覗いてみたりとか、
帰宅の電車を待ちながら線路を見つめてみたりとか、
もう死にたくて死にたくて終わりにしたくて消えたくて仕方ありませんでした。
派遣先にもよりますが、
「社員4名に対し派遣50名の割合の現場で、派遣はコロコロ入れ替わる」
「ひたすら電話を取り続けないと怒られるので、休憩程度の雑談とかストレッチとかそういうのすら許されない」
「人員はコロコロ入れ替わるし、社内で会話する時間も許されないので、まったく縦のつながりも横のつながりもできず仕事の悩みを相談や共有できない」
「契約期間が2ヶ月とか3ヶ月ごとの更新だから、新しいシフト表に自分がいるかずっとビクビクしてしまう」
みたいな私の派遣先の働き方では、
メンタルも体調もボロボロでした。
唯一、マニュアル通り電話で話すだけでいいし、職場で友達ができない代わりに人間トラブルが起きないという有り難さはありましたが、その分充実度はなんともいえません。