3ヶ月経ちました
大学院に通い始めて、3ヶ月が過ぎました。
あっという間。
友人知人も増え、今までよりもディスカッションやグループワークが多くなってきて、なんかそれっぽくなってきましたw
MBA受験を考えている教員の皆さま向けに、3ヶ月経っての心境を書いてみることにします。
■ 企業に務めた経験の価値
やっぱり1回企業に出ていた経験は大きいなと思います。
もし、企業で働いていなかったら、やはり伝わらない部分や、理解できない部分が多かったんじゃないかなと。
例えば、技術オペレーションマネージメントという授業では、製品開発を前提とした話がされます。
R&Dと製品開発をいかにつなげるか、のような話だとか、効果的な経営と効率的な経営の違いとかが話がされます。
私は紛いなりにもシステム開発の現場にいた経験があるので、その話がグサグサ刺さってめちゃくちゃ面白かったですし、ディスカッションを振られても、ある程度自分の会社で起こったことなどを前提に話をすることができました。
ネゴシエーションの授業でも、営業になりきってロールプレイをするとか、プレゼンするとか、そういう機会があるのですが、今のしごとで企画でプレゼンの作り方を一から叩きのめしていただいていたり、作るだけでなく伝わらないと意味がないので、フィードバックを受ける体験も多いので、なんとなくついていけますが、そういう経験が殆ど無い教員には厳しかったかなと。
来ている周りの人たちは、優秀でやる気のあるハイパフォーマーだらけなので、その人達についていくのでさえ精一杯なので、もし人にフィードバックを受けて、自分の足りないところを知る経験がなかったと思うとゾッとします。
学校の先生が直でビジネススクールに来るときは、自分で本を読んだり、企業のヒト・モノ・カネの流れをある程度知っておかないと、もしかしたら辛い部分が多かったかもしれません。
■ 全然知らない世界の勉強
企業に出ていてもほとんど意識していなかったのがカネの流れ。
学校にいたときは皆無でしたが、今ですら私のような現場部隊ではそこは余り普段考えていないところ。
ファイナンスや財務会計の授業は本当に知らないことだらけ。
前提知識や用語がないので、まさにゼロからのスタートでした。
特にファイナンスの授業は、自分で勉強をしようと思っても、使われている用語すら難しいので、なかなか頭に入ってこない。
しかも、自分の業務との結びつきがない、という中で、自分に刺さってくるものも薄いので、授業の中でキャッチアップできることが少なく、課題を提出するにも本当にいろいろと事前に勉強をし直さなければならず、本や動画などを頼って1枚のレポートを出すために何時間も掛ける必要がありました。
■ 新しい知識をつけることはやっぱり楽しい
それでも分からないもの、知らない世界を知りに行くことはとても楽しいです。
ファイナンスの課題も、財務会計の課題も大変ですが、やったあと、自分が理解増えていくことはとても楽しい。
自分で企業の財務諸表を見たくなったり、見ながら理解できることが増えたりしたときは、本当に「先生ありがとう。」という気持ちになります。
自分が学んで楽しいという気持ちを思い返させてくれることが、一番価値があるかもしれません。
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全然関係ないですが、先日卒業生と会ってきました。
就活前や就活中になるとちょくちょくお声がかかるんですが、そんなときに思うのは、自分が少し変化していてよかったなと思います。
そういう私も、周りの人が常に挑戦続けたり、学び続けている姿を見て今があるので、変わり続けることはそんなにリスクのあることではなく、ふつうのことであるということを感じてくれると良いなと。
とはいえ、ファイナンスレポートのせいで胃痛が続く…
頑張ろう。