36年間生きてきて、恥ずかしいことに失敗は何度もある。
プライベートでも、仕事でも。
大きいことから、小さいこと、涙が出た失敗もあれば、笑えるようなものまでたくさん。
わたしの場合、プライベートだと考え方の柔軟性が無くなったときや、頑固さが出たとき、仕事だと勘違いと確認不足が原因のことが多い。
何にしろ、失敗しないためには事前準備をする時間が必要なタイプらしい。
その時間で自分の考えをまとめることで、安心感と心の余裕が生まれて落ち着くことができる。
その経験から、不安とは「わからない」からうまれるということに気がついた。
「相手がどんな人かわからない」
「何を考えているかわからない」
「どう行動したらいいのかわからない」
「このあと何が起こるかわからない」
「何が正しいかわからない」
わからないから不安になるし、わからないから心配が募る。
準備しても失敗することもあるけれど、ちゃんと考えてその時ベストだと思って決めたことならどんな結果も受け止めるしかないと思う。
失敗すると、落ち込むし、後悔するし、自分はどうしてこうなんだろうとネガティヴ思考に陥ったりしてしまう。
あの時ああしていれば、こう言っていたら、もし違う選択をしていたら…思っても仕方ないとわかっているのに、ついつい考えてしまう。
失敗をさんざん引きずって、立ち直るのに時間がかかって、それを繰り返してあるとき気付いたことがある。
それは、失敗のあとに必要なのは悔やむことではなく「これからどうするか」ということだけ。
落ち込んでも、後悔しても、過ぎてしまったことはやり直せない。
鬱々とした気持ちはその日に置いてくる。
(初めはそんなの無理でした。でも、意識することで少しずつできるようになりました。今では帰りの電車の中に置いてこられるようになりました。)
失敗からうまれた感情と失敗そのものを切り離して、失敗した事実だけを受け止める。
次に、なぜそうなったかを考える。
そして、これからどうしたらいいかを考えて、それを実践する。
「過ちは誰にでもあるけれど、その過ちを改めないことこそが本当の過ちだ」(論語より)という古い言葉もある。
失敗したということよりも、そこから何を学び、気付き、そのあとどうするかがとても重要だ。
「あの失敗があったから成長した今がある」と言えるかどうかは、全て失敗のあとの行動にかかっている。
逆に、その行動をきちんととれれば、失敗はそんなに怖くないということになる。
…いや、でも、やっぱり怖い。
できれば失敗したくない。
でもでも、失敗を恐れずに挑戦できる自分でもありたい。
怖がって挑戦できない生き方は、私にとっては失敗だと思う。
何かをするときに怖気付いたら、この投稿を読み返すことにします。
新しいこと、やりたいことに挑戦しよう。
失敗しても大丈夫。
大事なことはそのあとどう行動するかだから。