土砂降りのち薄日の今日この頃に。
私は20代前半という比較的若いうちに結婚してすぐに子どもに恵まれた。
早く結婚してお母さんになること、いわゆる毒母に育てられた私の一番したいことだった。仕事とか生きがいとかについて考えるよりも、とにかく誰かから大事にされて私も大事に慈しむ対象が欲しかった。
そんな希望が叶い、二人の娘に恵まれた。
長女には発達障害があった。自閉症スペクトラム(ASD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断がついたのは小学四年生の時。診断がつくまでに数々のトラブルを起こし、親子ともに苦しみ、違和感と困難さの連続の日々。
診断後も大変さは続いた。私は母親としてたくさんの失敗をした。
娘の障害に気づいてあげることが遅かったこと、合う環境の中で育てられなかったこと、夫婦関係もよくなくてそれが娘たちを傷つけたこと、私も心を病み適切な対応を取れなかったこと。
今でも振り返ればいつも泣いてしまう。
だけど、娘のお母さんは私しかいなくて限界の中でできることを精一杯やってきたとも思う。十分でもパーフェクトでもなかったけれど。
最近、やっと…本当にやっと少し穏やかに一日を終えることができる日が増えてきたところだ。ここで私たち親子のここまでの道のりを振り返り、今日も限界のところで踏ん張っている親子に何かが届いたら、と思い、ここに書くことにした。お付き合いよろしくお願いします。