#116 毎日の風景をつくるごはん vol.3 【立春】

画像1 立春(2/4-2/18頃)のごはん。大根、コマツナはいつでもあるけど、特に冬は美味しい。でもそろそろ盛りの時期の終わりを感じる今日この頃です。右上の鮮やかな赤は「紅大根と帆立のレモンサラダ」
画像2 丸くてころんとした大根です。生産者は香川県坂出市の「さぬき有機」。
画像3 皮だけが赤いのかと思ったら、中まで真っ赤でした。皮をむく手もまな板も真っ赤に染まります…!
画像4 【レシピ】半コ分を千切りにし、塩揉みして置いておきます。後で塩抜きしないから気持ち控えめに。その間に、ホタテ缶を汁ごと1缶、オリーブオイルとレモン果汁を大さじ1ずつ混ぜ合わせたドレッシングを作っておきます。大根がしんなりしてきたら、厚手のキッチンペーパーで包んで絞り、水気をよく切ります。ドレッシングと和えて、最後にブラックペッパーをかけて出来上がり。
画像5 リーフレタスと卵の炒め物、ミニトマト、ひらきなめこのお味噌汁。ご飯のおかずは、セロリの葉っぱと塩昆布の佃煮。
画像6 リーフレタスは徳島県勝浦町のトラストより。生で食べるイメージが強いけど、炒めてもシャキシャキで美味しい。【レシピ】初めに卵を半熟に焼いて取り出しておき、リーフレタスを同じフライパンでしんなりするまで炒める。最後に卵を混ぜ合わせ、塩で味を整えたら完成。簡単だし、レタスからしみ出た味が卵とよく合う!
画像7 春を感じるセロリの葉っぱ。たくさんあったので佃煮にしました。
画像8 【レシピ】歯の部分を千切りにして、ほんの少しのごま油といためる。しんなりしたら、たっぷりの鰹節(に加えて、お味噌汁で使った出汁パックの中身も入れた)と塩昆布少しと和える。みりんと麺つゆで味を整えて、水分を飛ばして完成!わたしはピリ辛が好きだから鷹の爪もほんの少し加えた。
画像9 セロリの爽やかな香りは思いのほかごはんと合う。ペロリと食べてしまったのでまた作ろう。
画像10 セロリの茎の部分は塩きんぴらで食べました。これがまたクセになる美味しさ。今までスープやカレーの脇役だったセロリも立派な主役になりました。参考にしたのは坂ノ途中のレシピ。https://www.on-the-slope.com/articles/recipe_all/recipe/articles-241419/
画像11 坂ノ途中の定期宅配で来たお野菜たち(Sセット隔週)。紹介したセロリ(一番左)は茎まで緑色のもの。
画像12 この回のセットには今年初の葉付きタマネギが入っていました!せっかくなので葉っぱごと生で食べてみることに。
画像13 【葉付きタマネギとにんじんのサラダ・米酢バージョン】です。葉の部分をみじん切りにして、浅煎りごま油:ナンプラー:米酢=1:1:2と混ぜ合わせる。これでドレッシング完成。玉ねぎの玉の部分1個、にんじん一本は千切りにする。ピーラーを使って薄くスライスすると良い。それぞれ塩揉みして5分くらい置いておく。水にさらし塩抜きをしてから、絞り、キッチンペーパーで水気を切る。全ての材料をあえて、白胡麻をひとつまみ振ったら出来上がり!
画像14 こちらはちょっと味を変えてみました。【葉付きタマネギとにんじんのサラダ・レモン果汁バージョン】米酢の代わりにレモン果汁🍋を使っています。酸っぱくて爽やかな味が好みの人はこっちの方がオススメかも。アレンジの参考にしたのは坂ノ途中のレシピ https://www.on-the-slope.com/articles/recipe_all/recipe/articles-145388/
画像15 いつでも出回っているイメージのブロッコリー。本来の美味しい旬の時期は11~3月頃だそう。このブロッコリーは愛知県田原市の「ゆたかわファーム」から。塩ゆでした後のつまみ食いが止まらない。
画像16 この日のおかずはブロッコリーのペペロンチーノ風ソテーと水菜のチジミ。
画像17 春菊が新鮮なうちにと作ったのはパスタ。生でも食べられる春菊は、パスタのお湯を切るときにざるに入れておいて湯通ししただけ。参考したのは「arikoの美味しいルーティン」に登場する「ツナレモンパスタ」。レモンとナンプラーと柚子胡椒の組合せがたまらない!家族も大絶賛でした。付け合わせはレンコンをオリーブオイル、にんにく、鷹の爪とじっくり焼いたソテー。
画像18 スーパーに出ていたかき菜の菜の花。かために下茹でしておみそ汁に。普段は合わせみそだけど、今回は八丁味噌にしてみました。目玉焼きと一緒に乗っているのは博多春菊。動かさずにソテーして後から塩を振って食べるのが定番。
画像19 徳島県の神山のすだち。友達におすそ分けしてもらったので贅沢にうどんに乗せてたいただきました。すだちの最盛期は8~9月。今回おすそ分けしてもらったのは、最盛期に収穫されたすだちを、風通しの良い場所で乾かす「予措(よそ)」という工程を経て袋詰めされ冷蔵貯蔵されたものだそう。酸味がまろやかびっくりしたのだけど、調べたら成熟したすだちならではの味わいだそうです。https://kamiyama-sudachi.com/
画像20 切り干し大根は手軽でよく食べる食材のひとつ。煮物もいいけど、最近は豚肉や長ネギ、ニンジン、ゴボウと炒めて、メインのおかずとして食べています。
画像21 切り干し大根炒めは、余った野菜やきのこを合わせるので飽きずに食べられます。この日は余っていた安納芋をおみそ汁に入れたのでボリュームたっぷりのブランチになりました。
画像22 「しらすのフリッタータ」はarikoさんのレシピを参考に。イタリアンな味だけど、シンプルなので和食と合わせてもOK!
画像23 コマツナは茹でて、ごま油と塩昆布と千切り人参と和えてナムルに。
画像24 いちご大福。毎年楽しみにしている味が今年もやってきた!まだちょっと酸っぱかったけど、甘いあんこにはこれくらいの酸味がちょうどいい。
画像25 「鯖の柚子塩焼き」は朝日新聞に載っていたレシピを参考しました。湯豆腐が隠れるくらいたっぷりの水菜と長ネギ。あったまる~
画像26 皮をむいたヤーコン。少し透き通っています。これを千切りにして、ニンジンと一緒にきんぴらに。生でも食べられるけど、私は火を通した方が好みでした。シャキシャキの食感でじんわり甘い、不思議な野菜。
画像27 いつも作っているごはんは、和と洋どちらにも合うものが多いです。と言っても味付けがほとんど塩だからだけど。食べる人がごはんかパンかそれぞれ選んで食べられるので、こんな感じの日もあります。「立春」のごはんはこれでおしまい。さて、次の節気は「雨水」です。雨水とは、降る雪が雨へと変わり、氷が溶けだす頃のこと。昔からこの季節は農耕の準備をはじめる目安とされてきたそうです。そういえば最近温かくなってきたし、すの入った大根も見かけたな。もうすぐ春ですね。

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