上下巻のつもりで書き始めた『アレ伝』――書き仕事の日々8
処女作『マリア』に続いて、なんとか2冊を書き上げ、さらに雑誌にのせる短編もなんとか書き上げたところで、
「そろそろシリーズものを」と編集さんが言ってくれました。
そこまで書いた三冊は、時代も場所もまったく異なったので、執筆する前に、ある程度時代背景を下調べする時間が必要でした。
でもほらシリーズものなら、いちいち調べなくて済む。
編集部としては、とにかく、発売の間隔を出来るだけあけたくない。
早く次を。早く早く……というわけです。(目標年二冊!と言われてた頃もあったなあ)