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初エッセイ

7/14 日曜日
 そういえばこの前彼と別れた。例の彼。勇敢な彼。
 私から別れを告げた。堪え性がないのかもしれない。でも船長なら羅針盤の読み方を​────。
 まあ、もう過ぎたことだし彼のプライバシーに関わることだ。記さないべきだと思う。
 ただ交際期間はおよそ2週間で、そのことを旧友に報告する際、私は「安定の免許合宿だよ」とからから笑って見せた。

 話は変わりますが、エッセイを書いてみようかなと思います。見よう見まねだけど。
 ありがたいことに、私の話を聴いてくれる人々が私の話を褒めてくれることがあります(様々な視点で…)。そしてその中に、私の考えや言葉が誰かをはっとさせることもあるかもよ、という声がありました。
 最近は本を読む時間が多くエッセイに興味が出てきた頃で、どうせならやってみたいなぁ…という興味と意思でこれを書いています。

 思ったことをつらつらつらつら記すスタイルなので、文体だの細かいことは気にせず、ラフに、時々書く日記みたいに記す予定です。
 誰かのところに届くといいなぁ。

 ときに、自分の意見を述べているとふと、自分の考え方に気づくことがある。それは突然やってくるのだが、この前は彼と別れ話をしている最中に気づいた。そこでは主に信頼関係についてである。

 私の中での「信頼関係」は、手間暇をかけて相手と協力しながら構築していくものであり、個人が『この人は自分的に信頼できる』と相互に思える関係のことだと思っていた。この関係性はまた、努力とリラックスのバランスを保ちながら深めていくものと考えていたのだ。

 きっかけやタイミングがどうであれ、自分の輪郭や色を知ろうとすること、またそれに気づくことは自分の長所なんだなぁと。ふと。また、ね。

 またある旧友に、元カレと別れ話をしていた時に感じた違和感を例え話で伝えた。すると
「いやぁ、今の例え話はすごいよ、村○春樹みたいだった!」
 と大袈裟なほど喜んで感嘆している様子だった。読書好きで率直な感想をくれる彼女のことだから、大袈裟だけどきっと言い過ぎでもないんだろうなと思い、ふっと笑う。

 何気ない日々、そこにふと訪れる多様なきっかけや気づき、誰かとの協力ありきで構築していく豊かな信頼関係。

 どうにも気まぐれなこういうものを、生涯私は大切にしていきたい。

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