無理してつくらなくていい。いま、何が…
今年の1月、ここ(note)に書き始めて、よし、毎日書いて公開することを今年は続けよう、となった頃、書いたもので印象深く覚えているのは、ミシェル・ルグランの訃報を受けて書いた翌日の話で…
その(ミシェル・ルグランの話を書いた)日は忙しくて、短い時間で書きなぐったわけだ。
その割には、全然読めたもんじゃないかと言うと、そうでもない。まぁまぁ"書けてる"なぁ、と自分では思う。妻に聞いてみたら、「あなたは考えないでやった方がいいんだよ」と言われた。
考える私を少しは肯定してくれよ! と思わなくもない。でも"考えない"ことの効力を考える部分もある、と、まぁそういうことだった。
動いている時は、考えていないだろうか?
何かを感じることなしに、考えることはできないのではないか?
動いている時は、何か感じている。感じているということは、考えてもいるだろうと思う。
けれど、考えているようでいて、考えられてない時があり、ということは、動けているようでいて動けていないということもあるのかもしれない。
感じることができなくなっているのにもかかわらず考えようとしている、というか…
無理してつくらなくていいよ、とぼくは最近よく思っている。とくにしんどさを感じる時はいつも、無理しないで、それより、いま、何が見える? 何が聞こえる? 何が感じられる? と自分に問う。問いさえできれば、必ず返事は返ってくる。
(つづく)
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「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"は、1日めくって、12月18日。今日は「感謝の祈り」を。
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