2023 イタリア旅行記 #7 ラヴェンナ→フィレンツェ
5月24日 ラヴェンナへ
テレビ番組やYouTubeで観て、ぜひこの目で見たいと思っていたモザイク。
でもモザイクについてなんの知識もなく、ただ見るだけではもったいないので、今回は奮発して日本人ツアーガイドさんの個人ツアーを予約しました。
ラヴェンナは初めてなので、車でボローニャのホテルからピックアップ→ラヴェンナ見学→フィレンツェへ送ってもらうというわがままコースを設定。モザイク見学に必要な入場の予約などもすべてお任せで、ランチもおすすめのトラットリアを紹介してもらうという至れり尽くせりのツアーです。
写真OKの場所はすべて撮りましたが、これは肉眼で見なければ感動が伝わらない。ルネッサンス期よりもはるか前の芸術です。
モザイクは、本来イタリアのいろいろなところにあったらしいですが、戦や賊に掠奪されたりしてほとんど残っていないものが、ラヴェンナはなぜか残ったらしい。人口も少なく、争いごとがなかったのかもしれませんね。
教会や洗礼堂の外装はレンガ作りの質素なイメージですが、中に入ると素晴らしいモザイクがあります。写真多めですが、その美しさをちょっとだけおすそ分け。
アリアーニ洗礼堂
こちらには洗礼のための桶はもうありませんでしたが、モザイク画でキリストが洗礼を受けている場面を見ることができました。
サンタポリナーレ ヌオヴォ聖堂
両側の壁面いっぱいにモザイク画が描かれていました。天井がかなり高く、よってモザイク画もかなり高い位置に。どうやって描いたのでしょう。
ネオニアーノ洗礼堂
こちらには洗礼のための桶が残っていました。天井だけではなく、壁や柱にもモザイクがあって美しい。
ランチはガイドさんおすすめのトラットリアで
閑静な住宅街のような雰囲気のラヴェンナでは、都心部にあるようなゴチャゴチャしたお店はなく、ガイドさんが素敵なトラットリアを紹介してくれました。
前菜はガイドさんのおすすめで、火を入れた生ハムをバルサミコ酢で和えたサラダ的なもの。酸味と甘さが程よくとても美味しかったです。
写真には写っていませんが、暑かったので冷えた白ワインをいただいております☺️
パスタは2種類をシェア。
手前はタリアテッレ・アル・ラグー、向こうはバジルと木の実のペーストだったかな?
こちらもとても美味しかったです。
次の目的地へ向かう途中に、こんな落書き?なのかアートなのか?
サン・ヴィターレ聖堂とガッラ・プラキディア廟堂
隣り合っている聖堂と廟堂。
先に廟堂の中を見学します。
外があまりにもお天気が良かったので、一歩中に入るとその暗さに映える窓からの光。
そして夜を感じさせるモザイクの星たち。
そしてお隣の聖堂へ
ここは素晴らしかったです。
この日は見学の人も少なく、中にいるのが自分たちだけという時間が少しありました。独り占め感ハンパない😋
モザイクと光と建物自体の美しさに圧倒されます。
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂
車で移動して、草原の中にポツンとあるクラッセのサンタポリナーレ聖堂。この景色がまた格別です。
こーんなだだっ広いところにドーン
中は緑色が印象的な素朴な雰囲気のモザイク
天井が高く、体育館のように大きいです。
全体的に自然豊かな感じがいたします。
ここでラヴェンナのモザイク見学は終了。
宗教的な背景や、歴史をもっと学んでおけばまた深い楽しみ方ができたと思いますが、初心者でも十分その美しさは堪能できました。
一路フィレンツェへ移動
後ろ髪引かれる思いで、高速道路に乗ってフィレンツェへ移動🚗
ラヴェンナから2時間半くらいかかりましたから、日本で例えると関越で埼玉から新潟へ行くような感じでしょうか。意外と遠かったのですね。
途中丘の上に、今回は行くことの叶わなかったボローニャのサン・ルカ大聖堂が見えました。
運転していただいてるのは、ツアーガイドさんの旦那さまで、今回はジロ・デ・イタリアを観にきたことや、ロードバイクに乗っていることなど共通の趣味の話題で車内は盛り上がりました。旦那さまはイタリア人なので、ガイドさんが通訳をしてくれましたが。
ご家族でドロミテにサイクリングに行かれるそうで、おすすめコースなど教えてくださいました🚴♀️🚴走ってみたいなぁ。
そしていよいよフィレンツェに到着❗️
予約してあるホテルまで送っていただきガイドさんたちとはお別れです。
グラッツェ、アリヴェデルチ👋
まだ陽が沈む前なので、やはりフィレンツェに来たら見ておかないと、とチェックインしてすぐにお散歩。
だいぶ歩いて疲れているので、この日のお夕飯もスーパーで買って済ませました。
実は、明日はもうフィレンツェを離れるのです。
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