シロクマ感想文:小牧幸助さん「耳を捨てたくなる夜に」
#シロクマ感想文 参加記事です。
企画を運営するご本人さまの作品、少々迷ったのですが(小牧さんの意図からずれる)やはりこの秀作を挙げねば、と(偉そうですが(^^;)
暑い、暑いという表現を越えてしまう、全てが溶けてしまいそうな熱帯夜が続いています。私は北の住民ですが、真夏日が1ヶ月続き、家族も熱中症でかかりつけ医のお世話になることも(点滴で済みました、お陰様で)。皆様も体調維持には苦心される日々であると推察します。
等、話の枕が長くなり恐縮です。そんな日、そんな夜の心にそっと寄り添ってくれる優しくてどこか切ない一編。それが「耳を捨てたくなる夜に」であると思うのです。
以下、「耳を捨てたくなる夜に」の内容について幾ばくかの #ネタバレ を含みます。ご閲覧の際はその点をご理解賜りたく存じます(感想文の構築上、文章の内容に触れる必要があるので)。
近未来と思われる世界。その世界にあっても喧噪に覆われる疲弊は、今の私たちが暮らす世界と変わらない。何も聞きたくない、そう思うことがしばしばあります。そんな中で主人公の女性がマンションの屋上に求めたのは街クジラ。それが連れてくる・伝えてくる安らぎは、「耳を捨てたくなる夜に」を読んだ読者が感じる安らぎそのもののように感じるのです。
小牧幸助さん、優しい小説を読ませてくださり、ありがとうございます。企画は無論のこと、小牧さんの言葉に触れることのできる幸せを、私は「喧噪を遮断するために付けていたヘッドフォン」を外して、眼や皮膚、感覚そのもので噛み締めています。
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