私の推し画家vol.11(塩川髙敏)
そもそものきっかけ
今回からは、現代作家を取り上げようと思います。一回目は知人からいきたいと思います。
私がしまなみ海道を知るきっかけとなった方です。2000年から尾道市立大学の設立に携わり2001年に教授に就任され、2011年には副学長になられましたが残念な事に2017年に亡くなられました。享年69歳。2018年10月20日から12月9日まで尾道市立大学美術館と尾道市立大学サテライトスタジオ、
なかた美術館の3ヶ所を使って大々的に追悼展(「浮游ー塩川髙敏展ー」)が催され、それを観に初めて尾道に足を踏み入れたという次第です。その期間だけは尾道の町が塩川さんの作品で溢れかえった感動的な展覧会でした。
生い立ち
そうそうたる立派な略歴ですが、ご本人は全然エリートっぽくなくて真面目で気さくな方だったようです。
作品
水の中を、それこそ浮游しているイメージで描かれた作品で、その後シリーズ化されています。最後の浮游はこちら↓
2002年に日本橋高島屋にて「塩川高敏展ー尾道を描くー」という個展を開催しますが、この頃から画風の違う作品を描くようになります。
尾道愛の詰まった数々の作品を残しました。遺骨の一部はご遺族によって、瀬戸内海上島諸島の百貫島近海に散骨されたそうです。
サイクリング途上の因島大橋からも百貫島を見れたので、手を合わせました。
「塩川高敏展ー尾道を愛した画家ー」関東地方でも是非開催して欲しいです。あの感動をもう一度!
(註)作品図版はすべてご遺族の了解を取って掲載されています。