インスピレーションをめぐって
いま、ある方とぼくで小さな本をつくっている。そこにはふたりの書いたものが収録される。小さな物語3つがメインで、そこに少しおまけがつく予定。売り物にするかは、まだわからない。かかわりの中で、お互いに影響を受けあいながら物語を書いたので、とりあえずつくる、というもの。
その中で、"インスピレーション"が、キーワードのひとつになった。
Inspiration
インスピレーション、と日本語でも言いますね(いつからだろう)。ひらめき、霊感? ピーンとくるというやつ、など。
何かをつくるにあたって、また人生の転機に、いつ、どんな時に、どんなものから"インスピレーション"が得られるだろうか。あるいは、それは得られるものだろうか。向こうからやって来るものだろうか。呼び寄せるものだろうか。
Brian Wilson(ブライアン・ウィルソン)の新しいインタビューが公開されて、見たところ、"インスピレーション"の話をしている。
※画面右下のsettingsから日本語字幕も出ます。
インスピレーションは、音楽の愛とピアノから来る。
と言っている。愛からも来る。楽器からも来る。道具から来るということもあるだろう。
ソングライティングについては、
あまり一生懸命書こうとしないこと。ただし、歌を最後まで書くこと。
と言っていて何だか面白い。
ぼくはブライアン・ウィルソンの(そしてThe Beach Boysの)レコード、楽曲、演奏、歌、ハーモニー、何よりその音楽的アイデアから"インスピレーション"を得ることがある。もちろんそれ以外のたくさんの音楽からも。
人生の転機となるような"インスピレーション"を受けることもある。旅とか、あるいは日常の中のふとしたことから。たとえば… という話が、いまつくっている本の中にいくつか出てくる。
(つづく)
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