何にもないと思う中に
今日は久しぶりに朝から晩まで、あちこち歩き回って、歩き疲れて、そうしたら、何だか、いい日だった、と思えた。
今日のことは、何ひとつ、今日のうちには(具体的には、あまり)書きたくないと思う。
簡単に手放したくないことの中には、自分にとって、きっと何か大切なことがある。手放そうとしても、手放せなかったものの中に、と言う方がいいかもしれない。
SNSでも、きっと、そうだ。どうしても出せないものがあり、そのことが自分を支えているのではないか…? と思うことがある。
だからこれを読んでいる人で、自分は書いているけれど、何にもないと思う方がいれば、その、何にもないと思う中に何かあるんだ、と。そこに素晴らしいものがあると自分で思って終わりにしている人とは、逆に、あまり話したいと思わない(きっと、そこにはあまりないからだ)。何もない、何もなくなった、と思う人こそが次のささやかなひとことを生み出せるのではないか。
つい書いてしまったが、今日はあまり、何かを書きたいと思えないままに書いた。
(つづく)