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雪のような光【毎週ショートショートnote】参加記事

最初に、たはらさんのご発言を引用することをお許しくださいませ。

【はじめに】毎週ショートショートnoteを今週やろうかどうか悩みました。中止するのはとても簡単な事でした。しかし、いつも通りに無理難題とその難題を突破する皆様の作品があるというこの環境が毎週存在している事だけで、どこかのだれかの力になるかもしれないと思いました。そこで今週もいつも通りに続けます。ただこの企画で生まれた作品群で、傷つく人がいないようにとだけ祈らせてください。

【毎週ショートショートnote】『ショートショート書いてみませんか?』お題発表!1/7
たらはかに(田原にか) 様 2024年1月7日記事より引用


私もそう願って(現状、募金しかできることがなく、無力を噛み締めつつ「書くことだけが脳」である私は)。2023と同じように淡々と。#毎週ショートショートnote #会員制の粉雪  参ります。



「運がよかったね。アンタで最後だ。もう他の人間は入れない」

門番の言葉に軽く頷き、私は誘導されるままに門扉から室内へと入っていく。これは片道切符を手に入れただけ。今は歩を進めるしか選択肢は残されていない。

この世界の季節は冬だけ。雪が全てを覆い尽くし、樹木さえも白に埋もれる。唇の感覚は既になく、門番のそれも赤を宿してはいない。

薄暗い廊下を歩いていくと、やがてほのかな灯りが見えてきた。中庭。この施設にもそんなものがあるのか。


「もうすぐ始まるから、そこらへんに座って待っているといい」

室内に入ると、私の姿を見たひとりの男から、そう声が掛かる。その言葉に従い地面に腰を下ろした。

ふわり、ふわり。
そんなオノマトペがぴったりな、光る粒が無数に落ちてくる。光の粒子は辺りを照らし、直ぐに消えていく。

「これから光を空に還します

中央で透明なマントを纏って透明な剣を掲げる女性が告げる。

会員制の粉雪。そう呼ばれる儀式が今、はじまる。


拙稿題名:雪のような光
総字数:421字(原稿用紙一枚強)

2024初めのお題はこちら!
【会員制の粉雪】 

いやいや、会員制って怪しいものしかないイメージです。そんな怪しげなモノには近づけません!そんな皆様には裏お題のこちらを
【怪人制御冷や麦】 
 |ω・`)チラッ 

ルール&注意事項
・2024.1.13深夜までにだいたい410字くらいのショートショートを投稿
・タグに #毎週ショートショートnote をつける
・私以外の投稿が確認されたらマガジンに追加
・一位を決めたりはしません!たらはセレクションとして紹介させていただくことがあります!
・他の方の作品にコメントを入れていただけると嬉しいです!(シロクマ文芸部さん企画のパクリ)

なお、こちらの企画は基本的に田丸雅智先生方式を採用しています。「会員制の」「粉雪」という2つのワードのある作品ではなく、「会員制の粉雪」という会に払わないと見れそうもない風景を考えてみてください!では、今週もよろしくお願いします!

今週のそーっとそーっとnote
静かに祈る事しかできない私です。
無力なりにできる事を考えていきたいです。

今週もよろしくお願いします。

【毎週ショートショートnote】『ショートショート書いてみませんか?』お題発表!1/7
たらはかに(田原にか) 様 2024年1月7日記事より引用

たはらかにさん、よろしくお願い申し上げます。

ヘッダー画像の別バージョン。BingAI生成画像です。

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春永睦月
拙稿をお心のどこかに置いて頂ければ、これ以上の喜びはありません。ありがとうございます。

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