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レコ発あるいは温故知新 ~私的ライヴレポ(21)THE YELLOW MONKEY
THE YELLOW MONKEY
TOUR 2024/25 Sparkleの惑星X
2024年11月1日(金)
名古屋国際会議場 センチュリーホール
◇ ◇ ◇
THE YELLOW MONKEY
11枚目のアルバムが発売され
本格的な再始動となる
長期的ホールツアーの3本目
名古屋公演に行ってきました
雨の中 時間ぎりぎりで到着
記念写真も撮れずでしたが
復活という言葉にふさわしい
希望と幸福感に満ちたライヴでした
個人的には2019年の名古屋ドーム以来
久しぶりの全国ツアー
地方住民にとって
居住地で推しに会えるのは
とても嬉しいことです
◇
(以下、演目の内容に関する記述を含みます。)
◇
◇
◇
今年は
94年発表の3rdアルバム
「jaguar hard pain」から30年
ということで
当時の雰囲気を想わせる一幕もあり
初めて聴く新譜の生演奏と
まさかの初期名曲の再演を
一夜のライヴで同時に観られるとは
想像の斜め上だったというか
もちろん当時の衣装や演出はなく
同じ楽曲でありながらも
現在の技術的により高まった演奏と
余裕のある歌唱によって
また違った魅力が生まれていたのも確か
若い頃のヒリヒリと尖った感じも
ロックの真髄を体現していて
初見から何十年と
変わらず大好きなのですが
表情や言葉遣いが優しくなり
穏やかな空気を纏っている今
還暦世代の彼らもまた
年齢を超越して舞台に立ち
変わらぬ艶やかな身のこなしで
次世代をも魅了してゆく
この事実が既に尋常ではなく
ロックとしか言いようがなくて
![](https://assets.st-note.com/img/1730706730-5Km3szWRkAh9iEHNBaL1oSXl.jpg?width=1200)
正直このライヴを観るまでは
ずっと大好きなバンドだけど
昔と今は違う
という見方が大前提で
なんとなく切り分けて考えていた
そんな気がして
今いちど認識を改めました
妖しさも艶も
少しも衰えていないどころか
新兵器 大人の余裕
やわらかな凶器の威力に
底知れぬ深みを感じました
◇
私がTHE YELLOW MONKEYを知って
本格的にファンとして追い始めたのは
ラジオから流れてきた
Love Communication がきっかけで
95年の4thアルバム「smile」以降が
リアタイということになり
「jaguar」はその寸前なので
新世代の人たちや再集結以後の
後追いのファンの方と同じように
演劇仕立てのライヴなど当時の空気は
見逃してしまった過去なのです
だから本当に
今回のライヴは貴重な体験で
今までにも時々その頃の曲を
ライヴで聴く機会はあったものの
改めて特集扱いされたことはなく
思わぬ展開に
ちょっと言葉では表せないくらいの
興奮がありました
◇
全体的な感想としては
今年(来月)還暦を迎えるエマさんのギターが
いつにも増して冴え渡っていました
吉井さんのトークに応じる形で
マイクを通してコメントを挟む場面もあり
brainchild'sでの和やかな雰囲気が垣間見え
貫禄の演奏と ゆるい会話の温度差は
平常運転の安定感として伝わりました
バンド全体にテンション高く
吉井さんのリハビリ後の喉の具合も
声の調子に違和感や不安は感じられず
実際まだ回復の途中ではあるのかなと
思うところも時折ありましたが
歌声そのものがとても力強く
バンドで歌うことが心底楽しいと
喜びがまっすぐに溢れてくるような
良い印象を受けたので
余計な心配は消えました
今回こそは心の底から嬉しい
おかえりなさいという気持ち
素晴らしい演奏 楽しい時間を
ありがとうございました
◇ ◇ ◇
バンドの誕生日12/28の武道館公演は
全国の映画館でライヴビューイングが
開催されると発表されました
馴染みの劇場を見つけて
抽選申し込み完了
楽しみです
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