元高校教師が、なんでMBAを目指したのか?

私は元高校教師で、現在、教育関係の企業のお仕事をしながら、MBA取得のために、大学院に通っています。

そんな私がブログを改めて開設しました。(というのも一応昔のブログもあるがいったん封印しておきますw)

理由は3つ。
1 私のキャリアはあまり同じ人がいなくて、孤独なので、同じことを目指す人たちのために、記録として残したいな、と思ったから
2 大学院受験のときにとても先輩たちのブログにとてもお世話になったので、ほんと、記録に残すって大事だなと思ったから
3 自分の考えていることや思っていることはoutputすることで洗練されると思っているので、outputの習慣を作りたいと思ったから

なので、教員の人以外が見ても、そんなに意味がないというか、役に立ちそうな内容は書かないと思いますので、先に謝っておきます。ごめんなさいm(_ _)m
とりあえず、最初に続けて以下の3つを書こうかと思っています。

- 元高校教師が、なんでMBAを目指したのか?
- MBA受験のためにやったこと。
- 授業を受ける体験。

途中で変わる可能性もありますが、とりあえず気分で書いていくのであまり硬くならず、ラフに見ていただけると助かります。

私は13年間私立の中高一貫校の教員として勤め、その後フリーランスで企業のお仕事を受託しています。

今も仕事は縮小はしたものの、日中は続けながら大学院に通っています。

そんな私がなぜ、MBAを目指したのかを書いてみようと思います。


学校の教員時代、私は新しい時代の教育を求めて、さまざまな新しい形態の授業を実践していました。

今で言う探究学習は2006年から、ICT教育は2014年から実践していて、それはそれでとても満足でした。
そのうち、自分の立場が少しずつ変化したことと、時代の追い風もあり、それを学校全体にシェアしていくことになったとき、その壁は訪れました。

様々な新しい試みに対して、意思決定がされないのです。

その理由として今思うのは、
- 学校の方針は決まっていない(決まっているように表向きはなっているだけ。実際に決断しようと思ったら、その方針はほとんど意味をなさない。)
- それぞれが違う正義で話し、それも定性的なので誰も客観的に判断ができない。

そんな状態だったので、何も決まらない。しかも納得感のある決定ができない状態が続きました。
それと同時に、自分も提案が合理的にかつ円滑に進められない、そういうスキルがないことに気が付きました。

時を同じくして、私はICT教育の担当だったので、システムを学校に入れようと思ったときに、「これ」という適切なツールがない。
どれも企業向けに作られており、学校は間借り状態。
ICTを導入すると、逆に生産性が下がるみたいな状態が実際にあるなと思って、学校向けに良いツールを作って、学校の先生を楽にしたいなと思っていました。

そんなとき、ご縁もあって、システムを作る会社にJOINすることになりました。

自分たちが立案したシステムを使ってもらおうと、多くの学校に伺ってお話を聞いていると、どこの学校にも同じようなことが起こっていました。

新しいことをしようと思ったが、なかなか意思決定ができない。 
やっとの事で導入してみたが、全体を動かしていくことは非常に困難。
それは経営層であっても、メンバーである教員を一方向に動かしていくことはほとんどできない状態にありました。

片や企業はというと、経営層の圧倒的に合理的な意思決定と、それをメンバーに伝播して推進していく力が強く、組織が一丸となって目標に進んでいく様子がありました。

この違いは何なんだろう、と考えたときに、これがマネジメントか。と、そのときに思ったのです。(思っただけで全然正しいかわからないんですが。)
しかも、学校経営を行っているのは、学校の教員上がりの先生達がほとんど。
彼らは大学時代、その教科や教育学の勉強をして教員になっているので、経営の手法などを知るはずがない。

学校に、企業の科学されたマネジメントを導入したら、もっと違う世界が待っているんじゃないか!!
と、勝手に妄想をしたのです。

もちろん、そうじゃない素晴らしいリーダーの元、学校が一丸となって進んでいる推進力のある学校もたくさんあります。
でも多くの学校がそうなっていない、それが現状であるとも思ってます。

私が作りたいのは、とっても素晴らしいユニークな学校をマンパワーで作ることではなく、多くの学校が採用できるような、マネジメントを通じた、学校内の空気の良さ。
特に、今までの教育に敬意を持ちながら、本当に生徒のために向き合っている先生たちが、自分たちも幸福で、やりがいを持って、疲弊せずに新しいことにイキイキとチャレンジしている学校。

それはどうしたらできるのかが知りたかったのです。

じゃあ、本を読んで学ぶか、って思ったのですが、私は本当に普通の人間なので、自分で適切な本を選ぶ力も、本をなんの強制もなく、仕事をしながら読み続け、自分のものにしていく力も多分ない。だから、だれか適切な本を解説付きで、理解することを強制してくれる人いないかな?と思ったときに

「そうだ、大学院に行こう。」となりました。(安直)

もう一つの理由としては、やはり学校の先生ってブラックって言われて、学生がドン引きしてますよね…
何かと言うと既存の教育がディスられる事が多いので、若者は教員になりたがらなくなっているのです。
今、教員の倍率は下がり続けています。
https://www.kyobun.co.jp/rate/

そんな時代に、私みたいに自由にやりたいことをやる学校の先生がいてもいいんじゃないかと思っているんですね。(私、今でも学校の教員がドメインだと思っているので。)
意欲がある人がいたら、学校にいながらMBAを取得したり、新たな教育学を学びに行ったり、学校の先生が自由に学べる道を是非作りたかった。(おこがましいですがww)(しかも自分はやめちゃってるけど、別に辞めないで済むなら辞めたくなかった。)

そうじゃないと、もともと学問に興味があり、学ぶことが大好きな先生たちが、満足できる環境なんか作れないんじゃないかと思ったんです。

しかし、そんな素敵な環境を作るには、大事なのはお金の流れですよね…
何をやるにしたってお金。人件費。

学校のお金は今、大きなお小遣い帳で管理されていて、使えるお金の限度額が決まっており、いかに少ない出費で抑えるか、が大事になります。
更に、予算型の組織においては、その予算を確保することのみが正なので、従来やってきたことは踏襲することが前提になります。

言い換えると、いかに新しいことを試みをしないで、余計なお金は使わずに、正しい例年踏襲をすることができるかが大事になるのです。

そりゃ、新しいことをやらない文化が作られるわけだ。
でも、これをこのまま維持していくのはどうなんだろう?と、疑問に思ってしまいました。

なので、マネジメントやファイナンスを体系的に理解できるMBAで学ぶことに興味を持ち、大学院の受験をすることを決意しました。

___

いったんここで終わり。
次回、MBA受験に向けてやったことをに続く。

いいなと思ったら応援しよう!