韓国ドラマ(私の映画遍歴 No.5)
忘れもしない2003年、巷では「冬のソナタ」という韓国ドラマが話題になっていました。今までの映画遍歴から観る目には自信を持っていたので
NHKの年末集中放送を観る事にしました。正直、得体の知れない韓国のドラマに期待はしていませんでした。ところが、出だしからクロード・ルルーシュ顔負けの映像美、フランシス・レイに勝るとも劣らない音楽に引き込まれてドラマが完結するころには、完全ノックダウン、ヨン様の虜と化していました。当時は慣れないパソコンでペ・ヨンジュンの情報を集めているうちに、何とか使えるようになりました。ヨン様ありがとう!
冬ソナはただのメロドラマと言う人もいますが、ただではないレベルの高いメロドラマです。それからは、他の韓ドラも観まくり状態、韓国にも5、6回は行っています。ついでに韓国語も習いました。言葉が分かると理解も深まります。
上の写真は冬ソナロケ地巡りツアーに参加した時に撮ったユジンの家です。
正面に見える緑色のドアからチェ・ジウが走り出てくるところから第一話
が始まります。下の写真は「美しき日々」にも使われた漢江クルーズ船上で
撮ったものです。漢江とそれをまたぐ橋はしばしば韓ドラに登場します。
韓国映画も沢山観ました。中では、イ・チャンドン監督の「オアシス」(ムン・ソリの熱演に脱帽)、ポン・ジュノ監督の「グエムル」(あのダイナミックな映像は黒沢映画を彷彿とさせる)、ホ・ジノ監督の「八月のクリス
マス」(何ともいえない詩情がある)が印象に残っています。このホ・ジノ監督はヨン様と今をときめくソン・イェジンを主演に「四月の雪」という映画も撮っています。「八月のクリスマス」に比べると、ちょっと物足りませんが、この映画はヨン様繋がりで3回も映画館に足を運びました。日本のファンのマダムたちが、興業収入を押し上げるべく頑張った映画です。
こうして、第一次韓流ブームとやらにどっぷりと浸かっているうちに、気がついたら第四次韓流ブームの到来だそうで、二次と三次は知らないうちに、冬ソナから約20年が経っていました。Netfrixに入って「愛の不時着」
「梨泰院クラス」と観てみましたが、どうもあのトキメキが無い。ということで視聴料金がもったいないので解約中、私の韓流ブームは終わったようです。でも再契約すると、また病気が復活して廃人になってしまうかも…
ヨン様も今は、実業家となり復帰は多分ないでしょう。元々プロデューサー志望で表に出るのが恥ずかしかったそうですから。
2004年4月3日に、自分が日本でどれだけ人気があるのか良く分からずに不安げに羽田空港に降り立った姿を思い出します。
私が追っかけをした初めてで多分最後の芸能人でした。