彼とのシンクロ
ふと彼とPayPayの残高の見せ合いっこをしたら、額が同じだった。
49円。(すくな)
彼もわたしも驚き、そして笑った。
PayPayはただの偶然だが、彼とわたしは不意に言動がシンクロする時がある。その出来事に遭遇する度、心がぽっと温かくなる。
ある時ふと気づいた。10代とか20台前半は、そういった好きな人とのちょっとしたシンクロに対して、運命的なものを感じていた。
今日会いたいと思ってたら会えた。
グループ分けで同じになれた。
片想いをしていた人が入居した会社の寮がわたしの家からそう遠くなかった。
少女漫画の読みすぎか。と書きながら恥ずかしい気持ちになる。笑
好きな人とのシンクロに過剰に反応し、逆にそこから好きになったこともあった。
今はあまりそういったものに運命的な何かは感じなくなったし、重きも置かなくなった。
彼との言動のシンクロは嬉しく思う。でもそれは運命的なものではなく、わたしたちが心を向かい合わせ、交わったり反発する中で起こった変化を見ているような気持ちになる。「わたしたち似てきたなあ」と。
わたしも少し大人になったのかと考えたが、好きな人のことを書いた最初の記事のテーマがシンクロということは、わたしは昔とそう変わっていないのかもしれない。
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