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編集後記:貪欲な表現者・三浦春馬の本気に溺れる

編集後記という名の、ひとり反省会。
個人の覚え書きだけど、振り返りのために公開してしまおうと思う。

たくさん読んでいただき、スキももらっている以下のnoteについて、もっと掘り下げられたのにな、と反省している箇所がある。

「3. 俳優の枠を超えた、作品へのかかわり」で触れた、『ひとりの男としてベストを尽くすことが出来た』という言葉についてだ。

この言葉の示すものについて、記事では「日本製」のコメントをサラッと引いて終わらせている、

しかし、田中光敏監督のインタビューやブログ、共演者の発言、五代友厚プロジェクトのブログなどから、春馬くんの思う「男とは」をもっと深く探れたはず。この作品の現場で、彼は「ひとりの男として」どうベストを尽くしていたのか。俳優としてだけではない彼の魅力に、より迫れたはず。そう思っている。

やっぱり、量産しすぎて、書いた記事を冷静にみる時間が足りていないのだなと思い知る。こういう細部への手抜きは、良くない。

元々、天外者のレビューを3部作にしたのは、少しずつ視点を変えて書きたかったのが理由だが、その試みは成功していたのか。「史実と比較編」は五代友厚プロジェクトの方の視点で、「ストーリーネタバレ編」は作品そのものを楽しむ視点で、「ひたすら春馬くんを愛でる編」はわたし自身の視点にしたつもりだった。

結局、どこまで行っても私は私でしかない、と気づいて改訂したものが最も読まれたということを、今後の学びとしたい。

謎の熱の込め方についてのノウハウが、だいぶ自分の中に溜まってきたように思うので、今後は「春馬作品のファンとして『マツコの知らない世界』に出ちゃう人」を頭に思い描きながら、書いてみようかと思っている。

動画や音楽といった、急激に深く、わかりやすく人の心に刺さる手段で自分を表現することができない私は、文章を綴り続けるしかない。コピーライティングの能力も無いらしい。こうして書き続ける中での学びを反映させていくことが、自分の好きなものの魅力を遠くまで届ける力につながると、信じることにしよう。


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はるまふじ
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