見出し画像

ユーザベースでの2年間を振り返る。


はじめまして。
“DESIGN BASE” のSPEEDAデザイナーの浅野です。(ユーザベースでははるみんと呼ばれています。)ユーザベースで働き始めてから、ちょうど2年が経とうとしています。今回は私がユーザベースを知ってから〜今日までをふりかえりたいと思います。

timeline_アートボード 1

 ユーザベースにジョイン。

アメリカの大学に在学していた私は、学校で1年間、グラフィックデザイナーのアルバイトをしていました。卒業後、その延長で、契約社員として数ヶ月間働いた後、日本での就職活動を始めました。そして、ユーザベースとの出会いは検索でした。「働く」ということは、順調だったり、壁にぶつかって立ち止まってしまったり、波があるものだと思います。好きなことを仕事にしたい。好きを仕事にして、好きでい続けたかった。辛いことが起きた時にこそ、それでも頑張ろうと思える環境を求めていました。就職活動をする中で、アルバイトやインターンでの経験を振り返りました。「わたしが続けられた理由はなんなのか。」そして、私は「人に恵まれていた」と再確認しました。

「会社の人に恵まれるにはどうしたら良いだろうか。」

そう思った私は、「会社 人 恵まれる 探し方」のように検索しました。そこでヒットしたのはOpenworkで公開されていた、2018年の性格の良い会社ランキング。ユーザベースは1位でした。ユーザベースのホームページで最初に目に入ったのは、「経済情報で、世界を変える」というミッションと「The 7 Values」でした。私は、アメリカの大学を卒業したということもあり、グローバルな環境で働きたかったのです。海外オフィスがあり、様々なバックグラウンドを受け入れているカルチャーにとても魅力を感じました。そして世界を変えるというメッセージ、「デザインで人の役に立ちたい!」と思っていた私の気持ちは高まりました。そして、ユーザベースの従業員のハッピーを追求しているという素敵な姿勢にとても惹かれました。

ところが募集要項を見たところ、中途採用のみでした。「とても働きたいと思えたのに! いや、ダメ元で問い合わせしてみようか。」という流れで、デザイナーの新卒採用についてお問い合わせしました。そして数日後、平野さん(現B2B SaaS事業CDO)と面接し、ご提案がありました。

「正社員ではなくインターンから始めてみないか?」

3ヶ月間、平野さんも私の働く姿勢を見ることができ、ユーザベースのカルチャーが私にフィットしているかを確かめられる。今思えば、確かにGood ideaでした。ユーザベースの採用面接では、「何ができるのか」よりも「どんな人なのか」を聞く姿勢を大事にしています。The 7 Values に基づいて、その人がユーザーベースにフィットをしているのかを重点に置いています。

スクリーンショット 2020-07-22 14.03.49

インターン初日前のオフィス訪問で、PCを借りた日の写真が残っていました。(過去の自分が「初心忘れるなよ」と画像名を付けていました笑)

働くって楽しい〜!

インターンとしてジョインしてからすぐに、SPEEDAの新しい機能である、「トレンド」というプロジェクトにアサインされました。トレンドとは、AIや5Gなど、最新ビジネス情報についてまとまっているレポートのことです。私はレポート内の図解の作成を担当しました。9月末までに目指せ100本リリース。主に平野さんと業務委託の方と3人で進めていきました。

最初は、平野さんから指示をいただいていました。ですが、だんだんと平野さんが忙しくなり待機時間が増えていきました。「・・このままで良いのか。」そう思った私は業務委託の方と相談しながら、プロジェクトを進めました。作業フローの構築、大学生インターンのマネジメント、レポートを書いているアナリストとの連携、スケジューリングなど。そして、ついに9月末に60本近くの図解を完成することができました。1本、平均10図解ずつだとすると、600図解です。(ちなみに期間は3ヶ月) ゴールを提示されて、ゴールまでの行き方は自分で決めてね、というスタイルが私にはあっていたんだと思います。

画像2

上記の写真は、トレンドの図解デザインのブラッシュアップをするために、作った図解を全部印刷して、種類別に分けているところです。

2019年9月末のリリースが終わり、インターン期間が終了となりました。平野さんからは、ぜひ正社員にということでした。「・・!!!! ぜひお願いします!」と、とても嬉しかったのを覚えています。

インターンとして働いて感じたことはいくつかありました。

・インターンでも正社員と変わらず任せてもらえた(ここまでやって良いのか? プロジェクトを進めることから海外デザイナーの採用なども)
・デザインで感謝された(こちらこそ任せていただきありがとうございます!)
・学びが多かった(仕事に取り組む姿勢や、人生の価値観まで)
・アナリストや他のチームの方と共創するのが楽しかった
・はるみんと呼ばれた(フラットな社風最高!)& 居心地がよかった!

上記には書ききれないですが、たくさんのことを実体験し、ユーザベースを人生のー社目として選びました。特に辛いと思ったことはなく、ただただ目の前のことを全力で頑張っていました。佐久間さん(Co-CEO)が4月の入社式で、「楽しむコツは全力でやること」とおっしゃっていました。まさにその通りだなと思った経験です。

正社員になった後も、変わらず(雇用形態が変わっただけ)トレンドを担当していました。アナリストと共に毎週リリースするレポートを決め、12月末までに90本近くをリリースしました。(約900図解です!)コミュニケーションを取りながら、みんなでユーザーに届けることの喜びや楽しさを知りました。そして、トレンドを頑張ってきたおかげで他の仕事を依頼されるようになりました。頑張っていることを誰かが見てくれているのは、とても励みになります。ダイレクトに称賛をしてくれるのは、ユーザベースのカルチャーのひとつです。「はるみんいつもありがとう!」、そう声をかけてくださる方がたくさんいます。そうしてまた、「もっと頑張ろう!」と思えるのです。

人に恵まれましたっ

少しずつ仕事の幅が広がっていく中、デザインの壁を感じました。いつの間にか「楽しい」よりも「不安」という気持ちが増し、うまくいかないことに自己嫌悪。コロナという環境の中でオンとオフをつけることが難しくなり、クリエイティブ制作が思うようにいかない。頭の中が真っ白になりました。そして仕事だけが溜まっていき、時間だけが過ぎていく。進まない中、逃げたいくらい辛くなってしまった私は思い切って平野さんに相談しました。正直、「甘え」とも捉えられてしまうのではないか。不安を抱えながらもオープンに「辛い」という状況を平野さんに共有しました。

相談して平野さんが発した最初の言葉は、「まずは言ってくれてありがとう。」でした。一番負荷がかかっているものは何かを聞いてくださり、平野さんにタスクの一部をお願いすることになりました。「弱音を吐いてすみません」と伝えたところ、「はるみん、弱音は吐いて良いんだよ〜!」という言葉でとうとう涙が溢れてしまいました。

私がこの辛い状況の中、たくさんの方が支えてくださいました。以下は実際に受け取ったメッセージです。

体調だけは崩してはいけません。メンタルも大事に仕事のための人生ではないです。自分を一番大事にしてください。がんばりたいときはがんばっていいと思いますが、はるみんは入社からずっと全力でコミットしてくれているので… はるみんの誠実なところも含めて本当に心配です。アラートきちんと出してくださいね。
無理せず、「情熱を高めて幸せに仕事をする」を目指して、好きを信じてほしいです。でもあくまで長期、だから疲れたときには時に立ち止まったり一歩下がることも長期で情熱を維持していくには必要。そして長期で情熱を燃やし続けられる人はほとんどいない(そしてそういう人がUBには驚くほど集まっている!)から、それを続けられるだけで未来が広がる。

たくさんの素敵な言葉を受け取りました。美味しいものを食べに行こうと誘ってくれる人や気にかけてメッセージを送ってくれる人がいたり。「辛い」と言える環境、相談できる人たちがいるユーザベースに感謝しかありません。こうして私は助けられながら、体調管理とオンオフを意識して「幸せに働く」を心がけました。そして徐々に肉体的・精神的に回復していきました。冒頭で話した「辛いことが起きた時にこそ、それでも頑張ろうと思える環境」とはまさにこのことです。

新しい挑戦へ

昨年の後半から、私自身がずっと作業を行っていたトレンドのプロマネを任されるようになりました。実際に手を動かすだけではなく、引き継ぎながらディレクションができるまでになりました。デザインレビューをされる側から、デザインレビューをする側になっていったのです。

今年の3月頃、平野さんから相談がありました。平野さんが参画している新規事業立ち上げを手伝って欲しい、と。新規事業育成プログラム「Think Beyond 」は新規事業創出の挑戦をできるという場です。検証立ち上げ中の人事向けサービス「TUNING」で、サービス内で出てきたQAや議論を図解化するという内容でした。もちろんSPEEDAのデザインをやりながら、こちらも並行してやっていきました。

トレンドは、アナリストがいるので編集はお任せしていました。デザイナーから、「ここはわかりにくいのでは?もっとこの方が良いのでは?」という提案をします。ですが、ゼロベースから編集をしたことはありませんでした。TUNINGでは、人事の方の知見を入れてもらいながら編集〜図解化まで担当します。下の図解は、実際に作成した図解です。

画像4

TUNING_図解集-02

PDCAを回しながら沢山のことを試しました。週1図解を公開し、3月後半から6月末までの間で11の図解を作成しました。人事の方が実務で使えるようにメンバーの5人と一緒に試行錯誤して図解をブラッシュアップしていきました。TUNINGに参画して、インタビュー以外のリアルな感動を生で受け取る機会が増えました。デザインで感動を与えられている、デザインの力を自分自身で感じた体験でした。(下記はコメントを抜粋させていただきました!)

画像6

新規事業を作るのはSPEEDAとは違った面白さがあります。答えが見えていない中で、みんなで考え、検証して、改善していく。トレンドのリリースもそうでしたが、みんなで一つのものを作っていくのがとても楽しいです。「ここはどうかな?」「はるみんはどう思う?」と、双方向通行コミュニケーションであることもユーザベースのカルチャーです。この素敵な機会に感謝しています。ユーザベースでは、たくさんの挑戦の場があります。私は機会をいただいてばかりですが、もちろん自らがやりたい!と言ったことはできる環境です。「挑戦」をちゃんと応援してくれます。

3年目に突入します

ユーザベースで働き続けていられるのは、やっぱり一緒に働く「仲間」のおかげだと思います。私は「人」に恵まれていると心の底から思います。「会社の人に恵まれるにはどうしたら良いだろうか。」から、ユーザベースと出会えることができました。私は「会社」と「」を基準に、働く場所を選んで正解だったと思います。DESIGN BASEのメンバーのみなさま、ずっと共創してきた他のチームのみなさま、いつもありがとうございます。この場を借りて感謝の気持ちをお伝えさせてください。そして、引き続きよろしくお願いいたします!これからもデザインを通して、人の役に立ちたいです。

最後に、3年目に突入する2021年7月から、INITIALへのレンタル移籍という新たな挑戦が始まります。新しいデザインに触れること、新しい仲間と働くこと、不安もありますが、とてもわくわくしています!これからも感謝を忘れず、頑張っていきます。

支えてくれているメンバーのNoteもぜひご覧ください!最後まで読んでいただきありがとうございました!(素敵なかわいいバナーはくるみさんです♡ ありがとうございます!)


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?