国内MBAの受験
ビジネススクールなんて行く意味ない、みたいな話はよく聞くのですが、人によるのかな、と思います。
もちろん、独学でガンガンできてしまう人は必要ないのでしょうが、私みたいに学力的な能力もフツーの人で、コミュニケーション能力もフツーな人にはいいのかなぁと。
人それぞれなのでなんとも言い難いですが…。
でも、私はそこで学びたい!と思ったので受験を決意。
その後、どこの学校が良いのか、検討し始めました。
国内のビジネススクールを比較して、私が重視したのは以下。
- 仕事しながら通える
- 通いきれる場所
- 学費
- 学生の人数
- アカデミックと実務のバランス
というか、はっきり言って「仕事しながら通える」「通いきれる場所」がダントツ。
あとは、学生の人数とかも一応気にしましたが、仕事をしながら自分がどれだけ負荷なく通いきれるか、というところを重視しました。
あとは、上記の理由で選んでみて、とりあえず入ったところで頑張ろう。という感じ。良いも悪いも、自分に合うかどうかはやってみないとわからないと思うので。
私が大学院受験を意識したのが12月ごろだったので、準備期間は2ヶ月ほどでしたが、それでもやれるだけはやろうと思い、友達との誘いも行かずに、その期間だけは真面目に受験勉強をすることを決意。
色々調べたところもう募集終えているところもたくさんあり、その中でも条件に合うところでWBSを志望することにしました。
でも決意したものの、何の準備をしなければいけないかもわからなかったので、まずはググる。
そうすると、どうやら小論文と面接があるらしいと知る。
小論文…。
大学受験のときも使ったことないし、自分では全く書いたことがなかったから、とりあえず過去問を探す。
そうするとWBSのHPの中に、過去問がズラリ。
https://www.waseda.jp/inst/admission/graduate/past_test/
見てみると、レストランの仕入れの問題とか、働き方改革について述べよとか、年度ごとに全く違う傾向を見ているような課題。しかも解答がない状態で、どうやって勉強しようと思い悩んだ挙げ句、一旦過去問を見てみて、それぞれの年度でどんな能力を求めているのか、自分なりに書き出すことにしました。
そうすると、以下の2点の能力を見ているんだということに気が付きました。
- 現状を論理的に分析する力
- 解決策を論理的に出す力
まあ、そうですよね。
毎年違う傾向なわけありません。(先生方ごめんなさい)
ということで、これなら一般の小論文の問題集を買って、それを自分なりに書くという作業を何回か重ねればよいだろうということがわかり、私が購入して使っていたのは以下の問題集。
国内MBA受験 小論文対策講義(ウインドミル国内MBA受験シリーズ)
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4502688606/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_aRbSCbEK84YC7
答えもついているし、MBAの基礎知識的なことが簡単にまとめられているので、いいかなと思い、関係ありそうな問いをピックアップして、とにかく書くという作業を繰り返しやりました。
書くときに意識していたのは、「とにかく書ききる」ということと、「何を書けるか、書きたいかを出し切って、ゴールを作ってから書く」ということ。
例えば、このテーマに関しては3つの要素は書けるな、と思ったら、600字にまとめよ、という問いなら、1つを200字ずつ書いていけば600字になると思って書き始める。
書く内容があまりなく2つぐらいしかかけない場合は、1つを結構尾びれ背びれつけて長めに書く必要があるので、それで字数を埋める、みたいな作業をやっておりました。
もちろん、基礎知識はあるに越したことはないと思うのですが、大体の学校が基礎力は学校に来てから身につければいいので、いま知識があることよりも、論理的に物事を考えられるか、というところを問われていると思います。
私もそれを信じてとにかく書ききりました笑。
そして、無事、1次合格。
そうすると次は面接対策。
これも全く何を聞かれるのか未知の世界。
これは事例を見るしかない、と思って、こちらも本を購入。
MBA受験生が知りたい 合格者の「研究計画書」+「面接内容」
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4909510915/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_wZbSCbDC6KJA7
これでWBSの質問内容をすべて書き出し、分類分けしました。
そうすると大きく分けて6つの質問であることが判明。
- 志望動機について
- 入学後の勉強について
- 自分のパーソナリティについて
- 今までの仕事の内容
- MBA通いきれるのか
そして最後に
- キャリアや仕事についての個別な質問
上の5つは自分のことを語れば良いので、答えを用意しておけば良いかなと思ったのですが、最後の「キャリアや仕事についての個別な質問」が、受験生のキャリアによってされる質問が様々。
製薬会社に務めている人には、その内容が質問されるし、留学経験や海外勤務がある人については、その内容が聞かれる、みたいな状態した。
準備のしようがないと思ったのですが、ここは自分が書いた研究計画書(出願のときに出すもの)を見て、先生方が質問をされるのだろうと踏んで、その内容に対して自分が面接官であったら、こんなことを突っ込むんじゃないかということを想定して、その答えを用意しておく、ということをしました。
その他にも、WBSの先生方が出している本を読んでみたり、経営学やマーケティングなど、基本が全くわからなかったので、ざっと本を読んだりして、基礎知識的なものを少しインプットして、できる限りの対応をして本番に臨みました。
本番は、久しぶりに人に審査される状況で、嫌な冷や汗をかきましたが、正直、↑の質問以外は来ませんでした。
なので準備は成功という感じは手応えとしてありました。
で、どうにかこうにか合格。
久々に受け取った合格通知は、やっぱり嬉しく、これから大変な日々が待っているのはわかっていましたが、ドキドキがしばらく止まりませんでした。
考えてみれば、新しい場所も、新しい人間関係も、新しいライフスタイルも、慣れるのにすごい時間がかかって5月病にいつもなっている私が、また新しいチャレンジをするのは、本当に変な話なのですが、それでも自分の中に、学びたいという気持ちが湧いてきていたので、それはそれで大事にしなきゃなと思い、自分にムチを打って、新しい生活に飛び込みました。
いまではその決断をした自分、偉いな&バカだなと思っています笑。
次回、授業を受ける体験に続く。