【ブレインクリニック】自閉症なのに脳波検査をした理由
どうも 自閉症の大学生の春野です
衣替えの季節ですね。
僕は昔から衣替えが出来ない子供で、一年中長袖を着ていたと言う逸話があります。
一年中半袖の子は何も言われないのに、長袖だと奇異の目で見られる現象はなんなんでしょうか。今思えば、これは自閉症由来の症状だった訳ですが。
(ちなみに今は半袖も着れるようになってます)
さて話は変わって。
最近、脳波検査をして発達障害だと診断されたと公表している有名人の方が話題ですよね。
木下優樹菜さんや、終わった人さんなど,脳波によってADHDを診断されたと言う方が多く散見されます。
今の医学によれば、脳波検査で発達障害は診断できないとされているようです。
なのにそんなクリニックが存在するなんて、考えただけで恐ろしいですよね。
でも、実は僕も脳波検査を受けたんです(え?)
なぜ脳波検査をしたのか、ここに記しておきますね
結論から
僕は自閉症を診断するために脳波検査を受けたわけではないからです。
まずMRiを受けた結果、何と僕は視覚障害の半盲症を持っていたことが判明。
半盲が起きている原因は、皮質形成異常症という脳の欠損が原因でした。
皮質形成異常症は簡単に言うならば、
僕の欠損している部位は後頭葉と言う視覚を司る部分で、そこが阻害されると
・半盲症
・相貌失認(人の顔がぼやけて見える)
・色彩失認(色の名前が思い出せない)
・てんかん
などの目に関する障害が起こる場合があります。
さらに脳波検査をした結果、僕には微細のてんかんの波形もあることがわかりました。
今の所無症状ではありますが、脳神経科医の話では、可能性はかなり低いけど、これからてんかんにならないとは言ってあげられない。
と言われてしまいました。(しょぼ〜ん)
その内容をみた精神科の主治医の先生は
「ほー!なるほどね。自閉症の子って脳の疾患を併発してる子が多いんだよねぇ。調べて良かったね」
「そうなんですか」
「でも、こうやって目に見える形で証明してもらうと安心するでしょ」
「するする!」
「でも、自閉症は脳波とかでは分からないの?」
「うん。発達障害特有の波形なんてないもの。脳波で発達障害であると診断するのは今の医療では不可能。そんな所は全部お金目的」
「へー!」
つまり、僕の場合は順序が逆で
結果視覚障害とてんかんの波形が見つかるというファインプレー。
何度も言いますが、発達障害を探すために脳波やMRIを使うことはありえません!
自閉症とてんかんの合併率は高いらしい。
みんな知ってました?これ。
僕もよく調べているんですけど、どういう関係があるのかイマイチわからないんですよね。ASDの人の30パーくらいはてんかんを合併している人が多いらしいです。
どういう仕組みなんでしょうね?
これからの医学の進展を見届けたいところ。
まとめ
こんくらいかな、
みなさん、くれぐれも脳波だけで発達障害と診断するクリニックには気をつけましょう。
精神科で重要なのは、病名ではなく、
この先の未来をどう生きるか?
が重要な医学です。病名の過信はやめましょう。
では!
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